私の一番の幸せは妹たちの笑顔を見ること（パオラ）【FEヒーローズ名言集】

　任天堂より配信中のiOS/Android用アプリ『ファイアーエムブレム ヒーローズ』の名言集をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

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私の一番の幸せは妹たちの笑顔を見ること（パオラ）

　今回は、想いを集めて“その手が守る明日”より、ニンテンドー3DSソフト『ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄
王』より登場した新英雄“優しき長女”パオラの名言を紹介します。

　シリーズのさまざまな作品から、さまざまな英雄が登場して共闘するクロスオーバーが特長の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』。原作を再現した会話やキャラ同士の掛け合いもうれしいですが、原作ではありえなかったシチュエーション＆組み合わせや、作品（世界）を越えたイベントを楽しめるのも、大きな魅力となっています。

　また、アスク王国の王子・アルフォンスやその妹のシャロン、敵対するエンブラ帝国の皇女・ヴェロニカなど、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』オリジナルのキャラクターたちが、歴代英雄たちと繰り広げる戦いやドラマも見どころです。

　今回取り上げる想いを集めて“その手が守る明日”では、これまでも度々あった“異界の同じキャラクター同士”が直接交流を持つエピソードがストーリーの中核となっており、作品を越えてキャラクターを仲間にできる『ファイアーエムブレム ヒーローズ』ならではのイベントとなっています。

　パオラはマケドニア白騎士団に所属する天馬騎士で、マケドニア王女・ミネルバの側近です。同じく天馬騎士のカチュア、エストの姉で、シリーズ恒例の“ペガサス三姉妹”の元祖となったキャラクターです。

　2人の妹の面倒を見てきたせいか、騎士ながら包容力のある性格。密かにある男性に想いを寄せていますが、事情があってそれを表に出すことはありません。

　なお、今回取り上げるパオラの出典は『ファイアーエムブレム Echoes』ですが、元々はシリーズ第1作『暗黒竜と光の剣』から登場しており、『外伝』『紋章の謎』『新・暗黒竜と光の剣』『新・紋章の謎』にも登場するなど、シリーズでも活躍の場が多いキャラクターです。

　それを受けてか、姉妹共々『ファイアーエムブレム ヒーローズ』での実装数も多く、“白騎の長姉”パオラ（『紋章の謎』）、“兎姉妹の長姉”パオラ（『紋章の謎』）、“鼎翼の三姉妹”パオラ（『紋章の謎』）が参戦しています。今回の名言は、姉妹3人で比翼英雄となった“鼎翼の三姉妹”パオラとの会話で語られたものです。

　アスク王国に召喚されたパオラは、そこで幼き時代の自分たち三姉妹（“鼎翼の三姉妹”パオラ）と遭遇します。自分はもちろん、まだ幼い妹たちの姿に驚きますが“異界の自分たち”ということで納得して、以後何かと面倒を見るようになります。

　まさに自分で自分の面倒を見る状態ですが……双方、結構すんなり受け入れてますね。召喚された時代が違って年齢差があるので、納得しやすいのでしょうか？

　ちなみに幼い三姉妹が描かれるのは本作オリジナルで、歴代『ファイアーエムブレム』シリーズのファンにとっても新鮮なイベントだと思います。この頃から長女：優しい、次女：まじめ、三女：おてんばと、性格は変わっていないみたいで面白いですね！

　幼い三姉妹に槍の稽古もつけるようになり、異界の自分との交流が続きます。幼い3人は特に仲がいいようで（現在の3人も仲良しですが）、同席していたフィヨルム王女が遠い場所にいるきょうだいたちを思い出して、思わずしんみりしてしまったほど。

　フィヨルム王女の物語は第2部のクライマックスで完結した形になっており、以降のメインストーリーではあまり登場しませんが、こうして“外伝”や“想いを集めて”でちょくちょく顔を出してくれるのは嬉しいですね。

　スルトとの対決で気を張り詰めていることが多かったメインストリーとは違って、結構ギャグっぽいエピソードも多いので、見ていて幸せな気持ちに……。

　いっぽう仲良し三姉妹にも時には問題が発生することがあるようで、パオラ自身もそれを見てかつての自分たちを思い出し、懐かしみます。

エスト「わたしもパオラねえさまと同じお花がいいー！」

カチュア「わがままを言ってパオラ姉さまを困らせてはダメよ」

パオラ「じゃあエストにはこれをあげるわ。大切にしてね」

　“同じお花”……意味深ですね。長女と三女は趣味が似ているとのことで、それは恋愛面でも……!?

　『Echoes』時代のパオラは、すでに「いけない……この気持ちは閉じ込めておかなくちゃ」状態なので（ステータス画面でツンツンした際のセリフより）、異界の自分からの何気ない相談に対して、思うところがあったのかもしれません。まるで自分自身にアドバイスするかのように、今回の名言を口にします。

　幼き時代から今に至るまで、ぶれない長女の想い。異界のパオラも、ためらいなく賛同します。

　ここでどう発言するかで、幼いパオラの将来を変えることができたのかもしれませんが……。パオラは“寂しさ”を感じつつも、今の自分やかつての決断を後悔していないことが、この発言でわかります。胸に刺さりますね……。

　異界の（幼い）自分とのほほえましいニアミス話のようでいて、パオラの悲恋をテーマにした、非常に印象深いエピソードでした。こうして原作の設定を補完してくれるのは、ファンにとっては嬉しい限り……最近の“想いを集めて”は、こうしたグッと来るエピソードを扱ってくれることが多いので、今後とも要チェックです！

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