『夢現Re：Master』主演声優インタビュー連載。第6回は醍醐ほのか役の伊藤静さん

　工画堂スタジオから発売中のPS4/PS Vita/Nintendo Switch（ダウンロード専用）/PC/Steam用ソフト『夢現Re：Master』。本作に出演する声優へのインタビュー連載をお届けします。

　本作は、工画堂スタジオのしまりすさんちーむによる、ゲーム制作会社を描いたアドベンチャーゲーム。帝都東京の都心からほど近い、街“虹園寺（こうえんじ）”にある小さなゲーム開発会社“ユリイカソフト”を舞台に、ゲーム制作者や声優たちの努力と葛藤を描きます。

　インタビューでは、演じた役や特徴、物語についてお聞きしています。なお、物語のネタバレが一部含まれるため、ゲームクリア後に記事を見るのがオススメです。

醍醐ほのかを演じた伊藤静さんへのインタビュー

――醍醐ほのかはどのようなキャラでしたか？

　基本的には明るくて、自分の会社を守りつつ、締めるところはしっかり締める、そしてお酒が大好き……つまり私が大好きな人、こういう人になりたいと思うようなキャラでした。

――ほのかと性格の共通点はありましたか？

　そうですね、お酒の部分だけですね（笑）。私は社長とかお偉いさんに見られがちですが、まとめる力はないので使うより使われる方がいいです。

――ほのか役ということでゲーム会社の社長を演じてもらいましたが、社長以外でやってみたい職業のキャラクターはありますか？

　声優はリアルでやっているので、お芝居の中でまでやらなくてもいいかなと思います（笑）。なので、社長でいいです！

　ほのかがゲームの中でそうでしたが、“できる”のが前提なので、演じていてスコンッと気持ちよくできます。実際に私が社長をやれって言われたら「うぅんと、わからない、何もできない、誰か――！！」ってなると思うんですけど、キャラクターはきちんとしてくれているので、気持ちがよかったです。

――伊藤さんはゲームを遊ばれますか？

　はい、テレビゲームをやります。昔はゲームショップでアルバイトをしていて、新作をバンバンやっていました（笑）。流石に仕事
を始めてからは、時間があんまりとれなくなりましたね。

　今はスマホのゲームか携帯ゲームですね。最近急に「ゲームやりたい！」となって、3DSでいろいろとダウンロードしてます。Nintendo Switchを買おうかすごく迷っています。『ゼルダ』がやりたくて（笑）。

――伊藤さんは台本をしっかりと読むタイプですか？

　ストーリーはすべて1回追いますが、そんなにガッツリチェックをしないですし、読めない文字やアクセントが分からないものがあったらバーッと調べるぐらいです。あとはストーリーに乗っていくタイプですね。

――今回の登場キャラクターのなかで伊藤さんが「この子なら付き合ってもいいな」と思う子はいましたか？

　基本的にはほのかになっちゃうんですけど（笑）。でもほのかは友だちの方がいいかな。ひねくれ者が好きなので、さきちゃんとか好きかな……。

――作中の深いシーンでヤマト（宇宙戦艦ヤマト）みたいなナレーションの場面はいかがでしたか？

　おもしろいなぁと思いました。こういうゲームの中で普通のナレーションはあっても、ああいう繰り返しみたいなものはなかなかない。もっと棒読みで、昔のヤマトみたいなのをイメージしていて、どっちがいいのかなぁと思ってきたんですけど、それでもちょっと読んでみたかったです。でも、あれが毎回来たらくどいかなとも思いますね（笑）。

――今後『夢現Re：Master』で見たい展開はありますか？

　ほのかが攻略キャラクターになってほしいです！　私もあいちゃんとゴールインしたい!!

　社長と社員として、お姉さんとして見ているだけだったのですが、それが一転、LOVEに変わった時……私はどう変わっていくんだろう……というのを私も知りたいです。

――最後、ゲームを購入いただいた人へメッセージをお願いします。

　かわいい子いっぱいのわが社、今後もどうぞよろしく。あと、「ニエ魔女もやりたいな～」っていうメールを工画堂さんに出したらいいですよ。私もニエ魔女が気になっていますし、皆さんもやりたいですよね!?

　『ゆリマスター外伝　ニエ魔女』……そういう展開があるかないかは、皆さま次第ですが、本当にかわいい子がたくさんいて、いろいろな子がいるので何度も何度も楽しんでもらえたらうれしいです！