8月17日は『涼宮ハルヒの憂鬱』エンドレスエイト突入日。終わらない夏休みループが始まる…!
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8月17日が何の日かご存じでしょうか。いや、タイトルでバレバレなのですが、『涼宮ハルヒの憂鬱』の“エンドレスエイト”で、夏休みのループが開始された日です。
このエピソードはファンの間では語り草になっており、毎年この日が来ると、あれやこれやと当時の思い出に浸るといいます。自分もリアルタイムで経験した口なので、ここではそんな“エンドレスエイト”について解説していきます。
エンドレスエイトとは?
『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズのエピソードの1つで、8月の同じ期間(8/17~8/31)を延々と繰り返すという現象に巻き込まれた、ハルヒたちの日常を描きます。
いわゆるループもので、ハルヒたちは劇中で、同じ15日間をなんと15,000回以上繰り返すことになるのです。
原作では第5巻『涼宮ハルヒの暴走』に収録された短編ですが、これがアニメ版では、第2期の第12話~第19話に渡る、全8話の大長編エピソードとなっています。
なぜか。アニメでは、ループするそのほぼほぼ同じ日常を、実際に8回も繰り返したからです。
当時の思いは十人十色
ループしているという世界を表現する演出だとは思いますが、さすがに同じ話が8回も続くのは、多くのファンにとって想定外でした。
当時は本当にいつ終わるのかわからず、放送事故すら疑われるほどで、「ひょっとしたらこのまま永遠に続くのではないか」と、かなりの物議を醸し出しました。
この演出を“画期的”と評する者、“耐えられない”と脱落する者……、まさに賛否両論を巻き起こしました。ただ、こうして今でも語り継がれているのだから、ある意味成功だったのかもしれないですね。
自分も当時は原作を知っていたので「そういう演出か」なんて思ってはいましたが、まさか8回も続くとは思っていませんでした。なんやかんや言いながら全部観たわけですけど。ちゃんと終わったときは正直ホッとしましたよ。
ちなみにストーリーはほぼほぼ同じですが、実は演出や作画は毎回刷新されており、細かな部分で違いがあります。また、アフレコも律儀に毎回行っていたそうです。
すべてが終わったあとは、こうした細かい違いを見つける考察的な楽しさもありました。
ハルヒたちが過ごした時間は?
ハルヒたちは、8/17~8/31までの15日間を、15,532回繰り返しています。ちなみに原作小説では15,498回と、ちょっとだけアニメ版の方が長くなっています。
時間にするとおそよ640年くらいなのですが、劇中でキョンはループ期間を14日で計算したのか、594年と発言しています。この齟齬の理由はいろいろな考察がなされているので、ぜひ検索してみてください。
ちなみにループ中は15日ごとに記憶がリセットされているので、ハルヒたちは苦にはならなかったはずです。そもそも夏休みが永遠に続いているのだから、ある意味夢のような話ではありますよね。
ただ1人、この現象を最初から認識しており、そのすべての記憶を持っている人がいました。そう、長門有希です。いろいろ訳ありな人だから、本人は平然な顔をしていましたが、どんな思いで640年を過ごしたのでしょうか。
今年の8/17は、そんな長門に思いを馳せつつ、あらためてこのエピソードを見直してみようかと思います。
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