乃亜様が脱衣の師匠としてボイスを担当した『AKIBA’S TRIP』鼎談企画【乃亜流ゲームコラム】

乃亜
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 アクワイアから『AKIBA’S TRIP』10周年を記念して、『AKIBA’S TRIP PLUS』のHDリマスター移植版『AKIBA’S TRIP ファーストメモリー』が2021年5月20日に発売されます。

  • ※画像は『AKIBA’S TRIP ファーストメモリー』のもの。

 『AKIBA’S TRIP』はリアルに再現された秋葉原の街を舞台に人と吸血鬼のバトルを描いた作品。吸血鬼に直射日光を当てるために服を脱がす“ストリップアクション”ゲームです。

 『AKIBA’S TRIP』10周年と『AKIBA’S TRIP ファーストメモリー』の発売を記念して、『AKIBA’S TRIP』シナリオ担当のアサウラさんと、御堂聡子役の声優・宮川美保さん、師匠のCVを担当いたしました私、乃亜の3者鼎談の模様をお届けいたします。

※本鼎談は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、感染症に十分注意して行っています。

10年前の『AKIBA’S TRIP』発売記念イベント

乃亜:ごきげんよう。この3人が集まるのは久しぶりだね。

アサウラ:3人がそろったのは10年前ですもんね。

宮川:『アキバズトリップ』発売イベントの時かな。

アサウラ:謎の朗読会をやれと言われたアレですね。

乃亜:覚えていますか? 10年前のこと……。

  • ※画像はPSP版のもの。

アサウラ:発売イベントは秋葉原ディアステージを貸し切ってライブイベントをやりつつ、師匠と聡子の朗読劇がありましたね。プロデューサーの広瀬さんから、朗読劇用のお話も作ってくれと言われました。

宮川:確か私は聡子っぽいスーツの衣装を着て、朗読劇ではコンコンってノックするシーンがあったのは覚えてる。乃亜ちゃんも色っぽい衣装を着ていて……。

乃亜:薄暗い中でね。

アサウラ:実は当時はめちゃくちゃ恥ずかしかったんです。僕が書いた文章を朗読されるというのは『AKIBA’S TRIP』が初めてで。しかも卑猥な内容で……。

乃亜:あははは、卑猥だったね。

『AKIBA’S TRIP』の収録

アサウラ:お二人とも収録は一緒だったのですか?

乃亜:確かゲームの音声はピンで収録だったと思う。

宮川:師匠と聡子はラジオドラマも収録したから、そこで初めて乃亜ちゃんと私が出会ったんだよね。ラジオドラマ収録の前に、当時の事務所のマネージャーに「セクシー女優の方と一緒のスタジオで2人で録る掛け合いの仕事は大丈夫ですか?」って言われて、面白そうですねって答えたの!

乃亜:断られなくてよかった~。

宮川:当日まで会う機会もなかったし、すごく緊張していったのを覚えてる。しかもその収録の日はあまり喋らなかったよね。

乃亜:そうだね。私は掛け合いの収録自体が初めてだったから、お喋りする余裕がなかったもんね。紙を捲る音が入らないようにとか、緊張してたわ。

宮川:イベント当日は色々お喋りできて、話してみたらスゴい気さくで! 盛り上がって連絡先交換して、それから仲良くなったんだよね。

乃亜:じゃあ10年の付き合いになるんだ、早いね~色々あったね。

宮川:10周年なんだし、ドラマCDも撮り直したかった~!

アサウラ:今回の『AKIBA’S TRIPファーストメモリー』は特典が豪華なんですけど、ドラマCDは付いてないですね。

宮川:サントラはあるのに……。

アサウラ:アレ、面白かったんですけどね~! 面白くって当初の予定の収録時間をだいぶオーバーしたから、ディスクが2枚になったんですよ!

乃亜:え? それはアサウラさんが楽しくなって書き過ぎたってこと?

アサウラ:そうですね、早い段階で当時のプロデューサーの広瀬Pがそっと2枚組にしてくれました。「これは絶対に収まらないですよね」って言ったら「大丈夫、もう2枚組にしてあるから」って。

宮川:セリフ多かったもんね~。

『アキバズトリップ』というタイトル

アサウラ:最初、僕は普通に『アキバ・ストリップ』だと思っていたんです。

乃亜:衣服を脱ぐ“ストリップ”だもんね。

アサウラ:でも広瀬Pが「よく見てください、点が入っているじゃないですか、『アキバズトリップ』なんです!」って。

宮川:ダブルミーニングなんだ。うまいタイトルだね。

アサウラ:実際、当時の秋葉原はオタクの聖地として今よりも人気があったので、行ったことがない人でも秋葉原という街を楽しめるようにと。リアルな秋葉原の街を再現して、そこに行ったかのような感じにしたい……というテイにしつつ、僕はストリップのほうが強いかな~と思っていますけどね。

乃亜:確かに当時の秋葉原って人気だったね。

宮川:「萌え~」って言ってた頃でしょう?

アサウラ:そうですね、電車男のちょっと後くらいかな。発売元のアクワイアさんが秋葉原にあるので、窓を開けたらリアルな資料があるわけです。街もそうですけど、公園なんかびっくりするくらいリアルですからね。マップとマップがシームレスで繋がっているわけではないけど、オタクショップがあるあたりは『AKIBA’S TRIP』で秋葉原の地理を予習してから観光しましたーという方もいましたね。

  • ※画像はPSP版のもの。

宮川:今の秋葉原はオフィス街になっちゃってるから……。

アサウラ:SEGAのゲームセンターもなくなったし、街の風景が変わってしまいましたね。

乃亜:オタク的に輝いていた頃の思い出の秋葉原が楽しめるのは『AKIBA’S TRIP』だけだね!

シナリオについて

乃亜:『AKIBA’S TRIP』は全体的にアサウラさんがお話を書いてるよね。

アサウラ:そうですね、建前上シナリオ協力ということになっていますけど、9割方は1人で書いてます。

 その頃、僕の作品がアニメ化するかしないかという時だったので、当時の出版社の方にゲームのシナリオにメインで関わりますとは言いづらくて。「シナリオ協力という立場で参加しますね~」という感じで言っておいたんですよ。街の人の細かいセリフとかはさすがにやっていませんけど。イベントシーンのセリフはだいたい僕です。

乃亜:シナリオのオタクっぽい小ネタって、懐かしいけど今のコに通じるのかな? 大丈夫だ問題ないとか、古いもんね。

アサウラ:えー! 通じると思うんですけどねー! メイドさんとかは古く感じるかなぁとは思うんですけど、当時は他の作品でも「メイド服を着せてりゃいいだろ」ってくらい流行っていた時代だったので。

  • ※画像はPSP版のもの。

宮川:メイドも流行ってた! 色々懐かしい~。

アサウラ:シナリオは周回する前提で作ってくださいと言われていたんです。なのでシナリオは短くていいって言われたんですけど、勝手に長くしちゃいました!

乃亜:長くしちゃうんだ。

アサウラ:本来、会社としてのイメージは、もっとシンプルなバカゲーだったと思うんです。ストーリーやキャラクターの厚みはなくていいから、ゲームとして面白い、オシャレでシンプルな作品になるはずだったんです。

宮川:キャラの色は濃いよね。

アサウラ:広瀬Pも最初からそれは違うと思っていたんでしょうね。イラストレーターのtanuさんを呼んだ時点でキャラクター要素がだいぶ強くなりました。tanuさんのキャラクターデザインが上がってきた段階で、もっとこのキャラを掘り下げていこう、盛っていこうと、どんどん厚みが増していった結果、このようなゲームになりました。

宮川:キャラ掘り下げてくれてよかった~!

アサウラ:結果的によかったと思います……僕のギャラが少ない以外は。会社としてはもっと容量が少ないシンプルな仕事量の依頼だったので、全然安かったんですよ。

乃亜:でも、仕事量を増やしたのは……。

アサウラ:勝手に増やしたのは僕です。何も言えないですね。

宮川:増やしたおかげで聡子もいっぱい喋ったわけだし、嬉しい!

