イングラム&R-GUN参戦! 『新スパロボ』のリュウセイがまさかの復活!?【スパロボDDコラム#46】

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 バンダイナムコエンターテインメントより配信中のiOS/Android用アプリ『スーパーロボット大戦DD』のコラムをお届け!

イングラム&R-GUN参戦! リュウセイが豹変する“イングラムの回顧録”開催中!!

 7月20日から、『スーパーロボット大戦OG』シリーズから、R-GUNとそのパイロットであるイングラム・プリスケンを獲得できるショートシナリオイベント“イングラムの回顧録”が開催中です!

 これまで『OG』シリーズからは、アルトアイゼン、サイバスター、コンパチブルカイザー、グランゾン、R-1、ヴァイスリッターが参戦してきましたが、いずれも“制圧戦”の報酬としてラインナップされており、ストーリーを楽しめる形での参戦は今回が初。ということで、イベントの見どころを紹介していきましょう!

 ストーリーは、DC(ディバイン・クルセイダーズ)総帥であるビアン・ゾルダークが駆る究極ロボ・ヴァルシオンとの“暁の決戦”からスタート。イングラムが立てた作戦に従い、キョウスケのアルトアイゼンがあらゆる攻撃を物ともしない歪曲フィールドを破り、マサキのサイバスターがヴァルシオンにトドメを刺しますが、リュウセイはこのことで引け目を感じてしまいます。

  • ▲ヴァルシオンは、歪曲フィールドを展開して鉄壁の防御を誇り、圧倒的な攻撃力をも兼ね備えている。
  • ▲最終的にヴァルシオンを打ち破ったのは、サイバスターのアカシックバスターだった。

 ところで、ここで描かれているビアンの最期は、1991年発売の『第2次スーパーロボット大戦』以来、幾度となく『スパロボ』シリーズに登場してきた名シーンですが、今回は特にテレビアニメ『スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ』での一幕がモチーフとなっています。

 イングラムが作戦を立案してマサキがトドメをすという流れや、ビアンの最期の詩的なセリフなどは、ゲームにはない展開でした。
 

  • ▲母なる地球に対して深い愛情を抱いていたビアン博士。その心残りはひとつ、娘・リューネのことだった。

 ヴァルシオンとの一戦で、リュウセイが自身の念動力を引き出せていないことに気づいたイングラムは一計を案じ、模擬戦でのリュウセイ(R-1)とキョウスケ(アルトアイゼン)の一騎打ちをお膳立てします。

 こちらは『スーパーロボット大戦OG』や『スーパーロボット大戦OGs』でおなじみの展開ですが、両作品ではこの模擬戦がリュウセイとキョウスケの初邂逅で、ビアンとの決戦の後のできごととなっています。

 明言されてはいませんが、今回のイベント全体がテレビアニメ版をベースとしているのかもしれませんね。

  • ▲命を賭けたR-1とアルトアイゼンの対決。果たしてリュウセイは、自分の秘めたる力に目覚めるのか!?

 イングラムの思惑は当たり、リュウセイの力は次なるステージへ。しかし、その身には異変が……。なんとリュウセイの性格が、自信満々のおちゃらけキャラに変わってしまったのです! “イングラムの回顧録”ということでシリアスなストーリーなのかなと思っていたら、なんなのこの落差!!

  • ▲ジャーダやガーネット、ラトゥーニらもリュウセイの安否を心配する。なんだか懐かしい顔ぶれ!
  • ▲『OG』世界でも、我々の世界と同じようにサイバスターやアルトアイゼンのプラモデルが発売されていることが判明! 筆者はまたしてもアルトアイゼンを予約しそびれた……。

 いうまでもなく、ここで描かれている性格変化リュウセイは、彼の初登場作品である『新スーパーロボット大戦』でのキャラクター。イングラムとR-GUNの初登場作品でもある『スーパーヒーロー作戦』以降、そうした傾向はいくらか鳴りを潜めていたのですが、ここに来て復活するとは……!

