『マイクラ』洞窟と崖のアップデートを解説。ウーパールーパーやヤギの特徴は?
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『マインクラフト』で、6月9日に“Cave & Cliffs”アップデート第1弾が行われました。
本アップデートは、当初“Cave & Cliffs”アップデートとして実装される予定だったものが2回に分割されたもの。
“Cave & Cliffs”アップデートで追加予定だった大きなシステムなどは第2弾での実装となりましたが、第1弾でも新しい動物や鉱石などさまざまな新要素が追加されています。
この記事では、“Cave & Cliffs”第1弾のアップデート内容を紹介していきます。
新しい動物は意外と怖い!?
本アップデートでは、新たにウーパールーパーが登場。こちらは冬予定の“Cave & Cliffs”アップデート第2弾実装までは地下の水辺で発見できます。
本来なら洞窟を地下深くまで探索した末にようやく出会えた! というちょっとうれしいシチュエーションをレポートするべきなのですが、自分が実際に出会ったのは渓谷もしくは峡谷と呼ばれる細長く巨大な穴の底。
正直なところ地上から水辺があるか確認でき、地下まで降りるだけなら洞窟よりも用意という点を考えると、ウーパールーパーを見つけるために峡谷を探すというのはひとつの手でしょう。
さて、このウーパールーパー、見た目はかわいいのですが意外と獰猛。多くの水生生物に対して容赦なく襲い掛かります。
しかも、ウーパールーパーは体力が減ってくると一時的に死んだフリをして、ほかの水生生物に狙われずに体力を回復するためよほどのことがない限り力尽きることはなし。
バケツ1杯の熱帯魚を与えると繁殖させることもできるので、自宅付近の水辺に放って番犬ならぬ“番ウーパールーパー”をさせるというのもアリですね。
ちなみに、水生生物であってもイルカや海ガメに攻撃を仕掛けることはなし。これらの生き物と一緒に水辺で飼うこともできます。
また、同じく水生生物として発光するイカも登場。生態はイカと同様でやはりウーパールーパーには襲われますが、力尽きたときに発光する墨袋という専用のアイテムをドロップします。
発光する墨袋は、光る額縁のクラフトや看板に書いた文字を発光させたりする際に使用。夜や暗い場所でも目立つようになるので、なんらかの目印に活用できそうです。
そして、山岳バイオームには新たにヤギが出現するように。ヤギは基本的には無害な動物なのですが、ときおりプレイヤーやほかのモブに対して突進してくるという困った特徴の持ち主。
山岳は当然起伏に富んでいるので、突進されてはるか下まで真っ逆さまということもありえます。これまでのバージョンよりも少しだけ山岳を探索する危険が増したと言えるでしょう。
ちなみに、ヤギは小麦を手に持てば誘導することができ、リードで引っ張ることもできるので拠点に連れ帰って飼育することも可能。
ただ、ヤギはジャンプ力に優れており柵ひとつ分の高さは、軽々と飛び越えてしまいます。ヤギの飼育スペースは柵を高くするか低めの天井を用意しておくといいでしょう。
銅ブロックでおもむきのある建築ができる!?
そして、本アップデートには生き物以外にもいくつかの新要素が用意されています。そのひとつがジオードと呼ばれる球形の空間が地下や水中に生成されるようになったこと。
このジオードの内側には同じく新要素であるアメジストやアメジストのブロックが生成されます。
アメジストのブロックは、シンプルな新ブロック。上に乗った際に金属質の澄んだ音がなる以外に大きな特徴はないため、建材の選択肢が増えたといったところです。
一方のアメジストからは、新アイテム・望遠鏡をクラフトできます。望遠鏡は、その名のとおり遠くを見るアイテム。用意しておくと、遠方を探索する際に役立ちそうです。
また、通常ではありえないほど遠くから村や山などを観察するというのは単純に楽しいものなので、ジオードを見つけた際には一本はクラフトしておきたいですね。
このアメジストは当然ジオード内に限られた数しか生成されていないのですが、一度入手しても 新芽のアメジストというブロックから再度生成されるのが大きな特徴。
最大まで成長するとアメジストを入手できるので、ジオードを見つけた際は新芽のアメジストは破壊しないようにしておきましょう。
そして、鉄や金などの鉱石のラインナップには新たに銅鉱石が追加。
この銅鉱石からクラフトできる銅のブロックは、時間とともに錆びて変色するというこれまでのブロックにはない特徴があります。
これだけでは、銅で作った建築物が緑に変色してしまうことを避けられないように見えますがそうではなく、任意の錆び具合の銅ブロックをハニカムとクラフトすると錆び具合が変化しないようにすることが可能。
また、斧を使って錆びを取ることもできるので屋根は錆びているけれども外壁は茶色のままといった建築物を作ることもできます。
また、銅からは周囲に落ちる雷を引き寄せる避雷針がクラフトでき、これは木造の建築物にセットしておくことで建築物が燃えることを防げるとのこと。
これまでは雷の多い地域に住居を構えようとすると、住居に雷が落ちないようにブロックなどで対策をする必要がありましたがこれからはほとんど景観を崩すことなくこういった地域で暮らすこともできそうです。
新たなブロックで探索によりメリハリが!
