横・縦どちらも使える万能フルHD Webカメラ『C980』【電撃ベストバイ2021】

松野将太
公開日時

 電撃独自の視点で選出した“買って損なし”な逸品を紹介する特別企画“電撃ベストバイ2021”。

 昨年から急速に普及したテレワークの影響もあって、パソコンを使ったリモート会議ができる環境を整えたという人も多いと思います。

 ノートパソコンなら大抵カメラやマイクが付いていますが、画質や音質はそれなりです。より綺麗な映像を映すために、別途USB接続のWebカメラを用意したという人も多いのではないでしょうか。

 今回は、そんなWebカメラ部門のベストバイ商品を紹介します。

1080p・60fpsを実現したWebカメラ

 Webカメラ部門からは、ロジクールの『C980』をベストバイに選定しました。

 ロジクールは価格帯別で複数のWebカメラをラインアップしていますが、本製品はフルHD解像度(1080p)かつフレームレート60fpsの映像を記録可能な高性能モデルで、ビデオチャットサービスや配信・録画ソフトと組み合わせることにより、明瞭かつなめらかな映像をストリーミング・録画できます。

  • ▲秒間60フレームのなめらかかつ精細な映像を記録できます。

 『C980』はWindows 10およびmacOS 10.14以降に対応する製品で、PCとの接続にはUSB Type-Cケーブルを利用します。

 特に映像ストリーミングではありがたい自動フォーカス、自動露出調整機能が搭載されており、ユーザーが細かな調整をする必要なく、適度な明るさでピントのあった映像を映し出してくれます。

 ウェブ会議はもちろん、ゲーム配信で自分の姿を映したいといった場合でも、基本的には調整をカメラ任せにできるのは非常に手軽です。

 デュアルマイクも内蔵するため、ちょっとしたビデオ通話ならこれ1台でOKでしょう。

  • ▲カラバリはオフホワイトとグラファイトを用意。ディスプレー上に設置することを考えれば、カラーを選べるのはうれしい配慮です。

縦・横の映像入力に瞬時に対応

 汎用性が非常に高いことも魅力です。たとえばカメラ部分を回転させることにより、16:9の横長画面から9:16の縦長画面へと瞬時に切り替えることができます(※無料の専用ソフト“Logicool Capture”のインストールが必要)。

 自分の映像を映す際に縦長画面のほうが都合がいい場合はもちろん、InstagramやFacebook向けの映像をパソコンからきれいに撮影するといった使い方も考えられます。

  • ▲縦方向への回転機能があるのはユニークです。本来スマホでの撮影を想定しているInstagramやFacebook向けのビデオも撮影しやすいなど、使い道が広がります。

 また、カメラの取り付け用のオプションも柔軟です。

 ディスプレーの上部に取り付けるためのマウントには、チルトとパンの機能が備わっていて、別途カメラ用三脚に取り付けることで、より自由に角度を調整しやすくなります。

 電子手ぶれ補正機構を内蔵しているため、急激な動きや衝撃があった場合でも、映像のぶれを軽減してくれるのもポイントです。

  • ▲基本的には、専用のマウントでディスプレー上に設置して使用することが多いでしょう。

 先に述べた専用ソフト“Logicool Capture”を使えば、被写体の自動フレーミングといった機能も利用可能です。

 また、“OBS”“XSplit”といった配信ソフト向けの調整も行われており、YouTube、Twitchといった動画配信向けに導入するのも有効でしょう。

 価格は20,350円(税込)とオーソドックスなWebカメラと比べて若干高価ですが、基本性能の高さと汎用性に魅力を感じるユーザー、ストリーミングに興味があるユーザーにはイチオシの製品です。

■『C980』

© 2021 Logicool.

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