電撃オンライン

極細ベゼル&低価格もうれしい! 15.6型ノートPC『HUAWEI MateBook D 15』レビュー【澤田屋ガジェット本舗】

澤田真一
公開日時

 ファーウェイ・ジャパンのノートPC『HUAWEI MateBook D 15』が、7月に登場しました。

 これは“MateBook”シリーズのスタンダードモデルで、15.6インチの画面を持つ製品です。第10世代Core i3モデルは7月13日に、第11世代Core i5モデルは23日に販売が開始されました。

 今回はCore i5モデルの試供品が届いたので、試してみましょう。

極細ベゼルで小型軽量化

 ノートPCもスマホと同様に“ベゼルレス化”が進んでいます。

 もちろん、ベゼルを全てなくすわけにはいきません。ここでの“ベゼルレス”とは、より細いベゼルを指します。これは筐体の小型軽量化を促す効果も持っています。重量1.56kgの『HUAWEI MateBook D 15』は、画面サイズに比較するとかなりコンパクトに仕上がっている印象です。

 電源ボタンは指紋認証一体型で、確実かつ盤石なセキュリティ性を確保します。側面のポートはUSB-A、USB-C、HDMI、そしてイヤホンジャックも用意。最近ではイヤホンジャックを省いてしまうノートPCもありますが、『HUAWEI MateBook D 15』は有線の音響機器にも対応します。

 実際にこの製品を使ってみると、やはりパワフルな第11世代Core i5が奏功している感が見受けられます。筆者は動画付きのパワポ資料を作ることがしばしばありますが、その作業も『HUAWEI MateBook D 15』であれば特にストレスなく進めることが可能です。これは確かに便利だ!

高クオリティの画面

 しかし、それらの特徴はあくまでも前座に過ぎません。

 筆者が特に注目したのは、画面です。1920×1080のフルHD対応のこの画面で、動画を視聴してみました。

 15.6インチのサイズであれば、このくらいの画質で十分過ぎるのでは……と思えるほどのクオリティです。そこに映っている人物の一挙手一投足が、より鮮明に把握できます。そして気がつけば、筆者は画面の中の世界に没頭していました。

 ふと、こんなことを考えてみます。

 「これで自分の試合動画を見てみよう!」

 どういうことかというと、筆者は10代の頃からグラップリングという組技限定の格闘技を続けています。去年出場した試合の動画がYouTubeで配信されていて、この機会にそれを改めて観てみようと考えた次第。

 36歳の筆者は身体を存分に動かし、トーナメントでどうにか準優勝までこぎつけました。『HUAWEI MateBook D 15』に映った自分は、ゼーゼーと息を切らせながら体力溢れる20代の選手と取っ組み合っています。映像が鮮明な分だけ、余計に恥ずかしい……。

侮れない音質

 『HUAWEI MateBook D 15』についてもうひとつ気になったのは、内蔵のスピーカーです。

 これがなかなかどうして侮れない音質で、安いノートPCにありがちな“ザラッ”という感じが一切ありません。少なくとも、筆者が現在使っているノートPC(こちらも15.6インチ)よりも音響面で遥かに高いスペックを誇っています。この試供品、メーカーに返さずに自分のものにしてしまおうかな……と邪な気持ちを短時間ながら抱いてしまったほどです。

 『HUAWEI MateBook D 15』第11世代Core i5モデルの市場想定価格は11万9,800円。大型家電量販店の他、Amazon、楽天市場等のオンラインショップでも販売されています。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら