空腹を満たすためではなく民の力となるために食べるんです！（イングリット）【FEヒーローズ名言集】

文: KK

公開日時: 2021年05月31日(月) 19:50

　任天堂より配信中のiOS/Android用アプリ『ファイアーエムブレムヒーローズ』の名言集をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

■ファイアーエムブレムヒーローズ

空腹を満たすためではなく民の力となるために食べるんです！（イングリット）

　今回は、想いを集めて“フォドラの花種”より、『ファイアーエムブレム風花雪月』より登場した新英雄“ガラテア伯爵家イングリット”の名言を紹介します。

　シリーズのさまざまな作品から、さまざまな英雄が登場して共闘するクロスオーバーが特長の『ファイアーエムブレムヒーローズ』。原作を再現した会話やキャラ同士の掛け合いもうれしいですが、原作ではありえなかったシチュエーション＆組み合わせや、作品（世界）を越えたイベントを楽しめるのも、大きな魅力となっています。

　また、アスク王国の王子・アルフォンスやその妹のシャロン、敵対するエンブラ帝国の皇女・ヴェロニカなど、『ファイアーエムブレムヒーローズ』オリジナルのキャラクターたちが、歴代英雄たちと繰り広げる戦いやドラマも見どころです。

　今回取り上げる想いを集めて“フォドラの花種”は、シリーズを代表する“大食いキャラクター”たちが集結するクロスオーバー色の強い内容で、コミカルながらも中心となるキャラクター・イングリットの内面や生き様にまで迫る、ファン必見のイベントとなっています。

　イングリット（原作での本名はイングリット=ブランドル=ガラテア）は『ファイアーエムブレム風花雪月』の登場人物で、ファーガス神聖王国ガラテア伯爵家の嫡女。同じ青獅子の学級のディミトリ・フェリクス・シルヴァンとは幼馴染で、家同士が決めた婚約者（フェリクスの兄）を“ダスカーの悲劇”で失っています。

　ガラテア家の領地は貧しく、そこに“紋章”を持って生まれたイングリットは“希望の星”であり、生来の生真面目な性格もあって、立派な騎士になることを目指して常に努力しています。いっぽう、（実家が貧乏だったためか）好きなものは「肉、食べ歩き」で食い意地が張った一面があり、今回そこを見込まれて（？）、とんでもない面々に声を掛けられてしまいます。

▲“フォドラの花種”のメインストーリーでは、優等生的な言動を崩さないイングリット。そのぶん個別のストーリーでは……!?

▲“ダスカーの悲劇”の際にディミトリをかばって命を落とした元・婚約者のグレンを理想の騎士として目標にしています。

▲ユニットとしては単騎で敵に襲いかかる騎兵っぽいスキル構成のイングリット。攻めでは強いものの、守りでは注意が必要!?

　アスク王国に召喚されたイングリットは、ある日、名うての騎士たちが集う鍛錬場があると聞き、エイル王女と一緒に某所を訪れます。しかしそれは、変身能力を持つチェイニーのイタズラで、案内された場所も鍛錬場などではありませんでした。

▲『紋章の謎』に登場する竜石を捨てた神竜族・チェイニー。他者そっくりに変身（能力もコピー）できる能力を持ち、無類のイタズラ好き。

▲異世界騎士物語……その展開も見たかった気がしますが、今回はシリアスさはおあずけ!?

　イングリットを待ち受けていたのは“大盛り軍団”……かつて想いを集めて“色褪せぬ絆を胸に”の“空腹の魔道士イレース”編で結成された、シリーズ歴代大食いキャラたちの互助組織でした！　ここ最近、この“大盛り軍団”や“斧の会”など、作品を越えたキャラ同士の交流ネタが増えてファンにとっては嬉しい限りなのですが、今回も盛り上げて（暴走して？）くれますね!!

▲メンバーその①“空腹の魔道士”イレース。10人分の料理を食べても平然としている大食家。（登場：『蒼炎の軌跡』）

▲メンバーその②“暴食の収穫祭”イレース。食べ物の気配に誘われ、収穫祭に現れた大食家。（登場：『蒼炎の軌跡』）

▲メンバーその③“怪力の重騎士”エルフィ。仲間想いで優しい性格。怪力で大食家。（登場：『if』）

▲メンバーその④“炎の娘”リンカ。孤高を旨とするが、内には熱い魂を秘めている大食家。（登場：『if』）

　エイル王女、チェイニーも含めて『ヒーローズ』ならではの錚々たるメンバーが登場。歴代シリーズにはだいたい1人ずつくらい“大食いキャラ”がいて、ここで『風花雪月』の大食い担当であるイングリットを誘いに来たようです。ところが……。

▲しれっとイレースが2人居るのが（笑）。超英雄バージョンは異界の存在ということで、同じキャラが同時に存在しても問題ないようです。

　やはりというか、真面目っ子のイングリットは参加を断ります。「空腹を満たすためではなく、主君と仰ぐ者や力なき民たちのために戦いたいのです…！」と立派な発言。いっぽう“大盛り軍団”も無理強いはせず、「去る者は追わず、出された料理は全部食す…それが大盛り軍団の掟」と見送ります。どっちも名言候補ですね……。

　ところがその後、エルフィと訓練を共にしたイングリットは、騎士として大食いを恥じず、それを力に鍛錬に励む彼女の姿勢に感銘を受けることになります。