『ユージェネ』今後の展望を直撃! アスタリスタの追加は? VTuberとのコラボは?

カワチ
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 コロプラのiOS/Android用アプリ『ユージェネ』のプロデューサーインタビューを2回に分けてお届け。後半は『ユージェネ』の今後の展望についてお聞きした。

  • ▲『ユージェネ』総合プロデューサー、STAR STUDIOS統括の福重潤哉さん。

ストーリーやアスタリスタの追加はいつ?

――インタビューの後半では、これからの『ユージェネ』についてお聞きしていきたいと思います。まず、続きのストーリーの実装時期などをお聞かせください。ストーリーの追加の要望は、#ユージェネ会議でもチラホラと挙がっていた印象です。

福重:追加はしたいと思っています。ただ、シンプルな追加ではなく、4人目のアスタリスタとの兼ね合いもあるのでどういったかたちにするか、現在進行で対応中です(笑)。

――おお。気になる4人目。しかし、4人目の追加に合わせるとなると、ストーリーはもう少しお楽しみの時間になりそうですね。

福重:ストーリーがどれぐらいユーザーの皆さんから求められているのか、現段階では測れていないところもあります(笑)。ほかにも手を加える部分が多く、ライブ配信も毎日あるので、ストーリー追加は楽しみにお待ちいただければと思います。

――#ワールドだけだとルーティーンの作業になってしまうので、物語があるほうが気になってプレイするユーザーもいるのかなと思います。

福重:なるほど。メインストーリーは基本的にキャラクターのことを知ってもらうためにありますが、全体の流れを決める軸でもあるので、しっかりしたものを届けたいという思いもあります。

 ただ、一方で大軸のストーリーなんていらないから新しいアスタリスタの追加などを優先してほしいという意見もあるのかなと考えていましたので(笑)、#ユージェネ会議の意見などでメインストーリーを望む声が多いようであれば、少し優先して頑張っていきたいですね。

――こまかい追加でもあるとうれしいかなと思います。ストーリーでいうとオープニングムービーで謎のキャラクター3人がチラッと写っていますが、彼女たちは今後登場するのでしょうか?

福重:よく気付きましたね(笑)。現在、公開しているストーリーの最後に黒髪の女の子が少しだけ登場しますが、彼女が関係しています。

 少しネタバレになりますが、彼女たちはストーリーにのみ登場することを想定していますが、場合によってはアスタリスタとして#ライブも......そんな風に考えられることもユージェネの魅力かなと思います。

――現在公開されているストーリーでは、コズミの世界が匂わされたりしていますが、新たな#ワールドの実装などは予定されていますか?

福重:構想自体はあり、コズミちゃんやアニャちゃんの世界はイメージボードや設定もあります。ただ、グーグルマップを使いつつ、どう違う世界であり魅力的であるかを考えなければいけないと思っています。

 画面の雰囲気をさくらの世界と変えたとしても、地形が日本そのままだと違和感があると思うので、そこは凝りたいですね。

 ただ、かといってアニャの世界を広大なオープンワールドで作るというようなことも現実的ではないと思っています。ここも、ストーリーと同様に望む声が多い場合に力を入れたいと思います。

 また、たとえばですが、彼女たちの元の世界をクロスメディア展開でコミカライズして描くといったことも可能だと思っています。

7月は驚きのミニゲームが追加予定!

――#ライブで“チューチューオペレーション”が急にはじまったときは驚きました。こういったミニゲームはすでにすべて作り終わっているのか、現在も同時進行で開発しているのか、どちらなのでしょうか?

福重:半々ですね。開発期間中に大方出来上がったものもあれば、今、絶賛、作っているものもあります。なお、“チューチューオペレーション”に関してはリリースの段階でほぼ出来ていました。

――と、なると、今後も新しいゲームが追加されていきそうですね。

福重:そうですね。我々のなかではゲームを体験ごとにカテゴライズしていて、“りんご収穫祭”や“メテオバスター”など、UIが大きく表示されてユーザーの皆さんが直接遊ぶものは”参加型ゲーム”と呼んでいます。

 “ゴリ盛りII”のようなゲームは見た目通り”1対1対戦型”で、“チューチューオペレーション”のようなアスタリスタと複数のユーザーの皆さんが遊ぶゲームを”1対n参加型”のゲームと呼んでいます。

 正式リリース後は参加型の新規バージョンと、今まで出していなかった応援型というゲームを出す予定です。この応援型は“チューチューオペレーション”が出てきたときよりも、さらにインタラクティブ性が高く、これまでにない仕掛けも多いと思います。

――それは楽しみです!

福重:『ユージェネ』は「こんなこともできたんだ!」と驚いてもらえると思います(笑)。

――ゲームと言えば、さくらだと“メテオバスター”が多かったりもしますが、アスタリスタによって遊ぶゲームの傾向があるのでしょうか?

福重:それぞれのアスタリスタがどのゲームを何回やったのかというのはこちらでカウントしているのですが、アスタリスタによってバラつきがあるのはたまたまです。

 ただ、たしかにさくらは“メテオバスター”や“GOGO!ロケット”が多いですね(笑)。

 開発のメンバーでも「偏りがある」と話題になっているので、今後はもっと満遍なくゲームが登場すると思います。

――着せ替えも見どころですが、スペシャル衣装はまだまだ用意されているのでしょうか?

