RTX 3060 Laptop搭載、実売16万円台の優等生ゲーミングノートPC『GF65-10UE-258JP』【電撃ベストバイ2021】
- 文
- 松野将太
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電撃独自の視点で選出した“買って損なし”な逸品を紹介する特別企画“電撃ベストバイ2021”。今回はノートPC部門の商品を紹介します。
据え置きも持ち運びもできる優等生的ゲーミングノート
ゲーミングノートPC部門のベストバイに選定したMSI『GF65-10UE-258JP』は、CPUに“Core i7-10750H”、GPUにNVIDIAの“GeForce RTX 3060 Laptop GPU”を搭載。
性能的にはフルHD解像度で快適なゲーム体験が可能なレベルでありながら、15.6インチクラスで頻繁な持ち運びも可能な2キロ以下の重量を実現しているのが特徴です。
性能と利便性を両立しており、あらゆるユーザーにお勧めしやすい優等生的なゲーミングノートPCと言えます。
ディスプレーには15.6インチのフルHD 144Hz液晶を採用し、本体サイズはおよそ幅359mm×奥行き254mm×高さ21.7mm。
重量は約1.86kgに抑えられており、このクラスのゲーミングノートPCとしては比較的軽量です。持ち運び用途を重視するのであれば、より小さい14インチクラスのゲーミングノートも選択肢に入ってきますが、本製品のような15.6インチクラスであれば、より大きな画面でゲームがプレイできるメリットがあります。
普段は自宅に据え置きで、定期的に持ち運びもしたい、そんなユーザーには特に勧めやすいバランスの製品です。
先に述べた通り、CPUは6コア/12スレッドの“Core i7-10750H”、GPUはNVIDIAのミドルクラス“GeForce RTX 3060 Laptop GPU”で、フルHDの144Hz駆動ディスプレーを生かすのであれば十分すぎるスペックです。
また、メモリー容量は16GB(DDR4)、ストレージは高速なNVMe SSDで容量512GBと、このあたりはゲーミングノートPCとしては一般的な構成を取っています。
ネットワークは有線LANポートのほか、徐々に対応製品が増えつつあるWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)無線LAN通信にも対応するため、自宅では有線、出先では無線といった使い分けも可能です。
なお、キーボードはテンキーなしの日本語配列にローカライズされているため、日本語配列に慣れたユーザーなら、ゲームだけでなく普段のタイピングもしやすいでしょう。
ベンチマークでその力量を実測!
実際のベンチマーク結果を参照してみましょう。『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク』では、解像度フルHD(1920×1080ドット)、フルスクリーン、最高画質の設定で、スコアーが15595を記録しました。
快適さの指標は最高評価となる“非常に快適”で、出力レポートからフレームレートを確認すると、平均フレームレートは110fps。
マップやコンテンツにもよりますが、ディスプレーの限界である144Hzのリフレッシュレートを生かせるだけのフレームレートを発揮できていると言えます。
より高負荷な『FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK』では、最高画質である“高画質”で計測を実施。
こちらもフルHDでは問題なく“快適”判定水準のスコアーを出せています。さらに高い解像度であるWQHD、4Kでもゲームは動作可能なため、外部ディスプレーを活用する場合は、ディスプレーにあわせた解像度や画質を設定してみてもいいかもしれません。
実売価格は169,000円前後(税込)と、比較的お手頃なのもうれしい特徴です。
ゲーミングノートPCとして特別スペックが高いというわけではないですが、最新のGPU搭載によりフルHD解像度のゲーミングをしっかりこなせるだけのポテンシャルを備えつつ利便性も確保しており、これといった弱点がありません。
“用途は決まっていないけどゲーミングPCが欲しい”という初心者ユーザーや、メインのゲーミングデスクトップPCに加えてサブ機のゲーミングマシンが欲しいというコアユーザーなど、あらゆるゲーマーにとって魅力的な選択肢となります。
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