往年の『ファイナルファンタジー』を彷彿させる『FFBE』の魅力を改めて紹介。美麗なドットにハマる

kbj
公開日時
最終更新

 スクウェア・エニックスより配信されているiOS/Android用アプリ『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(FFBE)』の魅力を語っていきます。

 どうも、電撃オンラインのkbjです。サービス開始直後のタイトルについて、特徴を語る記事はよくありますが、本作は2015年10月にサービスしたタイトル。「なぜ、このタイミングで?」と思われるかもしれませんが、理由は簡単で、自分が最近になってプレイを始めたから。

 タイトルリリース時、気になっていたのですが、自分が使っていた携帯電話が古かったこともあり、遊んでいませんでした。

 ただ、今年のゴールデンウィークごろに、好きな『ファイナルファンタジーVI』のイベントがアプリであったこと、さらに友だちがガッツリ遊んでいるのが発覚したことから、プレイを始めました。

 それまでためにためていたラピス、いわゆる“石”をつっこんで召喚を行ったのですが、狙っていたセリスはまったく出ず……結局限界まで回して、手に入れました。その後のイベント時に、単発でまさかの2枚目が出て愕然としたのですが……。

 キャラが集まり出して、ゲームシステムを理解して、おもしろさがわかってくると感じるんですよね。

 なぜ、もっと早くから遊んでおかなかったのかと。

 ちょっと今さらであることは自覚しているのですが、タップリ遊んでいるので、その魅力を好き勝手に語っていきたいと思います。

 なお、掲載画像は記事作成時のもので、現在では配信されていないものも含まれます。

魅力その1:古きよきRPGの物語がつまったストーリー

「いや、アプリでストーリーをそこまで気にしないよ!」

 という人がいるかもしれません。その意見もわかりますが、本作のストーリーはよくできているんですよ。

 本作の要素に各地を回り、物語を進めていく“ワールド”があります。

 ストーリーはオリジナルキャラのレインとラスウェル、フィーナを軸にしたのもの。物語は4部が始まっており、1部と2部では、キャラクターの過去や国同士の抗争が、3部ではフィーナの成長が描かれています。

 物語はドットで描かれたグラフィックで進行。クリスタルをめぐる物語の展開や人と人がぶつかりあう関係性、ややクラシックなビジュアルから、個人的にはドット時代のナンバリングタイトルを連想しました。

 ややベタな展開もあるんですが、古きよき展開であるうえに、ちょっと軽めの性格のレインがいたり、さまざまなキャラがからんできたりすることで、物語に幅が生まれるだけでなく、先が気になる流れとなっています。

 あと、シリーズのオマージュイベントや驚きの展開があって、ナンバリングタイトルをプレイしているとちょっとニヤッとできます。こういうところも好きですね。

 正直、想像していた以上におもしろく夢中になったため、予想を上回ってきたと感じましたね。特にテキストを読んでいて、つまるところがなく、読みやすいところもいいポイントですね。

「いくらおもしろくても、5年分のシナリオを追っていくのが大変だよ!」

 という人もいるでしょう。わかります。先が長すぎるとモチベーションが続かないこと、ありますよね。

 アップデートで3部までの“ストーリーダイジェスト”が実装されています。すべての展開を網羅しているわけではないのですが、キャラの設定や関係性などを、ざっくり抑えられます。

 キャラクター召喚をした際に、レアリティが高く強いキャラが手に入っても、バックボーンがわからないと使用意欲につながりにくい性格をしているので、このダイジェストは助かりましたね。

 さらにダイジェスト中ではゲームシステムを学べたり、プレイヤーレベルがあがったりというメリットもあります。ゲーム内でいろいろなことに使えるラピスも入るので、ゲームを始めた直後にまず抑えておくのがいいかと。

 そのうえで“幻獣”を手に入れることでキャラが強化されるため、ダイジェストが終わったあとには、どこかのタイミングで“ワールド”を進めていくのがいいと思います。

魅力その2:要素が多く奥深いキャラ育成

 個人的に気に入っている要素の1つに、育成要素があります。

 キャラのレアリティは星7、そのさらに上である“Neo Vision”まであります。

 たとえレアリティが低いキャラでも、育てて覚醒させるとレアリティがアップ。星5のキャラであれば、星7、もしくは“Neo Vision”まで進化させられます。

 個人的には、本作に限らず、キャラのレアリティを上げて強化できる要素が好きなんですね。

 もちろん進化させることは簡単ではないですし、最初から“Neo Vision”のキャラの方が強いことが多いです。でも地道に強くしていき、好きなキャラを使えるのはキャラクターゲームにおいて大事な要素ではないでしょうか。

 なお、“Neo Vision”のキャラはプラス1にしてから本領を発揮できるのですが……地道に“試練”をクリアしていけば、条件を達成できるのもありがたい要素です。

 キャラを見ても、強くさせる要素は多数存在。覚醒によるレアリティアップ、レベルアップ、限界突破、装備、アビリティ、さらにはリミットバーストです。装備品やアビリティに関わる要素としては、トラストマスター(トラマス)、スーパートラストマスターがあります。

 トラマスはキャラごとに異なる要素で奥深いため、最近では暇を見つけてはキャラ一覧をにらみつけてチェックしています。

 装備品やアビリティを変えることで、相手へのダメージを著しく伸ばせたり、こちらのダメージを抑えられたりするのです。わかりやすく結果につながるので、モチベになりますし、いろいろ試したくなるわけです。

