『エーペックス レジェンズ』新シーズン“エマージェンス”開幕。シアとランページLMGの強さは?
- 文
- セスタス原川
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エレクトロニック・アーツより配信中のPS5/PS4/Xbox series X|S/Xbox One/Origin/steam(PC)用バトルロイヤルシューティング『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』にて、新シーズン“エマージェンス”が始まりました。
今シーズンより登場した新レジェンドのシア、新武器のランページLGMについて使用感を含めてご紹介していきます。
新レジェンド・シアの実力は?
新レジェンドのシアは、検知と妨害を得意としています。調査ビーコンのスキャンも可能で、ブラッド・ハウンドやクリプトのように味方のサポート役として役立ちます。
パッシブ“ハートシーカー”
パッシブの“ハートシーカー”は、エイム時に75mの敵の心臓の鼓動を捉えて視認できます。自身にしか視認できないスキルなので、味方との連携は難しいですが、常に敵の位置をある程度把握できる強力なパッシブです。
このパッシブは後述のアビリティを構えている際にも発動します。これで壁の奥に隠れた敵の位置を確認して、敵にデバフを付与するセットプレーが強力です。
表示が少し地味なこともあり、シアを使い始めたばかりのタイミングでは意識せずに忘れてしまう人もいるはず。人が居そうな場所を通る際には、ADSをして安全確認をするように心がけましょう。
アビリティ“フォーカス・オブ・アテンション”
波動を放ち、相手に10ダメージを与えつつ、複数のデバフ効果を付与します。クールタイムは30秒で、効果距離はブラッドハウンドのスキャンと同じ75mです。
付与されるデバフは、位置の表示、残りHPの表示、回復と蘇生の行動キャンセル・アビリティ無効・スタン(鈍足)と盛りだくさん。特に、回復の妨害が凶悪。削れた相手が逃げ込んで回復をしようとしたところにアビリティを打ち込んであげましょう。
発動までには少し時差があり、効果範囲が表示された後に少ししてから範囲攻撃が発動する仕組みです。範囲は広いのでヒットが確定する場合もありますが、範囲表示で敵に察知されて逃げられてしまうことには注意しましょう。
回復がキャンセルされてしまうので、アビリティを受けながら回復をするという強行手段は効きません。撃たれた場合には、できるだけ範囲外に脱出することを心がけたいです。
アルティメット“ショーケース”
アルティメットは、投げたドローンを中心に敵を検知する空間を作り出します。
範囲内では、走る、または射撃した相手の足跡が強調表示され、自分と味方が敵の位置を視認できるようになります。
効果範囲はかなり広く、持続時間も長いため、戦闘が始まる際に発動させれば、ほぼほぼ戦闘終了まで敵の位置を特定しながら戦えるでしょう。クールタイムが90秒と短い点も強力です。
ドローンが壊されてしまうとアルティメットが終了してしまうので、最初のドローン設置位置はよく考えてから発動することがオススメ。ドローンを設置する場所は、曲がり角や開いたドアの影など、射線の通りにくい場所に設置すると壊され辛く、長時間の効果発動に期待できます。
ピック率の高い強力レジェンドの予感!?
シアを使用した感想は“攻撃力のあるブラッドハウンド”という印象。アビリティのデバフは攻めの起点になりやすく、籠城している敵の攻略や漁夫の利を狙う際など、さまざまなシーンで役立ちます。
一方で、使用から効果発動まで若干のタイムラグがあったり、索敵範囲がブラッドハウンドより横幅が狭かったりと、うまくヒットさせるには少し慣れが必要になります。
アビリティを当てるためには、パッシブで相手の位置を特定してから使用するとヒット率を高めることができました。
アルティメットはクールタイムも短く、設置するだけで戦闘が有利になる完全に使い得の能力。毎戦闘で使うくらいのペースで使用して問題ありません。
戦闘中に敵の位置が分かるということはとても強力で、ランクマッチや競技シーンでブラッドハウンドが使い続けられている理由の1つでもあります。それの近い役割を担いつつ、妨害までこなすシアは、同様に高頻度でピックされる強力なレジェンドとなることが予想されます。
ランページLMGの圧倒的な中距離制圧力!
新登場のランページLMGは、ヘビーアモを使用するLMG。テルミットグレネードを装着することで連射力が上昇し、ドアの破壊も可能になります。
通常時の胴体ダメージは28で、フルオートの武器の中では最高威力。リコイル制御も簡単な部類ですが、通常発射レートが低く相手を溶かすスピードが遅いという弱点を持っています。
テルミットグレネードを装備すると弱点が解消され、以前までのスピットファイアの強化版のような武器へと変貌。元からの当てやすさも相まって、赤アーマーの相手でも簡単に倒せてしまうほどです。
高威力とはいえ、LGMなので近距離での乱用は禁物。中距離での射撃戦での運用が基本になります。単発威力が高いので、倍率スコープを付けてマークスマンライフルのような運用も可能です。
テルミットグレネードが無い場合はややパワー不足感もあるので、安定性があるとは言えませんが、強化時の爆発力は全武器の中でトップクラス。対抗馬となるフラットラインには安定感で劣りますが、アンビルレシーバーが削除された影響もあり、中距離の制圧力ではランページLMGに軍配が上がるでしょう。
前回のシーズン序盤に猛威を振るったボセックボウほど強力ではありませんが、十分に使用武器として検討できるレベルの強さを持っています。手持ちのテルミットグレネードの数や、それを持ち歩くバックの容量と相談して使用を考えたいですね。
新シーズン“エマージェンス”は、強力なレジェンド・シアの登場に加えて、ホライゾン・ヒューズの強化、ランページLMGの追加やプラウラー復活など、かなり攻めっけが強くなったシーズンという印象です。
敵にどんどん攻め込む感覚は『エーペックスレジェンズ』らしさを感じる部分なので、既にゲームにハマっている人は、今シーズでさらにのめり込んでしまうことでしょう。これまでよりも一層エキサイティングな戦いを楽しめること間違いなしです。
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