Microsoftの“Internet Explorer 11”デスクトップアプリがサポート終了に

電撃オンライン
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 Microsoftの公式ブログにて“Internet Explorer 11”のサポート終了について発表されました。

 Microsoftは、昨年より“Internet Explorer(IE)”のサポートを徐々に縮小しており、“Microsoft 365”オンラインサービスでのIEサポート終了などを発表してきました。

 その次のステップとして、“Windows 10”におけるIEの後継を“Microsoft Edge”とするとしました。

 “Microsoft Edge”がIEのほとんどの機能を内包し、さらにコレクションやWebキャプチャを始めとする最新の機能を備えていることから、“Internet Explorer 11”デスクトップアプリケーションが2022年6月15日をもってサポート終了となります。

※このサポート終了は、提供中の“Windows 10 LTSC”や“Windows Server”上の“Internet Explorer 11”デスクトップアプリケーションには影響しません。また、“MSHTML(Trident)”エンジンにも影響はありません。対象プラットフォームやその他の技術的なご質問については、よくある質問をご覧ください。

サポート終了までのスケジュール

・5月20日:IEデスクトップアプリの提供終了を発表
・8月18日:Microsoft 365および他アプリでのIEサポート終了
・2022年6月16日:IEデスクトップアプリの提供終了

サポート終了での影響について

家庭でIEを利用している場合

 2022年6月15日までに“Microsoft Edge”への移行をおすすめします。お使いのWindows 10デバイスには既にインストールされています。

 また、少しでも簡単に移行するために、パスワードやお気に入りなどのデータを Internet Explorer から読み込むことができるようになっています。

 IEを必要とするサイトも、“Microsoft Edge”に組み込まれている“Internet Explorer”モードからアクセス可能です。

法人でIEを利用している場合

 IEベースのWebサイトやレガシアプリを、組織内で利用している可能性があります。IEモードを使用すれば、“Internet Explorer 11”デスクトップアプリのサポート終了日以降も、IEベースで構築されている組織内のWebサイトやアプリを“Microsoft Edge”上で利用できます。

 “Microsoft Edge”のIEモードは、少なくとも2029年まではサポートされる予定です。
 2022年6月15日に向けての準備として、“Microsoft Edge”でIEモードを利用する環境を整備するために、次の3つのステップを実施が勧められています。

IEモードのWebサイト(英語)を確認する
 “Forrester Consulting”の“Total Economic Impact”推計ツールを使用して、“Microsoft Edge”とIEモードの費用対効果を独自に分析し、入門ガイドにアクセスしてみてください。

“Getting Started”ガイドを確認する
 チェックリストや解説ビデオを提供しているほか、展開、Webサイト、アプリ互換性に関するサポートが受けられる“FastTrack”や“App Assure”などの無償サポートが紹介されています。

エンタープライズモードサイト一覧を再利用する
 IEで作成したリストを利用できます。エンタープライズモードサイト一覧を再利用すれば、IEモードの設定作業の一部を省略できます。

 一覧を持っていない場合は、IEモード構成ツール(英語)で作成できます。

 そのほか詳細は公式ブログをご確認ください。

※画像は公式サイトのものです。
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