RPG好きの間でいち早く話題に! 女子も気になる大作『陰陽師:ザ・ワールド』。その理由とは?

ヒムロ
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 5月20日、”NetEase Connect 2021 オンライン発表会”が配信され、同社が送る珠玉の14タイトルの新情報が発表されました。

 今回注目したいのは『陰陽師:ザ・ワールド』『陰陽師本格幻想RPG』の新作であり世界観の続編にあたります。

『陰陽師』シリーズとは

陰陽師本格幻想RPG

 NetEaseが開発した日本を舞台にした和風RPG。世界で数億回という驚異のダウンロード数を誇り、メディアミックスも多岐にわたって展開されています。

 開発会社・NetEaseのある中国では、日本の陰陽師は人気ジャンルのひとつ。特に夢枕獏氏の『陰陽師』はリメイクされて映画になるほどの人気ぶりだそう。陰陽道自体が中国から伝わったものなので、日本で変化した部分がおもしろく、さらに馴染み深いので受け入れやすかったというのもあるのでしょうか。

 『陰陽師本格幻想RPG』は日本の平安京をモチーフにした平安世界が舞台。プレイヤーは記憶を失った陰陽師・安倍晴明となり、鬼や妖怪を式神にして魑魅魍魎に立ち向かいます。世界観や登場する式神は日本人にもなじみがあり、システムもそれほど難しくないので気軽に遊べます。

 ゲームのグラフィックもさることながら、声優の豪華さもかなりポイントが高いです。公式サイトの声優陣を見ると、そうそうたるメンバーが名を連ねています。

出演者一部

井澤詩織、石川界人、石田彰、井上和彦、井上麻里奈、大谷育江、甲斐田裕子、加隈亜衣、梶裕貴、釘宮理恵、桑島法子、小西克幸、小林ゆう、子安武人、斎藤千和、阪口周平、櫻井孝弘、沢城みゆき、島崎信長、新谷真弓、杉田智和、杉山紀彰、鈴木達央、鈴村健一、諏訪彩花、関俊彦、高山みなみ、竹内順子、竹達彩奈、茶風林、豊崎愛生、中井和哉、中村悠一、西谷修一、能登麻美子、花江夏樹、花澤香菜、早見沙織、速水奨、福山潤、保志総一朗、細谷佳正、前野智昭、松岡禎丞、水樹奈々、宮野真守、森久保祥太郎、安元洋貴、悠木碧、ゆかな

 コラボも活発で、微博(Weibo)によると、海外版の『陰陽師本格幻想RPG』では『サンリオ』『呪術廻戦』『天野喜孝』『CLAMP』コラボが発表されています。過去には『鬼滅の刃』とのコラボもありました。

 どれもかなり気になりますが、個人的に天野喜孝氏とのコラボは非常に気になります。日本での実装にも期待したいです。

  • ▲ただでさえ美しい作品なのに、そこに天野喜孝氏が加わったらとんでもないことになるのでは……。

派生作品

 派生作品もいくつかあり、数百名(!)のイラストレーターを起用した『百鬼異聞録~妖怪カードバトル~』はご存知の方もいるはず。

 トップレベルのイラストレーターが手がけているだけあってカードイラストはどれも美しく、一見の価値ありです。もちろんこちらも声優が豪華。


  • ▲鬼切は源頼光に由来する刀で、鬼を切ったとの言い伝えが。立ち絵は『陰陽師本格幻想RPG』より。ちなみに『陰陽師』で頼光は源家の天才陰陽師として描かれています。

ついに発表された最新作『陰陽師:ザ・ワールド』

 そんな『陰陽師本格幻想RPG』の新作といいますか続編として発表されたのが、『陰陽師:ザ・ワールド』です。情報解禁とともにPVが公開されたので、そこから気になるシーンをピックアップしてみました。


 PVには酒吞童子と源頼光による歌舞伎らしき演目が上演されるシーンが登場。恐らくこれが本作のキーになるはず。

  • ▲ちょっと暗くてわかりづらいですが、隈取の色は茶色……? 歌舞伎において茶隈は鬼や精霊を表すので、やっぱりこれは歌舞伎なのでは。
  • ▲一方こちらは獅子の頭をした源頼光。(自分の知っている範囲ですが)歌舞伎では「みなもとのらいこう」と呼ばれ、彼を扱った演目もありますが、敵は酒吞童子ではなく土蜘蛛と呼ばれる妖怪です。この世界のオリジナル演目?

 この演目を見守る2つの姿がありましたが、彼らは芝居とはいえ酒吞童子が悪者として扱われていることに腹が立った様子。臨戦態勢に入ったところで“浄瑠璃”が襲いかかります。

  • ▲酒吞童子を“王”とする彼らも鬼?

  • ▲“浄瑠璃”を琵琶で操る謎の女性。舞台にいた酒吞童子と頼光も操られているような……。

 戦闘シーンでは武将のような壮年の男性と黒髪ロングのイケメンが! まるで踊っているかのような華麗な刀さばきに思わず見とれてしまいます。


  • ▲めちゃくちゃカッコいいです!

 ラストは琵琶を弾く女性に黒髪のイケメンが切りかかり、「源氏の栄光を取り戻すのは私だ!」と一言。ということは彼は源氏の人間なのでしょう。源氏といえば頼光が出てきていますが……。


  • ▲史実では平安時代後期に平氏が台頭しています。それと彼のセリフは何か関係がありそう。

現在公開されている情報から『陰陽師:ザ・ワールド』を推測!

 気になるのがこちらのツイート。短いなかに重要な情報が詰まっています。

・平安京が崩れ去り百年
 この平安京は『陰陽師本格幻想RPG』の舞台のことだと思われます。PV冒頭の街は平安京のように見えましたが……。
 そもそも安倍晴明とか小白はどうなっちゃったの!? 

・新生・源の城
 源ということは源氏がメインなのでしょうか。ちなみに『陰陽師』の微博には“探秘源之城(源の城を探索する)”というタグとともにいくつかのイラストが掲載されています。

  • ▲微博で公開されている画像。頼光と酒吞童子ですね。

・源氏の末裔と大江山の物語
 大江山といえば酒吞童子! 源氏の末裔は主人公を指していると思うのですが、酒吞童子というかVS鬼たちの物語に? その割にPVでは鬼側と思われる2人組も黒髪の推定主人公も“浄瑠璃”と戦っていましたが……。

 公式ツイッターのbioには“ワールドアドベンチャーRPG”とあるので、前作同様RPG形式のよう。“ワールドアドベンチャー”がどんなものになるのかはわかりませんが、RPGということは前作のシステムを踏襲する部分もありそうです。PVに出てきたあのにぎやかな街を実際に歩けるのかも?

 気になるのは前作のキャラクターたち。100年後の平安京に安倍晴明はいるのでしょうか?

  • ▲五芒星は陰陽師のシンボル。琵琶の女性が陰陽師なのかも。

 そして『陰陽師:ザ・ワールド』もキャスティングに期待がかかります。PVを見て「あの声優さんだ!」と思った方も多いはず。前作並み、むしろ前作以上に豪華になるのでは!?

 『陰陽師:ザ・ワールド』のことが気になりすぎて微博まで見に行ってしまいましたが、今後日本の公式ツイッターなどでも続々新情報が出るはず! 続報を期待して待ちたいと思います♪

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