猫がミルクの奪い合いをしてるけど…これ、光と闇の戦いなのよね。癒し系RPG『ねこシバのぼうけん』がゆる~い【電撃インディー#43】
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- 紅葉つかさ
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はMOGACONが配信中のアプリ『ねこシバのぼうけん カジュアルRPG』のレビューをお届けします。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
かわいいねこが世界を救う冒険へ
本作は、レジェンド・オブ・ニクキュウとカオス・オブ・ニクキュウの戦いが描かれているRPG。主人公であるねこシバと、封印されている暗黒神を目覚めさせようとするカオス・オブ・ニクキュウの戦いが繰り広げられます。
大まかなストーリーはこのような感じ。真面目で少しお堅いイメージもありましたが、いざプレイしてみるとそんなことはありませんでした。
というのも、まずは物語の中心となるねこたちのビジュアルが非常にかわいい!
登場するねこたちがすごく癒される顔をしており、ストーリー中にもそのまま登場。壮大なストーリー……なのですが、そのゆるいギャップに思わずクスリとしてしまうこと間違いなしです。
さらに序盤では、ミルクの奪い合いをしていたり、光と闇の戦いらしからぬ展開になっています。このゲーム、かわいいねこを押し出した癒し系RPGなのでは……? とも思ってしまいます。
そんな本作のストーリーは、ダンジョンで特定のアイテムを集めることで進行していきます。
集めるアイテムは、特定の敵を倒したときに確率でドロップします。揃ったときに自動でストーリーが始まるので、非常に進めやすいです。
ただ筆者は、ねこのかわいさにどうしても目がいってしまい、イベント中も「かわいいな」と思って集中できないことがありました。そこはちょっと反省点ですが、ねこがかわいいので仕方なかったんです……! お許しを!
戦闘はパーティ編成が重要
ストーリーを進めるために敵からドロップするアイテムを集める必要がある、と先程触れましたが、そのため本作は戦闘する回数が多めとなっています。
戦闘はダンジョンで“OK”ボタンをタップして一定のAPを消費することで戦闘が始まります。
戦闘自体は、敵味方が交互に行動していく形のオーソドックスなコマンドバトルとなっています。最初は通常攻撃である”ねこパンチ“しか使用できませんが、ねこたちをパーティーに編成することで使用できるわざの数が増えていきます。
敵と味方にはタイプがあり、敵だとHPであるハートの横に表示され、自分のタイプは技の色で確認できます。
タイプは、クール(青色)→キュート(赤)→ワイルド(緑)→クール(青色)→……の順番で三すくみとなっており、タイプによって与えるダメージが増減します。
そうして、戦闘に勝利するとステータスを強化するのに必要なクリスタルやストーリーに必要となるアイテムのほか、“ゆうじょう”の確率に応じてねこが“トモダチ”になり、パーティーに編成できるようになります。
“トモダチ”になったねこには1匹に1つずつわざが設定されており、編成して初めて戦闘で使用できるようになります。
タイプや使用したいわざによって、パーティーを編成したいですが、本作では状況に応じてパーティーを編成しなおすということをあまりする必要はありません。
パーティーは最大で5つまで編成できるのですが、戦闘中、その編成してあるパーティーを自由に切り替えることができます。
これによって不利なタイプの敵でも、パーティーを変えることで有利なタイプで挑めるのでできるだけ多くのねこを“トモダチ”にして、バリエーション豊かなパーティーを編成しておきたいですね。
また、パーティーの編成だけではなく、クリスタルを使ってねこシバを強化しておけばさらに戦闘が有利になります。強化できるのは、ハートとパワーの2種類でハートはHPでパワーは与えるダメージに影響します。
必要なクリスタルはそれぞれ違いますが、上げられる能力が少ないからこそ、どちらの能力も非常に重要で目に見えて戦闘時のダメージなどが変わるので頻繁に上げておくのがベスト。
ねこがかわいい+しっかり作られたRPG
本作は、光と闇の戦いを描いたRPGで、かわいいねこたちが主役として登場します。
そんなねこたちのかわいさが印象的ですが、戦闘を始めとしたシステムはかなりしっかりと作られています。とくに戦闘は、新しいダンジョンが出現した直後に攻略しようとすると、かなり敵が強く、パーティー編成や強化をしっかりしないと難しい難易度だと感じました。RPGが好きな方でも楽しめるのではないでしょうか。
ほかにも、“トモダチ”になったねこや戦闘で入手したアイテムのコレクション要素もあるので、すべて埋めようとプレイしているとより、本作のことを楽しみながらプレイすることができました。
ねこに癒されるのが好き! かつ、RPGを遊びたい! という方にオススメの作品となっています。
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