 『生スパロボチャンネル』で寺田貴信プロデューサーと森住惣一郎さんのタッグが『新スーパーロボット大戦』を実況プレイし、そのなかでたびたびネタになっていたことが、着想のきっかけなんでしょうね(笑)。

  • ▲すっかり豹変してしまったリュウセイ。あまりの変わりぶりに、仲間たちも驚きを隠せない。
  • ▲『新スーパーロボット大戦』特有の擬音表現! まさか、令和の新作で目にすることがあろうとは……。
  • ▲実戦の中でも余裕の表れなのか、まったく真剣味が感じられない。戦闘力はむしろ向上しているらしく、どこか『OG』シリーズでリュウセイのライバルだった、テンザンを思わせる。

 リュウセイはどうして豹変してしまったのか? はたして、もとの性格に戻ることはできるのか? その結果は、ぜひとも自分の目で確かめてみてください!

SSR R-GUN&メタルジェノサイダー


【ユニットデータ】R-GUN

【ユニットパーツデータ】メタルジェノサイダー



R-GUN&メタルジェノサイダーの評価(S)

 R-GUNは攻撃・命中タイプで登場。通常攻撃は射程3ビーム。SSR必殺のメタルジェノサイダーは射程+1のほか、攻撃力・照準値が自アクションごとにあがります。

 その他、気力による必殺威力の上昇と、弱点属性での攻撃時に攻撃力の増加もアリ。全体的な火力は悪くはないのですが、自アクションごとというのが玉にキズですね。真価をはっきするまでに時間がかかるので、どちらかというと長丁場のクエストに向いています。

 ……とまあ、“イングラムの回顧録”のストーリー上の主役はリュウセイなのですが、事態の発端を作り、そして収束させたSRXチームの教官イングラムと、その乗機R-GUNが獲得できます。

 R必殺技“ビームカタールソード”とSR必殺技“スラッシュ・ブーメラン”はミッションクリアでも入手できますが、SSR必殺技“メタルジェノサイダー”だけはガチャからの排出となっています。“メタルジェノサイダー”がピックアップ排出される4ステップアップガシャは、8月15日(13:59)までの開催です!

 そういえば、オンラインイベント『鋼の感謝祭2021』では、千値練さんから年内に発売される予定の“RIOBOT 変形合体 SRX”に対応したR-GUNの原型がお披露目されましたね。こちらは強化形態であるR-GUNパワードとしての商品化となるようです。はたして『スパロボDD』でもR-GUNパワードにパワーアップする日が来るのでしょうか!?

“絆は鋼よりも堅く”4ステップアップガシャで龍神丸用“炎龍拳”と零号機用“デュアルソー”が追加!

 ここからは、ラストスパートに突入したイベント“絆は鋼よりも堅く”の4ステップアップガシャで追加されたSSR必殺技パーツ2種をご紹介。龍神丸の2つ目のSSR必殺技パーツ“炎龍拳”と、エヴァンゲリオン零号機の3つ目のSSR必殺技パーツ“デュアルソー”がラインナップされました!

SSR 炎龍拳

【ユニットパーツデータ】炎龍拳



炎龍拳の評価(S)

 龍神丸2つ目の必殺で、基礎パラメータの上昇のほか、気力上限を上げてくれます。また命中時には、基礎パラメータ上昇バフと「直撃」の効果もかかります。

 戦闘回数によって強化されていくタイプなので、クエスト開始直後はやや苦手ですが、戦闘回数をこなし必殺を1度でも当てたあとは、かなりの活躍が期待できます。1つ目の必殺、"必殺登龍剣”にも命中時に基礎パラメータ上昇バフがあるので、どちらも所持していれば、最終的にはかなり強力なパラメータに仕上がってくれますね。

 龍神丸が使う炎龍拳は腰部のベルト状パーツから火球を発生させて敵に投げつける技ですが、『スパロボDD』では、両脇の4つの射出口から光の鎖を発射する飛龍拳とのコンビネーション攻撃になっています。

 原作『魔神英雄伝ワタル』での、炎龍拳初使用は第7話。龍神丸は搭乗者であるワタルの成長に応じて新たな技が使えるようになる魔神で、炎龍拳は第6話で使った龍牙拳に次いで追加されました。

