長~く使える高性能なWi-Fi 6対応ルーター『RT-AX86U』【電撃ベストバイ2021】
- 文
- 松野将太
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電撃独自の視点で選出した“買って損なし”な逸品を紹介する特別企画“電撃ベストバイ2021”。今回はルーター部門の商品を紹介します。
ここ1~2年で、従来の無線LAN通信規格よりも高速な“Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)”に対応するPCやスマートフォンが増えてきています。
利用にはデバイスだけでなくWi-Fiルーター側の対応も必要なのですが、そもそもルーター自体なかなか買い替えるタイミングを決めにくく、まだまだ非対応の製品を使っている人も多いことでしょう。
できれば長く使いたいのがルーターなので、今購入するのであれば、Wi-Fi 6対応はマストと言えます。
超高速通信を実現可能な良コスパルーター
そんな最新のWi-Fi 6対応ルーターとして、今回はASUSの『RT-AX86U』をベストバイに選定しました。
3階建ての戸建て、4LDKのマンションといった広めの住宅を想定した高いスペックを備えつつ、5GHz帯では最大4804Mbps(理論値)の超高速通信を実現可能な製品です。
デザインは縦長で設置しやすく、3本の外付けアンテナが目立ちますが、実際は内蔵アンテナを加え、合計4本のアンテナを搭載しています。
ストリーム数はWi-Fi 6が4ストリーム、2.4GHz帯では3ストリームに対応し、接続デバイスが多い場合でも高速で利用できます。
5GHz帯の最大速度は先に述べた通り4804Mbps、2.4GHz帯での最大速度は861Mbpsと、どちらも高速な通信が可能です。
有線接続に関しても、本体背面に2.5Gbps対応のWAN/LAN兼用ポートを搭載。
一般的な1Gbps対応のWANポートとLANポート4つも備えており、10Gbpsなどの高速なインターネット回線との組み合わせはもちろん、2.5Gbps対応のNASなどの周辺機器をフルスペックで利用できるといったメリットがあります。
多機能ルーターで今後の買い替えも“無駄なし”
価格は、ルーターとしてはミドル~ミドルハイクラスの価格帯となる29,480円(税込)ですが、より上位の製品にも劣らない基本スペックは魅力的です。
初期設定には、スマートフォンなどの“ASUS Router”アプリが利用できます。
一度設定を終えた後は各種設定変更にも使えるのですが、たとえばアプリから“モバイルゲームモード”を適用することにより通信の優先度を高め、ゲームアプリの通信を快適に行うなんてことも。
このあたりの多機能ぶりは、いかにもASUSらしい印象です。すでに同社製品ではおなじみになりつつある、トレンドマイクロの技術を採用したセキュリティ機能“AiProtection”も利用できます。
加えて、複数のWi-Fiルーターを繋ぎ合わせることでより隅々まで広い通信範囲を提供するメッシュネットワークシステム“AiMesh”にも対応。
同じASUSの製品であればAiMeshの構築に活用できるため、無駄がありません。
総じて高性能・多機能にまとまっており、普及段階にある最新規格にもしっかり対応しているため、数年スパンで長く使っていけるのが最大のメリットではないかと思います。
■『RT-AX86U』
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