バトロワ初心者ウェルカム! アプリ『FF7 ファーストソルジャー』CBTを体験してみた

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 6月10日にはPS5で『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』が発売され、『FFVII』関連の動きから目が離せない2021年。その1つとなる注目タイトルが、ソルジャー候補生となって『FFVII』以前のミッドガルを舞台にバトルロイヤルで戦うアクションゲームの『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER(以下FFVIIFS)』です。本作はiOS/Android用アプリで、6月1日から8日までクローズドβテスト(CBT)が実施されるなど、2021年配信に向けて制作が進んでいるようです。

 『FFVIIFS』はミッドガルがまるまる戦場になるなど、『FFVIIリメイク』をプレイした人ならば興味を抱く要素も多く、リリースを心待ちにしている人も多いと思います。ですが、バトルロイヤルというジャンルを未経験で、様子見をしている方もまた多いことでしょう。

 そこで今回はバトルロイヤル初心者&『FFVIIリメイク』好きという目線から、クローズドβテストでわかったゲームの基本やおもしろさをお伝えしたいと思います。

基本ルールはほかのバトルロイヤル系と同じでなじみやすい

 一般的なバトルロイヤルといえば、最終的に戦場で生き残った者が勝者となるルールですが、『FFVIIFS』も基本ルールはそこを踏襲しています。バトルがスタートすると、ミッドガルの上空からプレイヤーがダイブして、任意の地点に降下することになります。

  • ▲時代設定が『FFVIIリメイク』の前となるため、ミッドガルの上層プレートは完成していません。なので、本作の戦場はプレート下になります。また、鉄道もまだ敷設されていないようで、駅もありませんでした。

 周りに人がいない建物近くに降下して装備を少しでも早く整えるがバトロワ序盤の展開だと思うので、この『FFVIIFS』でも、まずはアイテム回収を優先して装備を整えるようにするほうがよさそうですね。

  • ▲建物のなかには武器やマテリア(魔法)、回復アイテムなどがあるので積極的に足を踏み入れましょう。建物内ならば敵からの射線がさえぎられるのもメリットです。

 なお、戦場では敵に倒されないことが最重要ですが、バトルロイヤル系で意識しなければいけないのが“時間の経過で狭まる安全地帯内にいかに留まり続けられるか”という点です。バトルロイヤル初心者ならば、慣れないうちは銃声を立てずに(銃声で自分の位置が伝わってしまうため)アイテムをこそこそと回収。

 そして、ある程度安全地帯が狭まって敵の位置を把握しやすくなってから攻撃にシフトすると、わけもわからず戦闘不能になる……ということを避けられると思います。

  • ▲マップ中央に向かって狭まっていく安全地帯。安全地帯外にいるとダメージを受け、戦闘不能となってしまいます。初心者はこの安全地帯が狭まることへの焦りでミスするケースが多いです。

 万が一敵と遭遇したら、敵の位置を確認できない場合は障害物を利用して身を隠すのがベストで、敵の位置を確認できている場合は射撃、もしくは接近戦に持ち込んで反撃に転じましょう。とにかく立ち止まるのだけは厳禁ですよ。

  • ▲最後まで生き残ることができれば勝利!

“スタイル”選びはジョブチェンジに近い感覚

 本作で『FFVIIリメイク』らしさを演出する要素は多数ありますが、なかでもマッチング後に選択する“スタイル”は『FF』シリーズの“ジョブ”的な位置づけで、おなじみのアビリティやスキルを習得して使いこなしていくことも、おもしろさの1つとなっています。CBTでは4つのスタイルが選択できたので、各スタイルの概要をまとめて紹介します。

  • ▲スタイルには“STYLE MASTERY LEVEL”があり、成長させる楽しみも用意されています。ホーム画面の“マスタリー”を選択すると状態を確認可能です。

 ちなみに“ファイア”や“ケアル”などのマテリアを拾うと、MPを消費して魔法を発動可能となります。マテリアの使用にスタイルの制限はなく、もちろん上位の魔法も登場し、上位になるほどMPの消費が増える仕組みとなっています。

 マテリアは持てる数に制限があるので、回復を残すか攻撃を残すか、それとも補助系を残すか悩みました。でも時間を止められず、敵に狙われるという緊張感のなかでの戦略立ては、バトルロイヤル系ゲームのだいご味ですね!

  • ▲魔法を使う場合は立ち止まる必要があり、発動には時間がかかります。ですが、ひとたび発動すればその威力はバツグンです!!

