もし、この方を斬るというのなら、私諸共斬りなさい!(ミナギ)【うたわれロスフラ名言集#2】

ライオン松本
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 本記事は、アクアプラスから配信されているiOS/Android向けアプリ『うたわれるもの ロストフラグ』に登場する魅力的なキャラたちの名言を紹介する連載企画です。

 第2回目の今回は、『ロスフラ』のメインヒロインを務める“ミナギ”(声優:種﨑敦美)と主人公“アクタ”(声優:中井和哉)の出会いのシーンをピックアップ。

 時系列で言えば、前回のアクタの名言の前日談となるのでよろしければ、そちらもご覧ください。

※メインストーリーなどのネタバレが含まれますので、ご注意ください。

もし、この方を斬るというのなら、私諸共斬りなさい!(ミナギ)

1章“第4話”

 今回ピックアップしたシーンは、物語の起承転結でいうところの起にあたり、そしてかなり重要な部分である主人公とヒロインの出会いのシーンです。

 ふたりの出会いの始まりは、溶岩が溢れる火口で何かに追い詰められたような思いを独白するミナギのシーンから始まります。

 この瞬間のミナギは弱った言動が目立ち、さらに誰かを助けるために自分を犠牲にしようとしている様子が伺え、前章での彼女の姿を見たプレイヤーからすると少なからず驚きますよね。

 しかし、この様子を見るに覚悟が決まっていないのは一目瞭然。ずっと立ち尽くすミナギでしたが……そこに異変が起きます。何か大きな音が鳴ったと思えば、背後に現れたのは巨大な化け物でした。

 突然現れたソレから一目散に逃げるミナギ。相手は巨体で動きは鈍いように見ましたがその歩幅は大きく、確実に彼女を追い詰め……運悪く足を岩に引っ掛けてしまったミナギに巨人は容赦無くその拳を振るいました。

 その巨体からの一撃はあまりにも重いもので、ソレを受けたミナギの意識は暗くなります。そして、自分が死ぬということを理解し、諦めたような思考へとシフトしていきました。

 しかし、頭に浮かんだ少女の姿がミナギの生への執着を蘇らせました。「まだ死にたくない、誰でも良いから助けて」そう願った瞬間、彼女の声に答えるように何かが目覚めました。

 場面は切り替わり、今度は暗闇からのスタート。真っ暗な謎の場所でアクタは目覚めます。ここはどこか、なぜ動けないのか、そんな思考と共に周りに誰かいないかと助けを求め声を上げますが、やはり反応がありませんでした。

 そんな自分の状況に絶望しかけるアクタでしたが、そんな彼の耳に小さな声が届きます。その声にすがるようにアクタは声を上げ、手を伸ばしました。

 そして、その伸ばした手は別の空気触れ、手のひらには何かの衝撃がありました。一体何が、そんなことを考える暇もなく彼の目の前にはよりアクタを混乱させる光景が飛び込んできました。

 その光景とは、彼の手のひらには一人の少女がすっぽりと収まっていたのでした。

 その光景に混乱しつつもとにかくまだ動かない自分の体を気張って無理やり動かすアクタ。そして、何かのエラー音のあと彼は絞り出されるように開放されました。

 自由になった体を起こしてみれば目の前には、上半身だけの巨大な人のようなものが横たわっていました。

 そしてその巨人の手は先まで自分自身のものだと思っていたもので、冷静にみればアクタはこの中にいたように見えます。

 とはいえ、そのことよりも彼が優先したのは先ほど目に写った血まみれの少女のことでした。とにかく安否をとミナギのもとへ向かってみれば、彼女の容態は息はしているものの、一眼でわかるほどの重症でした。

 とにかく止血を行いますが血は止まりません。そして、血を止めたとしても時間稼ぎにしかならないことも明白でした。

 どうすれば、とアクタが思考を巡らせていたとき、今度はミナギに異変が起こります。大きな怪我をしているのにも関わらず大きな声をあげ、暴れ出してしまいました。

 これはまずいとアクタは彼女に落ち着くように声をかけつつ、その身を取り押さえました。

 この容態で暴れさせては余計にまずいとミナギを抑えようとしましたが、その力に耐えられず抱きしめることでなんとかしたアクタでしたが、腕の中のミナギが次に起こした行動は予想外のものでした。