 初使用の第7話では、防御態勢をとる敵魔神・ムーンウルフに向けて放たれ、大きく後ろに退かせる威力を見せ、続く第8話では無敵を誇るドラクロスの目くらましに使われ、必殺登龍剣龍でのトドメへの足がかりとしています。

 一方、第12話ではファイヤーパックに打ち返されて逆に龍神丸がダメージを受け、第18話では第3界層のボス魔神・キングヘラクロスの炎龍拳返しによって、サッカーボールよろしく蹴り返されてしまいました。この後も、炎龍拳を打ち返されて龍神丸がダメージを受けるというパターンは何度か起きています(苦笑)。

 飛龍拳の初使用はかなり遅く第14話。第3界層のボス魔神・キングヘラクロスを貫き一時的に行動不能にしており、第15話では敵魔神・ミュートロンにアンカーを打ち込んだまま力任せに振り回し、はるか遠くへと投げ飛ばしています。どちらも必殺登龍剣以外で戦いを終えた、非常に珍しいケースでした。第15話での使用方法は『スパロボDD』の戦闘デモでも再現されています。

 また、飛龍拳はドアクダー四天王のザン三兄弟が乗るガッタイダーに対してゼロ距離から使用され、有効打を与えたことも。炎龍拳が弾かれ、龍雷拳が回避され、登龍剣すら砕かれてしまったことを考えると、不意を突いてのこととはいえ、かなり強力な武装なのかもしれません。

 炎龍拳、飛龍拳ともに、第22話で龍神丸が龍王丸に変化できるようになってからは、龍神丸としての使用頻度は下がりましたが、それでもたびたび使われました。また、龍王丸も同じ技が使えるのですが、そちらについてはまたの機会にご紹介しましょう。

SSR デュアルソー

【ユニットパーツデータ】デュアルソー



デュアルソーの評価(SS)

 気力が上昇するごとに攻撃、防御、照準が強化され、さらにバリア貫通効果や、ブレイクゲージ減少量の増加もあります。これだけでもなかなかのものですが、なんと周囲の味方ユニットの防御力を上昇させるバフも完備!

 サポートユニットとしては間違いなく一級品の性能ですね。他にもエヴァ初号機・弐号機のどちらかがフィールドにいれば、さらに攻撃力もプラス。ダメージもより稼げるようになります。

 エヴァンゲリオン零号機の新SSR必殺技パーツ“デュアルソー”。2枚の刃が平行に取り付けられたエヴァ用の巨大チェーンソーで、敵機を切り刻むという技です。

 実は、このデュアルソーは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズには登場していない武器。ではどこが初出かと言うと、2003年に発売されたPlayStation2用ソフト『新世紀エヴァンゲリオン2』で、条件を満たすことで追加される隠し要素的な武器でした。

 設定上では、大型発動機によって高速回転する2枚の高周波刃で、使徒の再生能力を遅延させることができるとされています。『新世紀エヴァンゲリオン2』のほかにもパチンコ作品や、キャラクターデザインを務める貞本義行さん自らが手がけた漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』に登場。

 漫画版では、第16使徒・アルミサエルの襲撃に対し、フィフスチルドレン・渚カヲルが乗ったエヴァ弐号機が持ち出しましたが、有効打を与えることはできず、使徒の侵食を許してしまいました。

 ということで、もともとは零号機用というイメージがない武器なのですが、『スパロボDD』での戦闘デモを見るとカラーリングがバッチリですね。まるで専用装備のよう(笑)。テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』での零号機は早々にブルーのカラーリングに改修されてしまうので、『新劇場版』の黄色い零号機ならではのベストマッチです。

 余談ですが、デュアルソーと同じく『新世紀エヴァンゲリオン2』に隠し要素的に登場した全領域兵器“マステマ”や“EVA初号機F型装備”は、2005年発売の『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』などで、『スパロボ』シリーズに先行して登場しています。バンダイのプラキット“LMHG エヴァンゲリオン初号機 F型装備”には、デュアルソーとマステマがセットになっていました。

 ……今回の『スパロボDD』はここまで! 次回は夏真っ盛りの8月……来るか、水着パーツ!?





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スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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  • 配信日: 2019年8月21日
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