【おすすめDLゲーム】『GREEN HELL』は生きることに特化! サバイバルSLGの攻略とポイントを掲載

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 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回は2019年にPCで配信され、2021年2月にSwitchにて配信された『GREEN HELL』を紹介します。

 本作は、アマゾン熱帯雨林の奥地(ジャングル)が舞台となるオープンワールド型のサバイバルシミュレーションゲーム。食糧も装備も持っていない主人公が無線機とノートを手に、サバイバルしながら生き抜いて脱出するのが目的になります。

 そんな『GREEN HELL』の魅力に迫ります。

3つのモードが楽しめる!

 本作は“ストーリーモード”と“サバイバルモード”、“チャレンジモード”といった3つのモードでオープンワールド型のサバイバルを楽しめます。

 “ストーリーモード”は、主人公・ジェイクと、その妻・ミアがアマゾン熱帯雨林の奥地に住む部族について調査するため、この地を訪れます。

 先に部族のもとへと向かったミア。謎の部族に襲われて、離れ離れになってしまったジェイク。部族はなぜ襲ってきたのか? 部族とはなんなのか? このような謎を解き明かしながらミアのもとへと向かい、ともに脱出を目指します。

  • ▲ストーリーモードはメインになっており、このモードがチュートリアルなどになっていきます。

 “サバイバルモード”は、ジャングルで何日間生きていられるかに挑むモードになります。ストーリーがない分、シンプルにオープンワールド型のサバイバルシミュレーションを満喫できます。

 「ジャングルを探索したい!」や「サバイバルゲームを楽しみたい!」という人にオススメです。

 “チャレンジモード”は、出されたミッションを制限時間内にクリアしていくモードになっています。サバイバルモードのように目的がないとプレイのモチベーションが高まらないという人に向いています。


 クリアまでのタイムアタック要素もあり、繰り返しプレイしたくなるモードが“チャレンジモード”です。

食事すらまともにできないサバイバル体験!

 近年盛り上がりを見せるサバイバルジャンルのゲーム。タイトルごとに異なる魅力がありますが、『GREEN HELL』の魅力は“生きること”に特化した部分です!

 ジャングルにはワニやジャガーといった肉食動物など、危険な生物がいっぱいいるのですが、生きる難しさはもっと身近なところで感じられます。

 “生きること”と言ったら、どのサバイバルジャンルのゲームも同じに感じられるかもしれません。従来のタイトルの場合、体力やHPが減ったら回復薬や食事にて回復させることが定石ですが、本作には“脂質”、“炭水化物”、“たんぱく質”、“水分”といった4つのステータスがあって、栄養不足という状態異常が存在します。

 ただ食事をするだけでは回復はせず、栄養素のバランスを考えながら食事をしないといけないため、“生きること”を実感できるシステムになっているのです。


 “脂質”、“炭水化物”、“たんぱく質”、“水分”は、腕時計でステータスが確認できます。

 オープンワールドタイトルになっているので、木の実やナッツ、葉っぱやキノコ、野生生物や虫など、食材はそこら中で手に入ります。そのため空腹状態になって死んでしまうということはなさそうですが……結構、あるのです(笑)。

 手に入れた食材は、実際に食してみるまで効果が分からず、炭水化物なのか、脂質なのかなど、どのステータスが回復するか分かりません。それどころか、食中毒を起こして嘔吐したり、寄生虫に感染したりと、体力を消耗しきって死に至ることもあるのです。

 画像は、食べるのを躊躇ってしまう“未知のキノコ”という名前。食べずにカバンに入れておくと腐敗してしまうので、食べれる時に食べておかないと後悔することに!

 また、生きていくために必要なのは“水分”。ジャングルに流れている川があるのですが、寄生虫が住んでいるので感染します。そのままでは飲めないので煮沸させてから飲むか、雨が降るのを待って、雨水を何らかの方法で溜めて飲むといった方法をとるなど、“水”1つだけを見ても、かなりのサバイバル感を味わえます。

 筆者は、序盤で喉が渇く→川の水を飲む→感染してそのままゲームオーバーという流れを繰り返していました(笑)。

  • ▲現実だったら絶対に飲みたくないほど濁っている川の水。この水を安全においしく飲む方法はある!?

主人公を死に追いやるさまざまな状態異常

 食事の時点で『GREEN HELL』の生きる難しさが伝わったと思いますが、生きる難しさはまだまだ続きます。続いて紹介したいのが状態異常です。

 怪我をしたら、包帯を使用したり、医療キット的なモノを使用したりして治すのが定石です。

 本作にも包帯はあるので、ちょっとした擦り傷ぐらいならそれで治せます。しかし本作で状態異常は細かく分類されており、出血を伴う怪我だけでも“擦り傷”、“ひっかき傷”、“裂傷”、“ヒルの付着”といった種類が存在します。


 種類が多いので、腕や足をスティックで回しながら実際にどうなってるのかを目視する必要があります。

 擦り傷は包帯で治せると話しましたが、裂傷になると包帯で出血は止まるものの感染症にかかってしまうので、消毒液かジャングルで手に入る消毒液の代替品を見つけて、包帯と組み合わせる必要があります。

 「擦り傷なので包帯を巻けば治るだろう!」と思って巻いて治療したのですが、ジャングル探索で身体が汚れていたためか、擦り傷から感染症を引き起こして死亡するということが発生し、治療に対するリアルさを学びました。

  • ▲葉っぱを使った包帯で腕を治療するシーン、包帯や消毒液の代わりになるものは重宝するので、早めに集めて起きたいです。
  • ▲川などで身体を洗うことができるので、定期的に洗った方が感染症予防になります。ただ、腕や足に傷がある状態で川に入ると感染症になることも。

 状態異常は他にも“毒”、“発疹”、“発熱”、“虫の体内侵入”、“不眠症”などいろいろ発生します。しかも単独で発生するというよりも、生で食事をして食中毒になる&発熱といった状態異常の副次的に作用するものもあるので、対処法が分からず、あっという間に死亡……ということも。

 特に悩ましてくるのが“毒”です! これは蛇やサソリからもらってしまうことがあるのですが、強い毒性を食らってしまうと“毒”、“傷”、“発熱”といった三重苦を味わい、対処法を知らないと絶望を味わうことになります……。

人間の大敵はストレス!?