 ミナギは彼の首に噛みつき、そこからアクタの血を吸い出したのです。

 そして血を吸い終わったミナギの様子は先ほどまでの苦しそうな様子から一転して、穏やかな雰囲気で寝息をたて出しました。

 そんな彼女の様子に安堵しつつ、そういえばと傷を確認してみればうっすらと模様のようなものが残っているだけでした。

 その後、目を覚ましたミナギはアクタの(上半身裸の)姿を見て驚きつつも、何があったか確かめるために現状を確認しました。その会話で分かったことは主に以下の通り。

・アクタは記憶がない
・アクタは目の前に横たわる巨人の中にいた
・瀕死だったミナギを助けてくれたのがアクタ

 と、この後も本作を楽しんでいく上で覚えておきたいであろうキーワードが結構出てきたりもします。

 そんな会話の中、ミナギから自分たち住む場所へ来てくれないかと提案されます。アクタとしてもこの申し出はありがたいということで、結果的にミナギの住む大社へと向かうことになりました。

 ミナギに案内され、大社へと到着してみるとそこには彼女を姫様と呼ぶ武装した兵が。兵の中でもイエナガと呼ばれた男性は権力があるようで、ミナギの母親(ここの主人であろうヒト)の片腕を務めていると教えてもらいます。

 一方でイエナガの方もミナギを探していたようで、言葉だけを聞けば心配しているように見ますが、何やら脅しているような不穏な会話も垣間見えています。

 明らかに嫌がっている様子のミナギですが、何か事情があって強く出れないように見えます。ソレを察してか、アクタが止めに入ります。

 それに対してイエナガはアクタの姿を見て警戒を見せます。これに関しては突然、半裸で仮面をつけた男が現れたら誰でも警戒してしまうと思うので、アクタにも責任がありますね……。

 そして警戒していたイエナガが出した結論は、アクタがミナギを傷つけたという勘違いを生んでしまいます。さらにそのまま、アクタはイエナガの命令で囲まれてしまいます。

 まさに一発触発な状況で、どう見てもアクタがピンチでしたがそこに待ったをかけてくれたのが、やはりミナギでした。ミナギは先ほどまでの弱気の姿勢から一転して、アクタを怪しいと疑い続けるイエナガに正面から否をぶつけました。

 自分は傷つけられたのではなく、むしろ命を助けられたのだと真実を話すミナギ。しかしそれに対してイエナガは気が触れたのでは、とまで言い始めます。

 全く信じようとしない、そんな姿勢を見せるイエナガにミナギはきっぱりと言い放ちます。「私はこの方に救われた。故に自分の命よりも重く、自分の全てを捧げてもおかしくない」と。

 そして、もしもそんなアクタを斬るならばミナギもともに斬れ、と覚悟を持った目で言われてしまい、イエナガも言葉に詰まってしまいました。

 そうしてイエナガを言い負かし、アクタをミナギの客人(マレビト)として迎えるように命令しました。

 先ほどまでは、あれほど弱気だったミナギでしたが、アクタを守るためにここまでキッパリと言ってくれるところを見るに、本当に命を救ってくれことに感謝しているのと、彼女自身が非常に義理堅い性格なのが伝わってきますよね。

 ということで、第2回目となった今回はアクタとミナギの出会いの物語を紹介させていただきました。

 第1章の前半となる部分ではこのふたりの出会いが軸となった物語構成でしたが、読み返してみると謎の巨人から始まり、記憶喪失にクムナカラザと重要そうなキーワードがちらほらと出てきた章になっていました。

 『うたわれるもの』シリーズの最新作という立ち位置にある『ロスフラ』ですが、実際にプレイしてみると物語が独立している部分もあり、シリーズ未経験でもこの和風ファンタジーな世界観は十分に楽しめると思います。

 本作は無料で遊べてしかもアプリ! 気軽に一度プレイしてみてはいかがでしょうか?

(C)AQUAPLUS

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うたわれるもの ロストフラグ

  • メーカー: アクアプラス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • サービス開始日: 2019年11月26日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

うたわれるもの ロストフラグ

  • メーカー: アクアプラス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • サービス開始日: 2019年11月26日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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