乃亜:聡子は説明役としてのセリフも多いよね。

アサウラ:そうですね。聡子は根が真面目なので説明できるんですよ。勉強もしているし、真っ当な立場の人間なんです。聡子のセリフ量はヒロインの次くらいに多いかもしれないですね。師匠もキャラが立っていて、無理難題を言っても師匠ならこう言うだろうとイベントに組み込みやすかったですし、いくらでも仕事量は増やせますね!

師匠と聡子

宮川:御堂聡子はしっかりしてるようで、しっかりしていない感じ。自分はしっかりしてると言いつつ、周りに流されていくというキャラクターです。私ってこういうタイプのキャラクターを演じることが多いんですけど、こんなに喋る役は他にはないから……なんだか愛着のあるキャラクターなんです。

  • ※画像はPSP版のもの。

 先日、久しぶりに聡子のシーンを聴いてみたんですけど、自分が思ったよりもちゃんと演じていて安心しました!

アサウラ:キャストはピッタリでしたね! 誰一人として合ってない方がいなかったので、誰も文句がなくて皆で「いいねぇ、いいねぇ」と言っていました。

宮川:嬉しい~!

アサウラ:乃亜さんは師匠という脱衣の技を教える役でしたけど、最初は脱衣のテクニックを教えるチュートリアルが必要だねと話していまして、誰かから教えてもらう形がいいんじゃないかとなりました。

  • ※画像はPSP版のもの。

 だったら脱がすのが好きな痴女がいいんじゃないかとなった時に「もう乃亜さんでいいんじゃないか」って僕か広瀬Pが言い出したんですよ。キャラデザも乃亜さんにしちゃおうって何回も写真を送ってもらったりして。

乃亜:覚えてる! 写真はググったら色々出てくるのに「イラストレーターの方へのセクハラになっちゃうかもしれないので、服を着ているやつを送ってください」って言われたのよ。

アサウラ:で、師匠役の声優もお願いしちゃいましょうというか、当たり前のように決まっていましたね。実際下手でもいいじゃないか、それはそれで面白いよという感じだったんですけど、いざ収録をしてみたら音響監督の人も褒めていて「あの人は何者なの?」って聞かれて「A…じ…女優さんです」って説明したり。

乃亜:痴女が出てくるってなったら面積の小さい衣装で露出好きだったり、ヤリヤリな女を痴女ですって表現されることが多いんだけど、ちゃんと痴女とはどういうものかまで描いてあるから、アサウラさんはすごいな~と思ったよ。性奴隷を見下しているんじゃなくて、愛おしく思っているし尊敬もしているという部分をちゃんと描いているのは素晴らしいですよね。

アサウラ:嬉しいですね。強い個性を持っていて愛されるキャラっていうところもそうですが、聡子との関係性を考えたらそういった痴女表現になりました。

宮川:聡子と師匠は百合関係にあるもんね。

アサウラ:百合のレベルなんですかね~!

●『AKIBA'S TRIP ファーストメモリー』 キャラムービー 師匠ver.

セリフが長くない?

乃亜:そういえば師匠ってチュートリアル役でしょう。早くゲームやりたいのにチュートリアルに入るまでの師匠の話が長いよね。

アサウラ:ここで言い訳をさせていただきたいんですけど!! このゲームでよく言われるんです、「セリフが長い」と!!

乃亜:長いよ。

アサウラ:これは、なぜかと言うとですね、僕はシナリオライターなのでどんなゲームになるのかわからなかったんですよ。なので、シナリオをコントロールできるのが強制イベントだけだったんです。そこで、全部のストーリーを描くしかなかったんです。そうすると、強制イベントがどうしても長くなってしまったんです! 

 気軽に話しかけて小さく吹き出しが出てくるセリフはどうなるのかわからなくて、コントロールできなかったんです! その結果、長くなったんです!! それに『AKIBA’S TRIP 』の初代は、一部のイベント以外は声がなかったんです!!

  • ※画像はPSP版のもの。

宮川:そうだね。

アサウラ:だから、テキストを見てボタンをポッポッポと漫画を読む感じで流せるんです。ですが、『AKIBA’S TRIP PLUS』になってフルボイスになったんですよ!

乃亜:え? フルボイスのせいだと……?

アサウラ:フルボイスになると声優さんが喋ってるから嬉しくて、皆、ちゃんと聴くわけですよ! そうすると、めちゃくちゃ長くなってしまうんです! その結果『AKIBA’S TRIP PLUS』になった途端に「シナリオが長い」って苦情が多くなってしまったんです!