 レアリティが最高位ではないキャラでも、トラマスに優秀なものを持っていたり、一芸に秀でていたりと役割があります。

 要素が多いことは複雑さにつながりますが、強くさせる要素がいろいろあるため、幅があるとも言えます。

 あと、武具を強化する“鍛鉄城メルフィキア”もお気に入りのコンテンツ。獲得アビリティを選定していき、指定した武具を強くできた時に、このゲームを楽しんでいることを実感します。

 クリア時に前のアビリティと今回のアビリティのどちらにするか、選べるところを含めて、ハクスラ的な要素が好きで、気が付いたら周回しています。

 基本無料のタイトルで、ガチャから出たレアリティの高いキャラ、イベントが有利になるボーナス対象のキャラが強いのは当然。

 しかし、前述したように本作の育成要素は幅が広く、いわゆる“最適解”というキャラでなくても、バフやデバフを駆使することで強敵を倒せるのです。

 ゲームをプレイしていて楽しいのは、自分の狙いがハマった時。本作ではチームが強化されて、うまくいっているのを感じた時ではないでしょうか。

魅力その3:クオリティの高いドットキャラ

 いろいろと語ってきたのですが、一番好きな要素はドットで描かれたグラフィックなのかもしれません。

 ナンバリング『VI』までのドットのグラフィックよりも細かく、いろいろなモーションを見られます。ポリゴンで描かれていたキャラも、その特徴を生かしつつ、ドットでしっかりと再現されているのがたまりませんね。


 セリスのモーションを見てもらっても、小気味よく動いているのがわかるかと。さらにはオペラ座のシーンを再現した特殊技もあります。グラを見るだけで脳内であの名曲が流れますね……。

 『XII』フランであれば、攻撃時などに体を捻って画面の奥側を向きつつアクションします! うん、わかっていますね!

 キャラのモーションは、詳細画面から確認できるので、新たなキャラを入手した時には気になって見てしまいます。

 立ちはだかる敵のグラフィックも書き込まれています。昔っぽい面影がある敵キャラ、より緻密になっている敵キャラなどいろいろです。

 ストーリーはオリジナルですが、キャラクターはシリーズキャラがゲストで登場している本作。その中には、マニアックなキャラも。

 『IX』のブラネ女王が仲間になるとか、まったく予想していませんでした。

 『XII』のレックスは予想できるんですが、かなり出番の少ないラスラがいるとか、意外すぎますよ。

 『IV THE AFTER YEARS -月の帰還-』はもともとがアプリでの配信タイトルだったということで、シリーズタイトルの中ではやや濃いタイトルかと。

 さらには、ゴルベーザやイデアなどの敵キャラまでもが仲間になります。『IV』の四天王とゴルベーザを並べたかったのですが、ルビカンテだけ持っていませんでした。

 コラボキャラが登場しているのも特徴。同社のタイトルである『聖剣伝説』や『キングダム ハーツ』、『ドラゴンクエスト』などのキャラが参戦しています。

 当然、本作のために用意されたドットグラフィックで、凝ったモーションなどが用意されているので、コラボタイトルを知らなくても楽しめるかと。

 個人的には、大好きな『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』とのコラボがたまりません。グラはもちろん、エドワード・エルリックの“格の違いってやつを見せてやる!!!”や、エルリック兄弟の“立てよド三流”というセリフを使った特殊(スキル)が好きですね。名シーンが頭に浮かびます。

 ただ、『鋼の錬金術師』コラボは自分がプレイしていなかった時に行われていました。『鋼の錬金術師』は今年20周年というメモリアルイヤーですし、いまだに『FFBE』内でも人気なので復活コラボを待ち望んでいます。グリード、欲しいので!

6周年にむけてプレイしていこう!

 今回は書いていませんが、他にも魅力は多数あります。


 “Neo Vision”のリミットバースト時や召喚時には、先ほど上げたドットとは真逆の美麗でリアルなCGが流れますし、BGMも懐かしいメロディを使いつつも音源が豊富だったり、オーケストラ調だったりと聞きごたえ抜群。



 また、登録されたキャラと対戦してランキングを競う“アリーナ”もあります。

 WAVE方式のバトルだけでなく、街やダンジョンを探索する要素もあり、さまざまな要素がつまっているタイトルです。

 あとは、シリーズのキャラが手にはいったり、イベントで敵と戦ったりしていると、ナンバリングシリーズを思い出して、遊びたくなります。ドット熱が上がっているこのタイミングで『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』が出たんですよね。『IV』~『VI』も早く出してください!!

 ちなみに……媒体の編集としてはあまり大きな声でオススメしにくい理由になるのですが、本作をプレイしていると、ラピスや召喚用のチケットがわりと手に入るのです。無料10連キャンペーンなどもあります。つまり、ガチャである召喚を気軽に楽しみやすいわけですね。

 プレイを始めたばかりのアプリに課金することを躊躇う人がいると思います。まずは気軽に始めて、本作の世界観に触れてみませんか。もし、なじむようでしたら、そのままプレイしていただき、10月に控える6周年を一緒に楽しみましょう! 『ミスティッククエスト』キャラの参戦を待つkbjでした。

© 2015-2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Developed by Alim Co., Ltd.
LOGO ILLUSTRATION : © 2014 YOSHITAKA AMANO
© 2014 2021 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved. Developed by Cygames, Inc
©荒川弘/鋼の錬金術師製作委員会

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス

  • メーカー: スクウェア・エニックス/エイリム
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2015年10月22日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス

  • メーカー: スクウェア・エニックス/エイリム
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2015年10月22日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

関連する記事一覧はこちら