彼らは英雄ではない。荒廃した世界を浄化する新作RPG『オーバーエクリプス』を遊んだ感想は?
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- 紅葉つかさ
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アピリッツから初夏に配信が予定されている、新作スマートフォン向けゲーム『オーバーエクリプス』。リリースを間近に控える本作を事前にプレイできる機会をいただいたので、本記事では本作の世界観について紹介します。
●『オーバーエクリプス』ティザームービー
本作は、“ホシスナ”と呼ばれる驚異に立ち向かう、荒廃した世界を浄化するオープンワールドRPG。プレイヤーは“ホシスナ”を浄化できる浄化者(インヴォーカー)として、各地を巡っていきます。
公式サイトによると、ストーリーはこのようになっています。
ストーリー
惑星ホロス。
ホシスナで満ちた、穢れた世界。
生きとし生けるものは皆、ホシスナ症候群に蝕まれる。
理性を失い、ホシビトとなる恐怖に人々は脅かされている。
「浄化者(インヴォーカー)」
ホシスナを浄化する力をその身に宿した、唯一の存在。
彼らは英雄ではない。
彼らは賞賛されない。
不浄を払う、不浄の人間。
それでも彼らは浄化を続ける。
己の存在意義のために。
“ホシスナ”に蝕まれたディストピア的な世界
『オーバーエクリプス』はこのように、ディストピア的な世界を舞台にしています。実際、最初から登場している仲間が“ホシスナ症候群”に蝕まれているシーンをかなり序盤に見ることができるので、ストーリーも暗く重いことがわかります。
本作のストーリーは、オープンワールドのフィールドで特定数の“ホシスナ”を浄化したり、敵を倒すことで進んでいきます。そのフィールドには、ビルなどの人工的な建造物はあまりなく、文明が衰退しているように見えました。実際にフィールドを探索してみても、やはりディストピア的な世界観でしたね。
オープンワールドなので、いろいろなところに出向いてみましたが、見渡す限り海や森などの自然ばかり。もしかしたら、見つけられていないだけで、文明が発展しているような場所があるのかもしれませんし、ストーリーを進めるとそういった場所に行けるかもしれません。
ディストピア的な世界で残っている文明がどのようなものなのかは気になります。
実際、ストーリーを進めていると“ホシスナ”の浄化のためにさまざまな場所に出向くことになるのでこういった場所は登場してもおかしくないですしね。
ですが、自然はかなり残っているので、“ホシスナ”に浸食される生物以外は比較的悪い環境ではないのでしょうか。
しかし、やはりというか、いたるところで“ホシスナ”に浸食された生物が徘徊している姿をみると、やっぱりこの世界はディストピア的な重い世界なんだとわかります。
そんな世界ですが、プレイヤーの仲間としてたくさんのキャラクターが登場し、“ホシスナ”の浄化を助けてくれます。
浄化者のするべきことについて教えてくれる先輩がいたり、いっしょに戦ってくれる仲間がいたり。序盤から何人も登場する仲間のおかげで、この世界で1人ではないことを感じられます。もちろん、それぞれのキャラクターに魅力があるからなのですが。
フィールドの移動中には、ゲームに登場するキャラクターにインタビューという体で、能力やスキルの効果を紹介したり、ストーリーに関わる目的地などの情報を教えてくれたりする会話を聞くことができます。
広大なオープンワールドでは、ストーリーを進めている間の移動時間が長いので、こういった移動中でも楽しめるような工夫がされているのはうれしいですね。
また、マップ上で目的地を設定すればその場所までオートで移動することもできるので、移動はオートにして、さまざまな会話を聞いて楽しむのもいいかもしれませんね。
ほかにも“ホシスナ”、浄化者といった本作独自の設定に基づく用語もたくさん出てきますが、用語と同時にそれを説明する画像もいっしょに表示されて詳しく説明してくれるので、とても親切。
移動中の会話や用語の説明などが随所で行われるので、意外にすんなりと本作の世界観に浸れます。ストーリー紹介や用語の多さなどを考えると、集中してプレイしていないと用語がわからず置いてきぼりになりそうですが、随所で親切さが感じられます。
こういったこともあって、ストーリーを見てもよくわからないという人や、あまりディストピア的な世界観の作品にふれてこなかった人でも、プレイしやすくなっているのではないでしょうか。
また、ストーリーは1回あたりが短いので読みやすくなっているのも好印象です。ですが、今回のプレイで楽しめたストーリーは序盤までだったので、この先にどんな展開が待っているのか非常に気になります。
初夏リリース予定なので、配信されてストーリーを読み進められる日が待ち遠しいですね。
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