宮川:ちょっとストレスになっちゃったのかな。

アサウラ:でもフルボイスは当初の企画には入っていなかったし、僕の責任ではないんです!

乃亜:そうか、うん。

アサウラ:これは言っておきたい! 僕は悪くない!!

妹へのこだわり

乃亜:『AKIBA’S TRIP』って妹へのこだわりを感じるんだけど……。

アサウラ:妹システムは、僕の提案でできたんですよ。

宮川:アサウラさんが妹好きなの?

アサウラ:いえ、実は最初、主人公の性別は男女の選択ができたんです。でも、予算か何かの都合で男キャラしか作れなくなったと。とはいえ女性キャラにも衣装を着せたい、どうにかならないかと考えた時に「妹を作って着せ替えできるようにすればいいんじゃないか」と思いついたのが妹システムの始まりですね。

宮川:着せ替え人形なんだね!

アサウラ:着せ替え人形から始まったんですけど、そうしたらかなり早い段階で妹の部屋ができていたんですよ……。

乃亜:すごく力が入ってるよね。

アサウラ:そうなんですよ、豚の貯金箱にお金が刺さってたりとか……。

乃亜:そうそう! 妹に貢いだりもするもんね!

宮川:え? 妹にお金を?

アサウラ:そうですね、とてもいい妹で、お金を積むと好感度が上がっていくんですよ!

宮川:へぇ~それって『ときメモ』要素があるってこと?

乃亜:『ときメモ』はお金で心が動いたりしないよ!

宮川:あ、そっか!

アサウラ:個人的にお小遣いで態度が変わって「お兄ちゃん大好きぃ~♪」ってなる妹キャラがコミカルでいいなぁと思いまして。

乃亜:妹もそうだし、オマケ要素が充実していて素晴らしいよね。

宮川:クレーンゲームみたいなミニゲームもあるもんね。

アサウラ:『サムライ☆キッチン』は、あそこまでちゃんとしたゲームが仕上がっていて流石だなと思いましたね!

宮川:『サムライ☆キッチン』って……。

アサウラ:『東京トイボックス』という秋葉原のゲーム会社を舞台にした漫画の中の主人公たちが作っているゲームなんですよ。『東京トイボックス』の取材先がアクワイアさんだったんです。クリエイターからすると涙が出るような作品で、当時は僕も広瀬Pも大好きで盛り上がって、コラボもノリノリで、力が入っていますね。

妹のパンツ

乃亜:武器や衣装の収集要素も好きだな。

アサウラ:本来ならもう1つ、加えたいものがあったんですよ。でも広瀬Pに「ダメですね」って言われちゃって……。

宮川:何を追加したかったの?

アサウラ:妹のパンツですね。頭の装備にしたかったんです。

宮川:え? 被るってこと?

アサウラ:『変態仮面』にしたかったんです。シナリオもほぼ終わって開発もひと段落した時に「これだ!」って思いついて、慌ててスカイプで連絡して「どうですか? 入れられませんか?」って言ったんですけど、ダメですって言われちゃって。

宮川:まぁパンツだもんね、倫理的に……。

アサウラ:いえ、開発もひと段落した頃だったので、なんでもっと早く言わなかったんだって。

乃亜:早く言えば出来たんだ! すごいね!

アサウラ:このゲームは全体的に言えることなんですけど「このゲームは出せますか? PSPですよ?」という疑問に対して、広瀬Pは「画質のクオリティ的にエロく見えないんで大丈夫です!」と答えてくれましたね。

宮川:わぁ~、めっちゃいい話それ~!

アサウラ:『AKIBA’S TRIP PLUS』になった段階で、キャラクターが可愛くなりましたキレイになりましたって言われて「大丈夫なのか?」と心配だったんですが、今回の『AKIBA’S TRIP ファーストメモリー』はさらにキレイになっているわけで……まぁ、一度出せたから大丈夫なんでしょうね!

宮川:うんうん、そうですね!

乃亜:本当に思いついた要素をガンガン追加していってたんだね。

宮川:ゲームってそんな感じで作るんだね~!

