ぜんためは熱気にも負けないフェスティバル! 炎天下のインディー通り3丁目でゲームを遊ぶ!【電撃PS】

まさん
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 2019年8月3日(土)~4日(日)の2日間にわたって、岐阜市で行われていた第3回全国エンタメまつり(略称:ぜんため)。このイベントは会場内に展示されていたゲームの試遊や物販をはじめ、さまざまなゲームに関連する出展が行われていました。

 すでに公開している2つの記事に引き続き、今回は会場の外にあったゲームストリートからインディー通り3丁目にスポットを当てて、会場の様子をお届けしていきます。

  • ▲会場の外ではさまざまな物販も行われていました。自分は『じんるいのみなさまへ』グッズを買いに行くのも目的の1つだったので、さっそくツクモ物販ブースでマグボトルを買いました。ホクホク。

 アツイ! あまりにも暑い! 岐阜の暑さはかなりのものなので、空調が入ったインディー通り1丁目が最高なのですが、ぜんためのメインはそこだけじゃありません。

 むしろ、外の商店街こそ真骨頂! ぜんためは地域密着型のお祭りなので、商店街のど真ん中に筐体が展示されていたり、物販ブースが出ていたりと、ある意味本当にお祭りの屋台が並んでいるようなものなんですよ。

  • ▲推しキャラへの愛を叫ぶ“大声チャレンジ”や、射的が楽しめた『アズールレーン』のブース。お祭りでおなじみの屋台を、ゲームキャラと絡めて楽しませてくれるのはぜんためならでは。

 そんなわけで、ちょっと本題に入る前にこの会場の様子を語りたいのですが、本当に"お祭り感"があって最高でした。優勝すると飛騨牛がもらえた『リアルタイムバトル将棋』(リアルタイムで動かす新しいタイプの将棋ゲーム)のゲーム大会を開催しているシルバースタージャパンブースがあったり、『UNDERTALE』のグッズが買えるハピネットブースがあったり、見どころ満載!

  • ▲このゲームは自分も持っているので、参加して飛騨牛をゲットしたかったですね。でも、そんな時間は存在しなかった。しなかったのだ……。
▲ハピネットの物販では、有名どころのインディーゲームグッズが買えました。レトロゲームの体験会も大盛況。

 任天堂ブースもありましたが、こんなに牧歌的な任天堂ブースもめずらしいですよ。商店街に溶け込んでるんですもん。展示されているゲームはBitsummitと同じものでしたが、子どもたちや家族連れが群がっていたのも、流石任天堂という感じのブースでした。

  • ▲最大4人でゴールを目指す協力ゲーム『HEAVE HO』。常に4人以上の人がいて、笑いが絶えないブースだったのが印象的でした。

 ほかのブースでは、昨年の展示で子供たちの人気ナンバー1というくらい大盛況だった『オバケイドロ』なども。オバケと人間に分かれてケイドロをするゲームで、すでに発売済のタイトルですね。

 こんな風に、今年のメインストリートはなかなかすごかったのですが、忘れてはいけないのがインディー通り3丁目。メインストリートを抜けて道路を渡ると、痛車コーナーの先にインディー通り3丁目というインディーゲーム展示スポットが存在していたのです。当然、こちらも含めて紹介していきますよ!

台湾発の爽快アクションゲームが日本上陸!『Dusk Diver 酉閃町 -ダスクダイバー ユウセンチョウ-』


 メインストリートのハピネットブースで遊べた1本。台湾の渋谷と呼ばれ、台湾の若者文化が集う"西門町"を舞台にしたアクションゲームです。日本の声優さんが声を当てており、言われないと台湾のゲームだとわからないくらい日本人好みの作風なんですよ。自分も絶対買う予定の1本です。

 オシャレな台湾の渋谷を歩く感覚は、自分の大好きな『幻影異聞録♯FE』みたいだし、ボタンを押す順番で次々とコンボがつながるアクションも爽快。無双系のカンタンかつカッコよく暴れまわれるゲームで、もっともっと話題になっていい作品ですね。

 とにかく会場で遊んだだけでも出来の良さをビシビシ感じました。キャラクターを召喚して戦ってもらったり、必殺技でアップになる主人公の演出も良く期待が高まる作品です。発売日が10月24日と結構先なのですが、早く遊びたい! いや、Steamではすでに出ているんですけど、こういうゲームはコンシューマーハードで遊びたいんですよ!

