さて、始めるとしようか……この帝国で再び花開く、僕のサクセスストーリーをねッ! (ギルバート)【軌跡シリーズ名言集】
- 文
- アツゴロウ
- 公開日時
日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。
もはや『軌跡』シリーズの裏主人公!? ギルバートの名言集4回目です。今回は『閃の軌跡IV』での彼のセリフからチョイスしました。
※本記事には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。
さて、始めるとしようか……この帝国で再び花開く、僕のサクセスストーリーをねッ! (ギルバート)
●第II部 宿命の星たち (英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-)
元エリートでありながら道を誤り、結社《身喰らう蛇(ウロボロス)》の構成員にまで落ちたギルバート。エレボニア帝国を舞台とした『閃の軌跡』シリーズには長らく出番がなかった彼ですが、『閃の軌跡IV』にて満を持して登場しました!
役職は《身喰らう蛇》の第06強化猟兵連隊の隊長と、少しずつですが出世している様子。上記の名言は、裏社会での立身出世を目論むギルバートの野望をそのまま言葉にしたセリフと言えます。
しかし、そんなに思うようにはいかないのがギルバートの人生。名言どおりのサクセスストーリーを送れたのか? 『閃の軌跡IV』での彼の活躍(?)を振り返っていきます。
①連隊長として颯爽と登場するも……?
ギルバートの初登場シーンは第I部のハーメル廃村。エレボニア皇帝暗殺未遂を犯したアッシュを捕らえるべく、部隊を率いて新《VII組》の前に現れます。
ですが、新《VII組》一行の中に凄腕として知られるランドルフがいるのを知るや、武力ではなく言葉で懐柔しようとします。この小物っぷりがまさにギルバートですね。部下たちにもそんな性根を把握されているのがなんとも。
結局交渉は決裂してバトルに。ギルバートはおなじみの土下座芸からの不意討ちを繰り出したりして戦いますが、あっさり返り討ちにあいます。
その後は新《VII組》と戦いに介入してきた《西風の旅団》とのバトルの驚き役をこなしつつ、お得意の人質作戦も試みますが失敗。最後は捨てゼリフを吐いて撤収していきます。この感じ、まさにギルバートですね!
②貧乏くじでしかない定期飛行船捕縛事件
次なる出番は第II部のサブクエスト。帝国軍の衛士隊に協力して、要人の乗った定期飛行船の捕縛に挑みます。目当ての要人は捕らえたものの、帝国の呪いで暴走する衛士隊が要人を粛清しようとします。これにはさすがのギルバートもドン引き。
衛士隊の凶行は主人公のリィンたち新旧《VII組》の手で止められ、残されたギルバートもすぐさま撤収。この件に関しては完全にとばっちりですが、こういった貧乏くじを引かされるところがギルバートらしさとも言えます。
③翼とともに仇敵と対決!
お次は第II部クライマックス。飛行戦艦パンタグリュエルを強襲するオズボーン勢力の大部隊の中に、ギルバートの姿もありました。
この戦いの最中、ギルバートは自分の凋落に大きく関わった遊撃士エステルとその仲間たちと再会。昔の肩書きで呼ばれ、ちょっぴり切ない気分に浸ります。
ギルバートは切り札である飛行人形兵器・G=アパッシュの改良型を持ち出して参戦。今回の名言を吐きつつ勇躍します。
まあ負けるんですけどね(笑)。一応機体が開発途中という理由もありますが、万全でも結果は変わらなかったと思います。だってギルバートですし。
④この展開、どこかで見たような……? エリンの里襲撃事件
次にギルバートが姿を見せたのは第III部のサブクエスト。世界大戦を前に混沌とする情勢に乗じて《魔女の眷属(ヘクセンブリード)》の拠点である隠れ里エリンの制圧を目指します。
この作戦は結社の使徒第六柱からの要請ではありましたが、正式なものではなく手柄を欲しがるギルバートの独断専行と言えました。そんな彼にバチが当たったのか、作戦は新旧《VII組》の知るところとなります。
追い詰められたギルバートは、帝国軍の兵器である主力戦車(アハツェン)を持ちだして抵抗。G=アパッシュの切り札(Sクラフト)も解禁して戦いに挑みますが、やっぱり敗北します。
その後は上司である執行者No.0《道化師》カンパネルラに責められることに。『空の軌跡SC』のジェニス王立学園を占拠したときと同じような独断専行をかましたギルバートは、そのときと同じく、カンパネルラにオシオキされてしまうのでした。
⑤これも名言。ギルバートの魂の退場ゼリフ
最後の登場はリィンたちとオズボーン勢力の最終決戦。決戦の舞台である《幻想機動要塞》へと向かうリィンたちの前に、ギルバートは《身喰らう蛇》の飛行艇に乗って立ちはだかります。
飛行艇は高性能ですが、リィンたちの乗る高速巡洋艦カレイジャスIIの火力にはかなわず、あっさり撃沈。「アイル・ビー・バック(私は帰ってくる!)」のセリフとともに退場します。最後までネタに事欠かない、これぞギルバート!
と、いうわけで『閃の軌跡IV』でのギルバートを振り返ってきたわけですが、やっぱりサクセスストーリーにはほど遠かったですね……。とはいえこれでめげるほど可愛い性格はしていないので、もちろん続編の『創(はじまり)の軌跡』でも彼の出番はあります。そちらも機会があれば紹介したいですね!
※画面はPS4『英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-』のものです。
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