アサウラ:このゲームに関しては、ライブ感がすごかったです。ストーリー・設定・キャラクターは僕とtanuさんと広瀬Pで考えていたので、何か思いついた時はこの3人の同意が取れればOKだったんです。そんな感じだったので、思いついたらどんどんアイデアを出していって発展させていった結果、奇想天外なゲームになったわけです。

 作中のゲーム内作品に『ITウィッチまりあ』というのがあるんですけど、あれも最初のネタ出しで、作中でオリジナルの作品が出たら面白いよね~というのがあったんです。で、一旦は没になったんですけど……。

宮川:うんうん。

アサウラ:その後、乃亜さんが関係してる気がするんですけど、広瀬Pが夜中にいきなり変なこと言い出して……。「アサウラさん、虫を食べる女の子ってどう思います?」って……。いきなり言い出したからどうしちゃったんだって思って話を聞いたら、虫を食べる女の子のミニゲームはどうだろうとか言い出して。

乃亜:あー関係してるね!

アサウラ:やっぱり! そうですよね!!

乃亜:広瀬Pとの飲み会にね、昆虫を食べる趣味がある女の子を連れて行ったのよ。位置情報でご当地の昆虫をゲットして、それをカノジョに食べさせて親密度を高めていく「バグプラス」ってゲームが出来たら楽しいねって盛り上がったりしたわ。

アサウラ:それですよ! 刺さっちゃったんでしょうね……すごく嬉しそうに「虫を食べる女の子って個性的でいいじゃないですか!」って言ってきたんです。

 「気持ち悪いだけですよ!」って言っても「気持ち悪くない! 素敵だ!」って熱くなるし、広瀬Pの性癖はわかりましたからって終わらせようとしてもダメで、すごく長い喧嘩というか議論をしたあとに落ち着いて考えてみたら「あ、ヤバい。権限は広瀬Pの方にあるから本気でねじ込まれたらヤバいな」と。

宮川:ほんとだ!

アサウラ:そこでその日のうちに『ITウィッチまりあ』の設定からシナリオまでものすごい量を書いたんです。広瀬Pが動く前に決定稿を出すしかないと思って。それで決まったのが『ITウィッチまりあ』で、僕はとても頑張った記憶がありますね!

乃亜:まさかの話だったよ……『ITウィッチまりあ』に決まってよかったね。

アサウラ:そうなんですけど……最後の最後で広瀬Pが「『バグプラス』ってゲームが出たよ」ってセリフを勝手に入れたんですよ……。

宮川:諦めきれなかったんだ!

アサウラ:そうしたらですね…炎上したんです!

宮川:なんで!?

アサウラ:まったく関係ないんですけど、『AKIBA’S TRIP』を出した後の『ラブプラス』の新作が……。

乃亜:あっ……バグが……!

アサウラ:俺たちのカノジョを揶揄していると思われてしまいまして。

宮川:バグが多いだとかの悪口だと思われちゃったの!?

乃亜:アハハ、昆虫のことなのに!

アサウラ:いや、ホントいろんな思い出がありますね。

改めてゲームを遊んでみて

宮川:10年前に遊んだっきりだからすっかり忘れてて、また遊ぶのが楽しみです。

アサウラ:10年前の初代はハメ技みたいなバグもあったし、ロードも長かったですが『AKIBA’S TRIP ファーストメモリー』が楽しみですね。

宮川:ロードは長かった~!

アサウラ:そう、ロードが長かったのでロード画面に広告を入れましょうって話になったんですよ。

乃亜:それで実店舗の広告が入ってるんだ!

アサウラ:ここまでガッツリ企業やラーメン屋さんなどの小さい店舗まで広告が入ってるゲームは、これが初めてなんじゃないかと思います。秋葉原の街を再現するために、実際のお店がないと雰囲気が出ませんし。

 その結果、先ほどの『東京トイボックス』でも主人公たちのゲームのロードが長くなるってところで広告を入れて楽しい感じにしようというフィードバックが起こって嬉しかったですね。

宮川:すごく繋がってるよね。また皆さんと何か出来たらいいなぁ。

アサウラ:そうですね。何か企画を考えないと!

おしまい。

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