“SAOエクスクロニクル”内覧会に参加。企画展では重要な決断が!?
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- 電撃オンライン
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2019年8月4日~18日にかけて、秋葉原UDX 2F AKIBA_SQUAREで開催される体験型展示イベント“ソードアート・オンライン-エクスクロニクル-”の内覧会レポートをお届けしていきます。
『ソードアート・オンライン(SAO)』刊行10周年を記念して開催されるこのイベントは、4つのゾーンから構成されており、最初のゾーン“EX-REALITY -Welcome to RATH-”では、映像と音(通常版とサウンドAR版の2種類)による演出で、来場者を『SAO』の世界に引き込んでくれました。
ここでは菊岡誠二郎による音声ガイドが楽しめます。他にも茅場やオベイロン、デスガンなどのパネル展示もあり、こちらも音声ガイドと連動しています。また、AI対話実験企画“比嘉くんの つくろうAI!育てよう性格!”のコンソールもありました。ユーザーIDを作った人はこちらでアリスとコピーAIの会話を楽しみましょう。
続いてのゾーンは、“EX-VIRTUAL THEATER -Dive into AINCRAD-”です。こちらは、キリトの体験を中心に、前後左右4方向を囲む巨大スクリーンで、キリトの戦いの様子を見られるというもの。
ファンであれば「このシーンが巨大なモニターで見られるとは……!」とうれしく思うシーンが満載です。モニターが4方向にあるので非常に情報量が多く、本イベントの大きな見どころと言えるんじゃないかと。
第3のゾーンは“EX-CHRONICLE -Birth of the Death Game-”。『SAO』シリーズを“ゲームマスター”視点で振り返る企画展となっています。
ここではサウンドARによる音声解説を楽しめるのですが……。選べる音声は2種類! どちらかを選ぶともう片方は聞けません。
選べるのは、キリト、アスナ、ユイに加えてゲストが登場する『そーどあーと・おふらいん 出張版』。そして、川原礫先生&スタッフによる解説の2つ。どちらにしようか迷ったのですが……今回は『そーどあーと・おふらいん 出張版』を選択しました。
この企画展は、原作者・川原礫先生のロングインタビューをベースに『SAO』を深く掘り下げていったものとなっており、見ごたえは十分。展示パネルに対応した番号のアイコンを押すことで、音声による解説が楽しめます。一度聞いた解説はアイコンが変化するので、自分がどの解説を聞いたのかが一目瞭然です。
また、アイコンを押せば同じ解説をもう一度聞くこともできたので、気になった部分は納得いくまで聞いてみてもいいと思います。ただし、音声ガイドを終わらせる選択をしてしまうと、そのままエンディングロールが流れてしまい、後戻りできません。この点は注意しましょう。
他にも第3のゾーンには、ユイが挨拶してくれるARコンテンツや、来場者たちがコメントを書き込めるパネルが設置されていました。筆者が訪れた時には、すでに三木一馬さんや二見鷹介プロデューサー、ReaNaさんをはじめ、『SAO』にゆかりの深い方々のメッセージが書かれていました。
音声ガイドを返却すると、最後のゾーン“EX-STORE -The treasure market-”へと進むことになるのですが、その手前では、『SAO』関連フィギュアやアイテムの展示が行われています。
ここでは、電撃文庫『ソードアート・オンライン』期間限定カバー8種を実際に見ることができる他、『ソードアート・オンライン マテリアル・エディション:リミックス』や、7月に発売された『足立慎吾アートワークス』の試し読みができますので、気になっている人はぜひチェックしておきましょう。
というわけで“ソードアート・オンライン-エクスクロニクル-”の内覧会にお邪魔してきましたが、およそ60~90分程度で回りきれるボリュームではないかと。
どれも楽しかったのですが、個人的な注目ポイントは、ゾーン3の企画展です。ビジュアルや設定資料などの展示もさることながら、川原先生が“どんなことを考えながら『SAO』を書いてきたのか?”がしっかりと伝わってくる、読みどころたっぷりの展示となっていました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、とりわけ6番のパネルで触れられていることや、この企画展のコメント全体から伝わる“VRテクノロジーやゲームに対する川原先生の想い”は、非常に印象深く感じました。次に行く機会があったら、音声ガイドは川原先生のほうにしたいと思います!
“ソードアート・オンライン ‐エクスクロニクル‐”概要
会場
秋葉原UDX 2F AKIBA_SQUARE
日時
8月4日~18日
※グッズ:特製ブックレット・パスケース(ネックストラップ付)。
(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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