ネクソンが開発スタジオ・Embarkの完全子会社化に関する計画を発表

電撃オンライン
公開日時

 オンラインゲーム配信事業を行うネクソンは、Embark Studios ABを完全子会社化する計画であることを発表しました。

 ネクソンは、Embarkの株式を追加取得することで、持分比率を現在の66.1%から72.8%に引き上げ、今後5年間にわたり発行済株式のすべてを購入するオプションを獲得する予定です。これらの取引は、9月に開催予定のネクソン臨時株主総会の承認を経て実行されます。

 創立者であり、当社取締役であるパトリック・ソダーランドさん率いるEmbarkの完全子会社化を通じて、ネクソンは同スタジオを中心に欧米地域におけるゲーム開発への投資およびグローバルゲーム業界における競争力を強化していくとのこと。

 また、Embarkを完全子会社化し、ネクソングループ内の重要拠点とすることで、北米および欧州でのネクソンのゲーム開発力を高めていきます。

  • ▲Embarkの創立メンバー:(左から右へ) Magnus Nordinさん、Rob Runessonさん、Stefan Strandbergさん、Patrick Söderlundさん、Jenny HuldschinerさんおよびJohan Anderssonさん。

 Embarkは、ストックホルムに拠点を置き、最新テクノロジーを活用し、次世代オンラインゲームの開発を行うスタジオです。同スタジオの完全子会社化により、ネクソンがもつ業界最高水準のライブ運用のノウハウとEmbarkの業界トップクラスのゲーム開発力のシナジー効果がさらに強化されます。

 現在Embark内では、世界的大ヒット作を手掛けた実績を持つ人材が、スタジオ初の作品となるマルチプレイヤーゲームを開発中です。

ネクソン代表取締役社長のオーウェン・マホニーさんからのコメント

 Embarkの完全子会社化によって実現する、新たな価値の創造と可能性の広がりにとても期待しています。

 Embarkをネクソングループに迎え入れることで、ネクソンのライブ運用のノウハウとEmbarkの世界的ヒット作を創る開発力が一体化し、何年にもわたってプレイヤーから愛されるゲームを提供していくことができると考えています。

 ソダーランド氏は、戦略的ビジョンと業界トップクラスの開発スタジオの運営実績の両方を兼ね備える貴重な人材です。

 Embarkをネクソングループに迎え入れ、同スタジオを欧米戦略の中心とすることでネクソンの欧米市場における開発力の強化と事業成長の可能性が大きく広がったと確信しています。

Embark代表取締役のパトリック・ソダーランドさんからのコメント

 Embarkは、ネクソンの主要事業地域であるアジア市場を超え、グローバル規模でヒット作となる画期的なゲーム体験を創造するという、ネクソンの大きな目標を実現する役割を担っています。

 この大きなチャレンジに私の全力を尽くして取り組んでまいります。Embarkでは現在、新しいテクノロジーの開発および開発手法、そしてまったく新しいゲーム開発に対する考え方を追求しています。これらは将来ネクソンのゲーム開発に画期的な変化をもたらすでしょう。

(C) 2019 Embark Studios AB. All Rights Reserved.

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら