144Hz駆動のeスポーツ対応4Kディスプレー『ROG Strix XG27UQ』がベストバイ【電撃ベストバイ2021】
- 文
- 松野将太
- 公開日時
電撃独自の視点で選出した“買って損なし”な逸品を紹介する特別企画“電撃ベストバイ2021”。
近年の快適なゲーム環境構築を語る上で、もはや外せない存在となっているのが液晶モニターです。
ここ数年のPCスペックの向上に加え、コンシューマーハードのハイフレームレート対応などの追い風もあり、直近でも高解像度・144Hz以上のリフレッシュレートを実現した高性能モニターが増えつつあります。
そんな時世を反映した製品として、今回は4K・144Hz表示に対応したASUSの『ROG Strix XG27UQ』をベストバイに選定しました。
4K・144Hzに対応したハイエンドモデル
本製品は27インチのIPS液晶パネルを採用するゲーミングモニターで、4K(3840×2160ドット)の高解像度表示に対応しながら、画面更新頻度を表すリフレッシュレートもeスポーツ水準の144Hzまで高めたハイエンドモデル。
大きめの画面でリッチな映像美を堪能しつつ、表示遅延や画面更新が重要になりがちなeスポーツ系タイトルでも有利になれる、汎用性の高さがメリットです。
個人で利用するPCモニターとしてはやや大きめですが、4K解像度の製品ならこれぐらいの大きさは欲しいところ。迫力あるゲーム画面が楽しめます。
先に述べた通り、モニターの最大解像度は4K。高解像度のゲームプレイはハードウェア側にも高いスペックが求められますが、美麗なグラフィックスが特徴のAAA級タイトルを最大限楽しみたい場合には、こうしたモニターを組み合わせて使うのが最適と言えます。
いまどきのハイエンドモニターらしく、DisplayHDR 400のようなHDR系の認証もしっかりと取得しており、色域に関してはDCI-P3カバー率90%と、こちらも悪くないスペックです。
加えて本製品の魅力は、上記のようなリッチなグラフィックス要件を満たしつつ、1秒間に画面を何回更新するか(=どれだけなめらかに映像を表示できるか)の指標となるリフレッシュレートも最大144Hz(DisplayPort接続時のみ。HDMI接続時は最大120Hz表示まで)まで高めている点にあると言えます。
さらに、画像や映像の質を保ったままフレームごとに合わせて圧縮・解凍を行うDisplay Stream Compression(DSC)技術が搭載されています。
通常、ネイティブ4k/144Hz映像を表示するには2つのDisplayPortが必要ですが、このDSC技術が搭載されていることで、DisplayPort 1.4ポートひとつで4K映像と144Hzのリフレッシュレートを実現できます。
シューター系タイトルやMOBAなど、競技性の高いタイトルではもはや必須とも言えるハイリフレッシュレート対応。
応答速度は1ms(MPRT)で、画面同期機能“G-Sync Compatible”に対応するなど、競技系モニターとしての要件もきっちり満たしています。
高解像度と高いリフレッシュレートを両立させたモデルはまだまだ高価ですが、あらゆるゲームの魅力を最大限に引き出す余地があり、1台でさまざまな用途をまかなえることから、導入するだけの価値はおおいにあると思います。
専用ソフトウェアも充実
そのほか機能面では、モニター設定の調整をPC上から調整できる専用ソフトウェア“ASUS DISPLAYWIDGET”を用意。画質調整などのOSDメニューへのアクセスはもちろん、アプリやプログラムごとにGameVisualモードを指定できるApp Sync、1画面に複数のウィンドウをさまざまなレイアウトで並べられるMultiFrameといった機能を簡単に利用できます。
ASUSのLEDカラー・パターン調整ソフト“AURA SYNC”による背面LEDの調整も可能で、見栄えのいいゲーム環境を作りやすいのも、こだわり派のゲーマーにとっては嬉しいポイントでしょう。
価格は99,720円(税込)と高価ですが、この手のハイエンドモニターとしてはまずまずのお値段といったところ。
1枚であらゆるゲームタイトルをぜいたくに遊びつくしたい、そんなコアゲーマーにおすすめしたい製品です。
■『ROG Strix XG27UQ』
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