 生で食べられないようなモノを生で食したり、状態異常が発生したりすると“正気度”というパラメーターが減少します。主人公にストレスをかけると減少してしまうのですが、この“正気度”メーターは完全に失うとゲームオーバーになるぐらい重要なパラメーター。

  • ▲睡眠を取ると正気度が回復しますが、小屋ではなく地面で寝ると正気度が下がってしまうので要注意!

 “正気度”メーターは、減少すると幻覚や幻聴に襲われるという状態異常を引き起こします。ちょっとした怪我や病気を放置しただけで取り返しのつかないことになることもしばしば。

 ゴリ押しで進めることはほぼ不可能なので、主人公にストレスをかけないような丁寧なプレイが攻略のポイントとなります!

建築をしないと何も始まらない

 本作をプレイして最初につまずくのは“セーブ”です。

 オートセーブはないですし、メニュー画面を開いてもセーブはできません。小屋や屋根がある建物を建築することでやっとセーブできるのです。

 「なんだ! 建築すればいいのか!」

と、思うかもしれませんが、何も持っていない最初の状態から小屋を建築することはかなり難しく……下手すると建築する前に死んでしまい、やり直しということも……。

 小屋を建築しても、ジャングル探索中は小屋に戻ってくるまではセーブできませんし、次の目的地への移動中の場合は新たな拠点を作るまで途中でセーブを行えないので、慎重なプレイが求められます。

  • ▲初めての小屋は完成。夜になってしまったが朝まで安心して寝られるのと、セーブができる安心感があります。

大事なことはすべてノートに書いてある!

 主人公はノートを所持しており、そこには一部の建築材料や生成できるアイテムの素材などが記載されています。

 一番大事なのことは、食材を食べた時に起きた症状や、食中毒に効くといった効能などが記されていき、図鑑のようになっていくこと。1度口にしないとノートには記載されませんが、長いジャングル生活を送るうえで同じ過ちを2度犯さない心意気が大事になってきます。

 ゲーム終盤になると、ある程度は食べられるものや重要な植物、生物は把握できるようになります。ただ、まだ右も左も分からない序盤は、このノートが何よりも心のよりどころになります。


 建築できる種類も、原住民が作った建築物を発見して調べることで作れるようになり、増えていきます。ジャングルでの食材集めも大事ですが、原住民が残した建築物も探す楽しみがあります。

 一度クリアしたあとに、改めて最初からプレイしてみると「うわ! 全然建築物を作れない!」と驚きました(笑)。

 ノートにはこれまで起こった重要な出来事がメモ程度に記されています。ストーリー考察するうえで、忘れていた情報などを確認できるうえに、見返すと「こんなこともあったなぁ」と思いにふけることができます。

ストーリーがとにかくおもしろい!

 サバイバル要素が作りこまれているうえに、ストーリーが楽しいところが、最大の魅力だと思います。序盤は孤独に耐えながらサバイバルに苦戦を強いられるという展開で、ストーリー的な進展はそこまでありませんが、サバイバルに慣れてきた中盤から終盤にかけてストーリーが大きく動き出します!

 このサバイバルとストーリーの展開バランスが秀逸で、序盤の何もできない孤独感、中盤のちょっとずつ謎に近づいてく雰囲気、そして終盤の怒涛の展開と没入感がどんどん上がっていきます。


 そもそものゲーム全体の難易度は高めですが、正気度が減らなかったり、肉食動物が出てこなかったりする“公園の散歩(イージー)”、すべてのバランスが取れている“ジャングルにようこそ(ノーマル)”、正気度減少速度が増えたり、栄養不足になりやすくなったりする“ジャングルの王(ハード)”、コンテニュー不可で死んだら最初からになる“緑色の地獄(ハードコア)”、そしてすべての敵や状態異常などが起きずストーリーや探索に集中できる“観光客”といった5つ難易度から選んでゲームをプレイできます。

 難易度を下げてプレイすることもできますが、やはりサバイバル部分がかなり作りこまれていて魅力的なので、ノーマル以上の難易度でプレイすることをオススメします!

 他にも難易度をカスタムしてオリジナルの難易度が作成できるのも本作の特徴です。

 難易度の高いサバイバルシミュレーションゲームゆえに、最序盤で小屋を作成し、火を起こし、ちょっとした拠点を作るだけでも一苦労します。しかし、セーブしただけでも生きていることを実感でき、1つのゲームを終えたかのような感動がこみ上げてきました。

 戦いがメインでなく、狩りでもなく、生き抜くことに特化していて、一瞬たりとも気が抜けないリアルなサバイバル体験をしたい人にオススメしたい作品です。

© 2020, Original version developed by Creepy Jar S. A. , Nintendo Switch version developed and published by Forever Entertainment S. A.

『GREEN HELL』

  • メーカー:Forever Entertainment
  • 対応端末:Switch
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 配信日:2021年2月10日
  • 価格:2,499円