ホシに潰されないように避けながらクリアを目指すパズルゲーム『ホシミホシ』


 メインストリートを抜けて道路を渡ると、パチンコ屋や子どもが入っちゃいけないお店に囲まれたインディー通り3丁目にたどり着きます。日常にインディーゲームが溶け込んだ、あまりにもサイバーパンクな風景にクラクラしつつも、ひと通り見て回るとおもしろそうなパズルゲームが。

 いや、パズルというよりもアクションゲームとパズルが融合したような作品かもしれません。ルールは独特で、女の子を操作しながら上から降ってくる"ホシ"を避けて安全地帯を渡り歩き、ジャンプして積み重なったホシに乗って上を目指すというもの。

 最初は、星が振ってくると言われて上ばかり見ていたらゲームオーバーになったりとルールを把握できなかったのですが、わかってくると、うんなるほど。これはなかなか新しいパズルゲームですよ。

 地面が暗くなったところに星が降ってくるので、明るいところが安全地帯となる本作。安全地帯にうまく移動したり、振ってくるホシを回転させて安全地帯をつくったりと、少女とホシの両方を操作するのが忙しい! 最初は戸惑うのですが、わかってくるとサクサク登れて楽しいゲームです。なかなか特徴的だったので、開発していたCyberPieceさんたちにお話をうかがってみました。

──このゲームは、どのような発想で生まれたのでしょうか?

CyberPiece:自分たちは専門学校生で、東京ゲームショウ向けのゲームを作っています。今回はテーマが"星"だったので、10等分に分けられた星の形をそのまま使用してゲームを作ろうと考えました。

 テーマが出てからチーム5人で話し合い、たまたまホワイトボードにホシ型の物を積み上げていったイラストを描いていたんですよ。それを消さずに残していたら、次の日にそれを見た先生が「パズルを作るなら『キャサリン』を参考にしたゲームを作ってみたらどう?」と言われて、その系統のパズルなら考えやすいだろうと思って作ったのが本作です。

──日本ゲーム大賞に応募している作品なんですね。

CyberPiece:そうです。まだ選考中なのでわかりませんが、手触りのほどはいかがでしたか?

──最初の想像とは違ったゲームでしたが、ルールがわかると納得できる内容だと思いました。

CyberPiece:どうしても慣れた物のほうが操作しやすいのですが、このゲームは新しい操作感に近い物で、キャラクターを操作しつつも上から降ってくるホシも操作します。なので最初から遊んでわかるというよりも、説明されてようやくわかるような感覚のゲームだと思います。

 最初は難しいかもしれませんが、ハマればとことんハマってくれる人が多くてスルメなゲームなのではないでしょうか。学内展示でも遊んだ人が慣れてくると、どんどんタイムが早くなってくる感じで盛り上がり、楽しいという意見をもらえています。

夢の世界をさ迷う描き込みがスゴイRPG『SNOOZE』


 インディー通り3丁目を歩いて目に入ったのが、細かい描き込みのRPGっぽいゲーム。開発者によると、今回は雰囲気を感じて欲しいので、まだ街を歩くような状態でしかないバージョンらしいのですが、すでに良さげな雰囲気がビンビンと出ていました。

 ゲームは、夢の世界に閉じ込められた少女を操作して脱出を目指すという内容ですね。絵画のような描き込みの見た目はインディーゲームで例えると『マシナリウム』風。夢の世界から脱出すると言っても『ゆめにっき』のように正体不明な夢ではなく、会話などを聞く限りちゃんとした世界観がありそうでした。

 やはり、完成したらどんなゲームになるのかが気になるところ。開発したRUMORさんにお話をうかがってみました。

──このゲームは作り始めたばかりなのですか?

RUMOR:ちゃんと作り始めたのが、最近になっちゃいますね。構想自体はあったのですが、なかなかチームの人が集まらなくて、やっと進んだ感じです。

 ちょっと、このイラストを見ていただきたいのですが、これは全部で4ステージ用意しているうちの第1ステージなんですよ。遺跡都市という場所で、トレジャーハンターなどの楽しいオッサンがいっぱいます。

──今回は歩くだけのバージョンでしたが、完成形は見えていますか?

RUMOR:はい。今、8月中旬のコミケで無料体験版を配ろうと考えています。それは、ちゃんとストーリーがあって途中まで遊べる体験版なんですよ。ホームページでも公開しますので、その際はぜひ遊んでみてください。

──基本は、夢から脱出するために少女を操作して遊ぶゲームなんですよね?

RUMOR:そうです。果たして、脱出するのが本当に良いのかは選択肢しだいですが……。画面の右上に"モチベーション"というゲージがあるのですが、このゲージによって少女のテンションが変わり、世界が変わっていきます。マルチストーリーでマルチエンディングになっています。

 ほかにも、まだまだ興味深いゲームがあったのですが、自分の体力の限界もあってインディー通り3丁目から離脱した自分。いや、興味深いゲームが多いんですよ。しかし、炎天下で遊ぶのは辛い! 椅子も熱い!! もし、来年があるならインディー通り3丁目も屋内に移してくれるといいな……。

 というわけで、ぜんためレポートはいよいよ次がラスト! 次は再びインディー通り1丁目に戻り、未来ある若者たちのゲームにスポットを当てていきたいと思います。