ウォリアー

 剣による近接攻撃を行うスタイルです。スタイル特性の“チャージスラッシュ”は、近接攻撃のターゲット距離が延長し、ターゲット攻撃の移動中及びアビリティ“ドッジ”(一定距離を素早く移動)にバリアが付与されます。

<習得アビリティ>
ドッジ:自身の向いている方向に高速で移動する
ブレイブ:近接攻撃力、近接攻撃範囲、移動速度が一定時間上昇する

<習得スキル>
ウォリアースピリット:“チャージスラッシュ”“ドッジ”で付与するバリアを強化する
スラッシュドレイン:近接武器でダメージを与えると一定割合HPを回復する
反撃の盾:自身がダメージを受けた方向に、バリアを生成する(各レベル1回制限)

ソーサラー

 マテリアでの魔法攻撃を得意とするスタイルで、近接戦は苦手です。スタイル特性にMPが1増加し、マテリア(ファイア/ブリザド/サンダー)が強化されます。

<習得アビリティ>
トランス:一定時間自身のマテリアLvを1上昇、MP消費を軽減、移動速度を上昇する
マジカルスポット:MP回復速度、CT回復速度を上昇するフィールドを生成する

<習得スキル>
精神統一:MPの回復速度を速める
エナジードレイン:マテリア(ファイア/ブリザド/サンダー)で敵候補兵を倒すとHP/MPを一定値回復
魔力探知:自身から一定距離内でマテリアが使用されると効果発生場所をミニマップ上に表示する

モンク

 モンクは近接攻撃が得意なスタイルで、素早い攻撃が持ち味。スタイル特性の“秘技”は、ダメージを一定割合自動回復し、一度だけHP20%以下で一定時間自動回復/クリティカル100%の効果を持ちます。

<習得アビリティ>
ウォール:自身の前方にダメージ防御壁を展開する
チャクラフィールド:範囲内に存在する候補兵の継続HP開封k、毒を解除するフィールドを生成する

<習得スキル>
ヒールアップ:消費アイテム以外の自身が行うHP回復効果が上昇する
チャクラ解放:一度に一定以上のダメージを受けた場合HPを即時に回復する(各レベル1回制限)
秘技覚醒:特性“秘技”で発生する自動回復の割合が増加する

レンジャー

 敵の位置を索敵する能力に秀でたスタイル。スタイル特性の“マーキング”は、敵候補兵をスコープで一定時間捉えるか、ダメージを与えるとマーカーを付与します。

<習得アビリティ>
みやぶる:自身から一定範囲内に存在する候補兵、モンスター、ブリザド、グラビデの場所をマークする
あやつる:スタンレイを遠隔操作して周囲を偵察する

<習得スキル>
サイレンサー:全銃種の射撃時に発生する音が軽減される
危機察知:スコープで自身を捉えている敵候候補兵に反射光が付く
スナイパーライフル:スコープで覗いた際に敵キャラクターの視認性が上がる

 ちなみに、CBTで体験できたルールはひとりで遊ぶ“SOLO”と、3人で1チームとなる“TEAM”がありますが、“TEAM”の場合はクラスの被りができないのでご注意を。また、ここで紹介したアビリティやスタイルはCBTのものなので、変更される可能性があります。

『FFVIIリメイク』らしさは魔法や乗り物で存分に味わえる!

 最後は『FFVIIリメイク』を遊んだファンの心に刺さったポイントをご紹介。まず紹介するのは乗り物で、こちらはチョコボや神羅のソルジャー御用達のバイクなどが用意されており、広大なミッドガルの地を駆け巡ることができます。


  • ▲チョコボやバイクの疾走感はなかなかなのもの。強力なアイテムが出現したときの回収も、これを利用すれば捗ります。なお、チョコボはチョコボポイントで呼び出せました。

 戦場で敵となるのは生き残りをかけた同じソルジャー(ライバル)だけでなく、原作にも登場したモンスターたちも対象です。一般的な雑魚モンスターだけでなく、場所によっては強力なボスモンスターと遭遇することも!

  • ▲七番街の倉庫ではトンベリの姿を確認。そばには貴重な宝場が3つも!!

 最後は『FFVIIリメイク』でなじみのある場所がしっかり再現されている点。ミッドガルの完成前なので、エアリスの家などは確認できませんでしたが、知っている場所を見つけると「おおっ!」となること請け合いです。


  • ▲「伍番街で交戦中!」「セブンスへブンに集合!」なんてチーム内のやり取りを想像するだけで燃えますよね!

 というわけでほんのさわりでのプレイレポートでしたが、CBTでマッチングの数をこなせなかったのが心残りだったのと、ショップでの衣装やアタッチメントが購入できなかったので、じっくりプレイできるオープンβテストや正式サービス開始を心待ちにしたいと思います!

  • ▲タークス衣装で戦えるのはいいですよね! なお、購入にはゲーム内で手に入るギルを使います。

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