今を取るか、1ターン先を取るか…。『白夜極光』の戦闘はシンプルだけどハマる奥深さアリ!

紅葉つかさ
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 Tencent Gamesより配信中のiOS/Androidアプリ『白夜極光』のレビューをお届けします。

 本作は、科学と魔法が織りなす幻想的な世界を舞台に、個性豊かなキャラクター達の活躍が描かれるラインストラテジーRPGです。

 『白夜極光』の世界観については別記事で紹介しています。

攻撃は同じ色のマスをつなぐだけ、と思いきや……?

 本作の戦闘は、火・水・雷・森の属性を表す4色のマスをつなぐことによって攻撃するというシステムになっています。

 マスをつなぐときは、1マス以内にある縦・横・ななめの同じ色のマスをつなぐことができますが、一度つないだマスはふたたびつなぐことはできません。


  • ▲つなげたマスの数に応じて与えるダメージが増えるので、できるだけ多くのマスをつなぎたいところ。

 ただし、つないだだけで攻撃できるわけではありません。同じ色でつないだマスに隣り合っている敵に、攻撃できるということです。

 つまり、ただ同じ色をつなげるだけではなく、いかにうまくマスをつなげながら敵の隣に行くか、という点が重要となります。


  • ▲このとき敵の隣に止まる必要はなく、通り過ぎるだけで攻撃できます。

 また、つなぐ色が重要で、キャラクターにも火・水・雷・森の4属性が決められており、つないだマスの属性と同じキャラクターしか攻撃できません。

 同じ属性のキャラクターばかりで戦闘を始めると、その属性をつないだときには、大きな見返りを期待できますが、その属性でつなげないときは攻撃ができなくなってしまいます。

 ただし、リーダーに設定したキャラクターに限り、どの属性でマスをつなげたときにも攻撃できるので、攻撃が強いキャラクターをリーダーにしたいですね。

  • ▲戦闘中は3回までリーダーを入れ替えられます。

 また、キャラクターは“能動技”と“連鎖技”という2種類のスキルを持っています。

 “能動技”は一定ターンごとに使用できるようになるスキルで、味方の回復や敵への攻撃、マスの属性を変えたりと効果はさまざま。



 どのスキルもマスをつなげて移動や攻撃をする前の発動になるので、かなり使いどころの多い技ですね。

  • ▲発動時にはキャラクターのカットインも見られます。

 “能動技”は強力ですが、“連鎖技”も負けず劣らず。むしろ使い勝手としては、こちらの方が使う場面が多い印象でした。

 “連鎖技”は、マスをつなげて最後のマスに到達したときに効果を発揮するスキルです。

 こちらも“能動技”と同じように回復や攻撃ができますが、つなげたマスの数に応じて効果が強力になっていきます。

  • ▲ガルーの場合、5~8マスをつなげると縦1列に攻撃できます。
  • ▲13マス以上つなげると効果範囲が縦3列になり、ダメージも増加します。

 ただし、攻撃と同じでつなげたマスと同じ属性のキャラクターしか発動できないので注意が必要です。

 また、マスを15個以上つなげると“極光連鎖”となり、移動後にもう一度行動できるようになります。

 “極光連鎖”が発動するのは1ターンに1回までですが、発動すると単純に自分のターンを1ターン増やせるということなので、できるときには積極的に狙っていきたいですね。

キャラクターを強化して戦闘をスムーズに

 戦闘をこなすうえで、大切なのがキャラクターの強化です。本作ももちろん、ストーリーを進めていくにつれて敵が強力になっていきます。

 しかもその上がり幅が大きく、第1章の最終ステージのおすすめレベルは15となっています。

 戦闘によって経験値を得ることができないので、ステージを進めるだけではレベルが低いままで勝てなくなってしまいます。ですので、キャラクターの強化を忘れずに行いましょう。

 キャラクターの強化でできるのは“レベルアップ”、“光霊覚醒”、“光霊突破”、“光霊装備”、“光の絆”の5種類です。

 “レベルアップ”は名前の通りで、キャラクターのレベルを上げて能力を強化するものです。

 特定のアイテムが必要になるので、誰を育てていくか決めてから計画的に使用していきたいですね。

 “光霊覚醒”はステージを攻略したときに入手できるアイテムを使って、キャラクターの強化とレベル上限をアップさせられます。

 キャラクターのレベルが一定以上でないとできませんが、強化の幅が大きいので主力のキャラクターはぜひやっておきたいところです。

 また、“光霊装備”で使用する“装備技”なども解放でき、装備することによって“能動技”や“連鎖技”の効果をプラスすることができます。

 “光霊突破”は、ガチャで入手済みのキャラクターを再入手したときにもらえるアイテムを使って、キャラクターを強化できます。

 こちらでも能力や“能動技”の強化ができますが、永続で“能動技”の効果をあげられるのが“装備技”との違いです。

 また、突破させられる回数はキャラクターのレアリティによって決まり、星の数と同じだけ突破させることが可能です。

 “光の絆”はキャラクターと交流して、ストーリーやボイスなどを解放する機能。

 それに加え、“光の絆”のレベルが上がったときに、少しキャラクターの能力が強化されます。

 ストーリーやボイス解放のおまけのような要素ではありますが、塵も積もればなんとやら。


 そして、用意されているストーリーは必見。よりこの世界への理解が深まるはずです。

巨像をカスタマイズして、快適な基地作り

 巨像はいわゆる拠点であり、キャラクターたちとの会話や施設のカスタマイズを楽しむことができます。

 巨像には、所有しているキャラクターがランダムで現れ、タップすることで会話を楽しめます。このとき、ギフトをあげれば“光の絆”のレベルを上げることができます。

 ちなみに、このとき表示されるキャラクターは、デフォルメされた姿でかなりかわいらしい姿になっています。

 細かいところまで作りこまれているので、会話だけではなく、この姿を見て楽しんでみるといいかもしれませんね。



 また、巨像はブリッジをカスタマイズすることで、さまざまな効果を得られる施設を作れるようになります。

 施設では、ステージをプレイするのに必要なプリズムやステージで獲得できるアイテムを増やせる“トモモ”を生成することができます。

 これらは、一度施設を建造すれば自動で生成してくれるのでとてもお得です。できるようになったら早く建造しておきたいですね。

 また、施設にはキャラクターを配属することができます。キャラクターは、特定の施設の効果を上昇させられるので、施設の建造と同時にキャラクターの配属もお忘れなく。

  • ▲キャラクターは施設に配属させても、ストーリーなどで使用可能。

 さらに施設にはキャラクターと同じようにレベルが設定されており、これを上げることでさらなる効果を見込めます。

 とくにプリズムを生成できる施設は、ステージに挑戦できる回数にも直結するので早めにレベルを上げておきたいですね。

 本作の戦闘は、同じ色のマスをつないで敵を攻撃するという言葉にするとシンプルなもの。

 しかし、つないだマスの数に応じて違う効果を発揮したり、ただマスをつなぐだけではない奥深さがあります。

 そのためにキャラクターの強化もしたりしますが、難しいこともなくシンプルなので、分かりやすいにも嬉しいですね。

 やってみるうちに、「もっとうまくマスをつなげられたんじゃないか?」と思うことも。次はもっとうまくしたい! と思わせてくれるような、中毒性もあるゲームですね。

©Tencent Games

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