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これぞ忍者アクション! ステルスキルの気持ちよさがヤバい『ウィズン・ザ・ブレード』をレビュー【電撃インディー#58】

Ak
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、ラタライカゲームスが贈るPS5/PS4/Nintendo Switch用ゲーム『ウィズン・ザ・ブレード』のレビューをお届けします。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

忍者らしいスピーディーかつ爽快感のあるアクション!

 本作は、戦国時代の日本を舞台に、1人の忍者として悪に立ち向かっていくステルスアクションゲーム。

 大きな野望を持った大名と、その配下たちは敵キャラとして実に王道。忍者として与えられた任務に挑むという構図も非常に分かりやすく、世界観に入り込みやすいです。直訳気味な文章も、個人的には味があって好き!

 登場人物のノリやいい意味でおおざっぱな世界観は、スーパーファミコン時代のレトロな雰囲気が感じられます。ドット絵による表現もどこかなつかしく、なめらかに動くので見ていて楽しいですね。

 ちなみに、血しぶきが吹き出したり首が飛んだりと、残虐描写は結構多めなので、苦手な人は要注意です。

 基本システムはオーソドックスな横スクロールのアクションゲーム。ステージクリア形式で、スコアに応じて報酬を獲得できます。

 まさに“忍者!”という感じのスピーディーなアクション性が最大の魅力で、ドット絵のなめらかさやSEの重厚さのおかげで、斬撃の爽快感がしっかりと味わえます。

 基本的な難易度はそこそこ高め。通常の難易度では敵の攻撃数回で倒れてしまうほどです。難易度を下げることは可能なので、アクションゲームに自信がなければ低難度で挑んだほうが無難かもしれません。

 ジャンプやダッシュも軽快で、二段ジャンプしたり、壁を駆け上がったりと、移動に関するアクションは非常に多彩。

 ただしジャンプやダッシュには独特の慣性があるので、慣れるまでは少し戸惑うこともあるかもしれません。

 ステルス要素もありますが、そこまで必須ではないバランス。やろうと思えば強引に攻めることも可能ですが、高スコアの獲得を目指すうえではステルスが重要になるので、突き詰めたくなりますね。

 背後からのステルスキルは敵を一撃で葬れるうえに、演出も派手で気持ちいい! 敵によってステルスキルの演出が異なる点にも、こだわりを感じられます。

 ダッシュを駆使して敵の背後に回り込み、連続でステルスキルに成功したときの爽快感はバツグン! 凄腕の忍者になった気分が味わえます。

忍び道具のカスタイズや成長要素も充実!

 斬撃やステルスキルだけでなく、手裏剣や手りゅう弾などを駆使して敵を遠距離から仕留めることもできます。

 遠距離武器は拠点となる村でのクラフトのほか、ステージ中でも入手可能。補充が簡単なので、惜しみなく使っても大丈夫な点がお手軽でいいですね。

 ステルスキルを主に狙うプレイスタイルの場合は重要ではないですが、強引に攻めたい場合は活用すると便利です。

 また、忍術を習得することで、アクションの幅を広げることができます。

 刀による斬撃技や防御技、爆薬やクナイの技術など、プレイスタイルに応じてさまざまな忍術を使い分けられます。中には素手による攻撃を強化するものもあり、その種類は実に多彩!

 自分は剣戟アクションの気持ちよさに惹かれたので、まずは刀や移動技に関する忍術を優先的に習得していきました。

 斬撃に関する忍術は、超スピーディで気持ちいい! 操作はそこそこ複雑なので使いこなすには慣れが必要ですが、慣れれば敵が集団で現れてもバッサバッサと斬り倒せます。

 基本的に高スコアを狙う場合はステルスを優先して敵を無視していったほうがいい場面も多いですが、剣戟が気持ちよすぎて、倒せる限りの敵を倒してから進んでいました!

 アイテム売買やクラフトのときにカーソルが出ないなど、UIやアクションの挙動には粗い部分もありますが、総合的に見れば、スピーディなアクションやステルスキルの気持ちよさの魅力が光る本作。

 お値段も手ごろなので、ステルス要素が好きで忍者らしい高速アクションを体感したい人は、ぜひプレイしてみてください!



※本レビューはSwitch版をプレイしてのものです。
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