『ディアブロ』シリーズ初心者が、スマホでの最新作に挑んだ結果…!【ディアブロ イモータル日記#2】
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2021年5月20日より、日本向けにローカライズされた『ディアブロ イモータル』のクローズドアルファテストが開始され、一部の日本のプレイヤーが招待されました。
ここでは、この貴重なテストに、『ディアブロ』シリーズ初心者のライターが挑戦。シリーズ未経験の人から見た本作の魅力とは何か? そのプレイレビューをお届けします。
シリーズはプレイしたことないけど、今回の『ディアブロ イモータル』には興味があるという人は、ぜひ参考にしてください。
なお、クローズドアルファテストの詳細は、公式ブログを参照してください。
『ディアブロ イモータル』とは?
本作は、Blizzard EntertainmentとNetEaseの共同開発によるMMORPGで、日本でも多くのファンを持つ『ディアブロ』シリーズ初のモバイル専用ゲームとなります。
モバイル用に最適化されたシステムで、これまでのシリーズと遜色のない操作性を実現した新作となっています。舞台背景としては、『ディアブロⅡ』と『ディアブロⅢ』の間、ワールドストーンの欠片が大地を穢し、悪魔の軍勢がサンクチュアリになだれ込んだ時代の冒険が描かれます。
発表時から日本でも大きな注目を集めていましたが、先日いよいよ日本語版のテストが始まり、大きな盛り上がりを見せています。そんなテストのレポートは、初心者の目から見た本作の魅力を、ゲームの流れに沿って紹介していきます。
プレイスタート! まずはクラス(職業)選びから!
はい、今回レビューを担当させていただいたGoです。普段はあまりアクションゲームはプレイしないのですが、今回縁あって、『ディアブロ イモータル』のクローズドアルファテストに参加させていただくことになりました。自分に白羽の矢が立った理由の1つは、自分が『ディアブロ』シリーズのことを知らないから、とか。
今回は新規プレイヤーにも向けた内容ということで、過去のシリーズことを知らない、未経験者の視点でのレポートをお届けすることになったようです。
そこで、あえて前知識をまったく入れないでプレイしています。知識的に至らない部分も多々あると思いますが、そこはどうか大目にみて下さい!
と、言い訳めいた前置きはここまでにしておいて、さっそくプレイ開始です。まず最初にすることは、自身の分身となるキャラクターメイキングです。とはいえ、メイキングはとてもシンプル。職業と名前と性別、顔グラフィックを決めるだけです。
名前と性別、顔はゲームの難易度にまったく影響しないので、問題は職業のみ。これにより、習得できるスキルや戦い方がまったく変わってくるようです。今回のテストで選択できるのは、バーバリアン、モンク、ウィザード、デーモンハンター、クルセイダーの5種類。
選択するとき、プロモーションムービーのようなものが流れるので、まずはこれをひと通り見て、ごつい鎧と盾が印象的だったクルセイダーを選択しました。攻撃と回復ができるナイト的なイメージだったのですが、プレイしてみると、中~近距離でガシガシ攻撃していく、意外とパワフルな職業でした。ちょっと思ったのとは違いましたが、ひとまず、タフなのは間違いなさそうです。
スマホらしい、良好な操作性!
メイキングを終えたらいよいよプレイ開始。キャラクターが小舟に乗って、とある岸にたどり着くところから物語は始まります。グラフィックはかなり綺麗で、ダークな雰囲気が期待を膨らませてくれます。
とにかく細部まで凝っていて、これから始まる冒険のワクワク感を高めてくれますね。掴みはかなりいい感じです! そして、一番気になっていたスマホでの操作性ですが、これが実にいい感じ!
移動はスムーズですし、反応もいい。攻撃も、連打する必要はなく、押しっぱなしにしておけば連続で繰り返してくれます。序盤から驚くほどの数の敵がわらわらと出てきますが、操作が快適なので、戸惑うこともなく、気持ちよく戦うことができました。
また、スキルの使い方など、基本的な操作は親切なチュートリアルで自然に教えてもらえます。操作やシステムで混乱することはまったくなかったです。
カジュアルで遊びやすい難易度
しばらくはチュートリアルなので、指示に従って進めていきます。最初の目的は、ワーザムという村に向かうことの模様。その間にも物語が展開し、敵もガンガン出現してきます。
序盤からとにかく戦闘が多いですが、実際のプレイで驚いたのは、難易度的にも意外にカジュアルで、アクションがあまり得意でない自分でも、ザコ戦では気持ちよく無双できたことです。おかげで、序盤から病みつきになるほどの爽快感を味わうことができました。
ただ、ボス戦などではさすがに何も考えず戦うのは厳しく、相手の特殊攻撃などを避けていくことも必要になってきます。それでも、事前に攻撃範囲が表示されるので、感覚的に避けやすくなっており、ストレスは感じません。
全体的に、ザコ戦では爽快感、ボス戦では緊張感と、しっかりした緩急がつけられていて、飽きさせない作りになっていると感じました。
そしてもう1つ驚いたのは、序盤からアイテムがボロボロ落ちて、ガンガン装備を切り替えていけることです。
しかもかなりの種類が登場しますし、同じアイテムでも、付与されている能力が異なっていたりします。このあたりは以前の『ディアブロ』シリーズでも同じだったとは思いますが、その選択の幅の広さには今更ながら驚きました。
おかげで、所持品がすぐに一杯になってしまうという贅沢な悩みもありますが、街などのセーフゾーンにある保管箱に保管することもできます。これらを使って取捨選択していくのも、また楽しさの1つですね。
ちなみに装備品は、鍛冶屋で分解することで廃品素材に変換することができ、それを使って装備のランクアップをすることができます。なので、いらない装備品はガンガン分解していくとよさそうです。
ただ、ダンジョンの奥で所持品が一杯になって、新しく拾えないのでしかたなく破棄するなんてこともよくありました。
こまめな装備品の整理は必要そうですが、自分はそういった整理作業が好きなので、ストレスにはあまりならなかったです。
MMORPGらしい要素に感激!