福重:ストックはあります。ファンタジー風の衣装もリアルな衣装も両方あるので楽しみにしてもらいたいですね。

 今後はできるだけそのときの季節に合った形の衣装を出していきたいと思っています。なお、6月は花嫁も候補に合ったのですが、まだ早いかなと思って見送りました。

――来年が楽しみです(笑)。夏は水着にも期待しちゃいますね。

福重:その期待には……

――期待には?

福重:応えられると思います!

――やったー!

福重:しかも夏は季節のイベントが多いので複数の衣装を用意する予定です。

――衣装に関しては見逃し配信にも対応してほしいという意見もありますが、こちらはいかがでしょうか?

福重:もともと#ライブはリアルタイムに参加する人が中心で見逃し配信を観る人は少ないのかなと思っていましたが、想定よりも活用してくれるかたが多かったです。

 見逃し配信はリアルタイムで見たいけど見られなかった人を少しでも救えるといいなと思って実装しましたが、#ユージェネ会議で意見が多いようであれば衣装の仕様を変更する可能性もあります。

――4人目のアスタリスタは、どのように追加予定なのでしょうか?

福重:6月25日に“次世代アスタリスタ大募集”という形でオーディション参加者を募集します。『ユージェネ』は世界観を大事にしていますが、アプリの外ではユーザーの皆さん同士でも盛り上がれるような展開もやっていきたいと考えています。

 そのため、4人目が追加されるのはそれから数カ月後になると思います。

――なんと! 意外と早いですね。最初のアスタリスタを“超大型ライブエンタメプロジェクトのメインキャスト”として募集していたのが2020年の2月だったので、オーディションから登場までもっと時間がかかるかと思っていました。

福重:そこまで調べたんですか。詳しいですね(苦笑)。前回はオーディション開催直後にコロナ禍になるなどもろもろの事情によってオーディションや開発自体が延期してしまったんです。

 そのため、前回はいろいろな場面で時間を作ることができましたが、今回は今までのナレッジを活用し早いタイミングでのデビューを考えています。

――お披露目が楽しみです。“次世代アスタリスタ”は4人目を選ぶ形でしょうか?

福重:4人目プラス5人目以降も見つかればいいなと思っています。原石が見つかれば、積極的に採用させていただきたいなと思っています。自分としては8人~10人まではコンスタントにデビューして欲しいと考えています。

――おぉ、ということはかなり長いスパンで『ユージェネ』のことを考えられているんですね。

福重:はい、もちろんです! 『ユージェネ』の最終的な目標は様々なアスタリスタがいつでもユーザーの皆さんを迎え、多くの時間帯で#ライブをやっているという環境です。

 オーディション開催もそうですし、β運用中でのノウハウなどしっかりと今後につなげていくことが大事だと思っています。それが、今『ユージェネ』にできることかなと。

――いろいろなタイプのアスタリスタが登場するのが楽しみです。#ユージェネ会議では曲を配信してほしいという意見もありますが、曲の配信に限らず外部でのメディア展開などは考えていますか?

福重:俄然やりたいと思っています。曲の配信も、先ほど話したコミカライズの可能性など、クロスメディア展開はIPを広げるための有益な手段だと思っているので、ぜひやりたいですね。

 たとえば、おたよりやビンゴ大会で手に入るポスターやマグカップなどゲームでの報酬を実際に販売するなど、グッズ展開もやっていきたいです。

 曲に関しては、数がまだまだ少ないですので、ある程度たまってからアルバムのような形で出すのがいいのかなと考えています。

――コラボ展開に関してはいかがでしょうか? 『ユージェネ』は世界観を大事にしているのでコラボはやらなそうですが。

福重:みなさんそう考えていると思いますが(笑)、じつはコラボは積極的にやりたいと思っています。#ワールドという異世界が共存するような世界観を作ったのは、いつでも他作品とのコラボができるようにと考えた部分もあります。

 『コロプラ』の他作品ともコラボできますし、テレビ番組やVTuberさん、他社IP様とコラボしたいと思っています。ただ、『ユージェネ』の#ライブは少し特殊な空間なので、#ライブのステージへは簡単に相手を呼べないという課題もあります。

――確かに。これまでのように通話ゲストという形ならやれそうですね。

福重:じつは通話ゲストに関しては、すでに企画も動いているので楽しみに待っていてもらいたいです。

※TBS『よるのブランチ』取材のゲスト通話でブランチリポーター小泉遥さんに登場していただきました(6/21お昼の配信)

――最後に、まだユージェネをプレイしていない人、すでに楽しんでいる人に、それぞれに一言お願いします。

福重:すでに楽しんで頂いている皆さまからは#ユージェネ会議や配信後のアンケートなどでご意見もいただいているので、改善できる部分はしっかり対応していこうと思います。

 また、温かい応援のメッセージをいただくことも多いので、チーム一同とても励みになっています。

 β運用中につきプロモーションをしておらずネガティブな声があるのも承知ですが、7月からはプロモーションでも盛り上げていきますので、安心して待っていただければと思います。

 まだ『ユージェネ』をプレイしていない人は、得体が知れないゲームだと思いますし、楽しめるかどうかもわからないと思っている方もいると思います(笑)。

 『ユージェネ』の本当の魅力は文章やスクショ画面ではなかなか伝わらないので、ぜひアプリをダウンロードして実際にゲームをプレイしてもらえると嬉しいですね。

 きっと今までにないエンターテイメント に触れていただけると思います。


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


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