ほかにも本アップデートでは、いくつものアイテムが追加されています。そのなかでも、アクシデントにつながってきそうなのが雪原バイオームに生成されるようになった粉雪。
粉雪は雪ブロックとよく似た見た目ですが、水と同じようにプレイヤーがそのなかに入ることができるもの。革のブーツを履いていない場合、粉雪の上に立てば粉雪の中に沈みます。
粉雪にハマっている間は移動速度が低下するうえ、革製の装備を身に着けていないとダメージも受けます。
実際にハマってみた感覚としては、周囲と見分けが付きにくい代わりにダメージは緩やかな溶岩といった印象。
雪ブロックに近い性質なので破壊することは簡単ですが、大量の粉雪でできた天然の落とし穴にハマってそのまま力尽きる可能性は十分にあります。
1ブロック1ブロック確認しながら探索すれば粉雪にハマることは避けられますが、それは非現実的。雪原に挑む際はシャベルやつるはしを持ち込んだり、革装備を着こんだりするといったことが重要になりそうです。
そして、新しいアイテムのなかでおもしろそうなのが大きなドリップリーフ。こちらは、プレイヤーやゾンビなどの生き物が乗ると2段階に分けてゆっくり傾くという特徴を持っています。
限界まで傾くと足場としての判定がなくなるため、落とし穴や隠し通路的なギミックに組み込めそうですね。
また、個人的に気になっているのが大きなドリップリーフの変化を検知できるように観察者を配置すると、なにかが大きなドリップリーフに乗ったとき、1回傾く、再度傾く、元の位置に戻るの4回のレッドストーン信号を発するという点。
まだ具体的にギミックに組み込んだりなにかしらの装置が出来上がったわけではありませんが、1ブロックでこれだけの回数のレッドストーン信号を発することができる特性は、なにか用途がありそうですね。
色覚多様性への配慮がうれしいブロックのデザイン変更
ここまでの新要素に加えて、個人的にうれしかったのは各種鉱石ブロックの見た目の変更。
これまで同じデザインの色違いになっていた鉄や金などのブロックのデザインが模様だけで区別がつくようになっています。
こちらは色覚多様性に配慮したアップデート。ほかの人よりも茶色と金色を区別するのが苦手といった人でも、『マイクラ』を遊びやすくなりました。
世の中にはなにかしらの理由でゲームの一部要素や全要素を楽しみにくい人がいます。そういった人がゲームをより楽しむためには、個々のタイトルでなにかしらのアプローチが必要です。
『マイクラ』は、今や超大ヒット作と言って多くの人が納得するタイトル。
そんな大きなタイトルが、既存のユーザーを喜ばせるためだけでなく今まで『マイクラ』を楽しみにくかった人が楽しみやすくなるようなアップデートを行ってくれたというのがうれしいですね。
そのほかにも、銅ブロックを使った階段などの建材をはじめ、新たなアイテムはいくつも存在。
また、鉄などを採掘した際にブロックではない形でアイテム化されるようになったため幸運のエンチャントで入手数を増やせるようになったといったシステム面のアップデートもあります。
探索も建築もより楽しめるようになった本アップデート。ですが、これは当初予定されていた“Cave & Cliff”アップデートの一部に過ぎません。
冬に予定されている第2弾アップデートでは、“考古学”の追加などまたたくさんの新要素が実装される予定。今から『マイクラ』を遊んでおくと、冬のアップデートもより楽しみやすくなるはずです。
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