【ぶくスタ！！第28回】紅月がピンチ！ 思い悩む敬人と紅郎を見て颯馬が立ち上がる――

　こんにちは、ライターのヒムロです。スギ花粉が終わってアレルギーもひと段落、と言いたいところですが、なぜか梅雨時期も目や鼻がかゆくなるのでつらいです。アレルギーの検査をしたところカビアレルギーでした……。

　今回の“あんさんぶくぶスターズ！！”は梅雨も情緒のある舞台に仕立ててくれそうな紅月のイベント「一戦！矜持示す天下布武」をお届け。まずは大川ぶくぶ先生の描き下ろしコミックをどうぞ！

“一戦！矜持示す天下布武”（2月15日から2月24日まで開催）

　和風、伝統といったものをうまくステージに取り込んでいる、唯一無二のアイドル・紅月。強みであるはずの特徴が、今回のストーリーでは彼らを苦しめることに……。

ストーリー概要

　夢ノ咲学院に登校してからESビルの稽古場へやって来た颯馬は、そこで驚くべき光景に出会います。それは敬愛すべき紅月の先輩たち、紅郎と敬人が言い争う姿でした。

　あまりの剣幕に芝居の稽古を疑ったものの、どうやら彼らのケンカは本物。紅郎がその場を離れてようやく静かになったものの、自分が立ち入っていいものかどうか、そもそも自分が2人の役に立っているのかどうか……。颯馬はそのまま考え込んでしまいました。

　紅郎と敬人の言い争いを見る直前、偶然レオと出会った颯馬。翌日、喫茶店でレオとテーブルを囲んでいました。お互いの他愛もない話をしていましたが、去り際にレオは事務所内での紅月の立場が危ういという噂を聞き、探りを入れるために颯馬に接触したことを告白しました。

　空中庭園で敬人との口論を思い返して懊悩していた紅郎の元に颯馬が姿を見せます。そこで颯馬はレオから聞いた紅月の苦難について尋ねました。

　紅月の所属する事務所・リズムリンクはESのなかでは老舗事務所で、和や伝統といったものに強いタレントを多数抱えています。そして多数のベテランも。紅月だけでなくUNDEADもRa*bitsもベテラン勢に押されていましたが、彼らは彼らの武器を使って活路を見出しました。

　そのベテラン勢と武器のかぶっている紅月は、現在どんな企画を出しても通らない八方ふさがりの状況にあったのです。

ライターの超個人的！　ハイライトシーン

　ヒムロが個人的に「いいね！」と思ったシーンを5つ選んでご紹介します。紅月3人のもどかしくなるほど互いを思いやっているところ、めちゃくちゃ好きです。そこにレオというアクセントが加わることで、そこまで悲壮感のないストーリーになっていたと思います。

　今回のストーリーで考えさせられたのは、紅月とは、アイドルとはということでした。『あんスタ！！』の世界におけるアイドル像は現実のものとは少し違うこともあり、考え始めると哲学のようになってしまいます。そんなアイドルたちの物語は、次回の“ぶくスタ！！”でもぜひ楽しんでください！

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