チュートリアル的な導入部が終わったら、最初はストーリーに沿ってメインクエストをこなしていくことになります。次に何をすればいいのかが画面に常にガイドされているので、とてもわかりやすく、悩むことはありません。
また、MMORPGらしく、フィールドを進んでいると、ちらほらとほかのプレイヤーの姿を見かけることがあります。本作ではただ道を歩いているだけで突発的にイベントが起こったりするので、それにその場にいた人たちで挑むということもありました。このあたりは、まさにMMORPGならではの楽しさですね。
もちろん、本作は1人でプレイするだけではなく、ほかのプレイヤーと最大4人までのパーティを組んで一緒にプレイすることもできます。みんなで協力すれば、イベントやクエストも簡単にクリアできるので、積極的に組んでみるのもいいですね。自分の場合はぼっちプレイが好きなので基本ソロでしたが。
また、ギルドと呼ばれる組織を結成して、多くの人とのコミュニケーションをとることもできます。自分の場合はソロが好きなので今回ギルドは体験していませんが、抵抗がないなら探してみるのもそさそう。ちなみに参加しなくても、十分楽しむことができます!
成長していく手応えが楽しい!
バトルなどで経験値を稼ぎ、レベルを上げていくと、新たなスキルを覚えたり、既存のスキルが強化されたりします。レベルや新スキル、そして装備により、着実に強くなっていくのが手応えとしてわかるのもすごいなと感じました。
覚えたスキルをスロットに装備し、自分でカスタマイズしていくのも楽しいです。ちなみに、クルセイダーでは“四つ裂き”というスキルがお気に入り。ザコを鎖でとらえ、引きずり回しながらダメージを与えていくのがとにかく快感です!
成長で重要になる要素の1つが、やはり装備の強化です。装備自体をランクアップさせるのはもちろん、スロットに宝石をはめこんで付加効果をつけたり、その宝石自体をランクアップさせたりと、とにかく成長要素が盛りだくさん。複雑に思えるかもですが、こちらも進行中に細かくチュートリアルが入るので、1つずつ覚えていけます。
しかも、取り付けた宝石や上げたランクは、装備を付け替えたときに自動で新しい装備に“付け替え”もしてくれます。ここまでの親切設計は、日本のRPGでもなかなかないですよ。このおかげで、「もっといい装備が手に入ってから使おう」と思って、ため込んだりする必要もないのです。序盤から遠慮せずに、ガンガン試せるのはうれしいですね。
ちなみに成長に関しては、最終的にパラゴンと呼ばれる成長要素が解放されます。レベルが最大になるとアンロックされ、強力なアビリティを習得するなど、より深いカスタマイズが可能になります。
ダンジョンへ挑戦してみる!
しばらくメインクエストを進めていると、ダンジョンへ挑戦することがあります。ここでは、専用のマップに1人、またはパーティで突入し、さまざまなギミックを解き明かしながら、目的を果たしていくことになります。
ダンジョンもクエストのように、指示された通りに進んでいけばOKで、ストーリー上訪れた場所も、あとで何度でも挑戦&クリアすることができるので、経験値稼ぎなどにも利用できそうです。
ここではパーティを組んだ方が効率的なのですが、ぼっちが好きな自分は基本的にソロで挑戦しています。最初に挑むダンジョン“狂王の綻び”では、初回はボスのスケルトンキングに倒されたものの、何度か出入りして経験値をため、レベルアップすることでクリアに成功しました。
街の暮らしもいいものです!
ストーリーを進めていくと、やがてウェストマーチと呼ばれる巨大な街に到達できます。ここは各種施設が取りそろっていて、とにかく便利。今後プレイヤーにとって最大の拠点となってくれる場所です。
個人的には、常に人がいて賑わっている感じが好きで、何かあるごとに帰って、意味もなくウロウロしてたりしました。初めてたどり着いたときは、周囲にほかのプレイヤーがたくさんうろついている光景に、ちょっと感激しました。遥か昔、初めてプレイした某MMORPGで、最初に中心都市に到達したときのような達成感を感じましたよ。
そしてそこには、自由にダンジョンに挑むエルダーリフトやチャレンジリフト、さまざまな依頼をクリアする賞金クエストなど、さまざまなコンテンツを楽しむことができるのです。
こうしたコンテンツは意外に早くから解放されるので、ストーリー序盤でも、自分のペースで遊ぶことができるのもうれしいですね。街にこもってアイテムを集めるのも、遊び方としてありだと思います。
ちなみに最初に到着した時点で、チャルシというNPCが街を案内してくれます。このときに、リフトや賞金クエストについても教えてもらえます。
と、いうことで、初心者なりにこのゲームの魅力となる部分はしっかり見えてきました。まだまだ先は見えませんが、遊び方はわかってきたところで今回はここまで! 次回はさらにストーリーを進め、パーティ戦闘にも挑戦していきたいと思います!
■ディアブロ イモータル
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