『Scream Out!』でミスする理由は笑顔。『東方ダンマクカグラ』5日連続追加曲を語る【東方ダンカグ日記#4】
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iOS/Amdroid用リズムゲーム『東方ダンマクカグラ』で、リリース翌日から5日間に渡って連続して楽曲が実装されました。
この記事では8月5日から8月9日にかけて5日連続で実装された楽曲について、楽曲自体やダンマクカグラとして遊んだ印象などを語っていきます。
下剋上々(豚乙女)
『東方輝針城』の『リバースイデオロギー』が原曲。激しい楽曲ながら、『リバースイデオロギー』のメロディラインをかなり忠実になぞっているので原曲を知っているとノーツのタイミングを判断しやすい印象です。
前奏からAメロ部分が激しく、Bメロで少しだけゆるやかに。そこからサビでグッと盛り上げるというメリハリの強い曲なので曲なのでノーツもBメロ部分がやや少な目。
ノーツの少ないポイントで、ずれ出したタイミングを修正したりカグラエフェクトでの体力回復が狙える点は自分のようなエンジョイ勢にはありがたいです。
実は『東方ダンマクカグラ』で初めて聞いた楽曲なのですが、天邪鬼な性格やそこから来る孤独があるけれども自分らしく進んでいく、という歌詞の“鬼人正邪”らしさがすごくいい。
ポジティブではありつつも、少し寂しさが見えるところがとくに感情を揺さぶられますね。
断罪は遍く人間の元に(Unlucky Morpheus)
『信仰は儚き人間の為に』を原曲にしたアレンジ楽曲。
アップテンポな曲ながら、ノーツのタイミングは比較的素直。矢継ぎ早に来るノーツの速さに対応できるかがクリアの境目になる印象です。
ただ、少し変わっているのは波打つようなファジーノーツ(高難易度ではロングノーツも)と、細かく連続したファジーノーツが多い点。あくまで想像ですが、うねうねとした蛇とぴょこぴょこ跳ねる蛙をノーツで表現しているような気がします。
信仰と断罪、儚き人間と遍く人間、とタイトルからして原曲からの反転を意識されただろう楽曲であり歌詞も「東風谷早苗さん、それはさすがに御無体では?」という内容。
東方二次創作では“早苗さん個人の幻想入りする理由”、“外の世界にいたころの早苗さんは?”、“幻想入りした早苗さんは外の世界から見るとどう映る?”と、幻想入りした人間という稀有な存在だからこそのテーマがいくつもあります。
そんななかの解釈のひとつである“実は恐ろしい早苗さん”や楽曲のビジュアルに描かれているような“学校生活を満喫する早苗さん”という描写は結構好きだったりしますね。
Poker Face(ZYTOKINE)
『亡失のエモーション』が原曲ではありますが、なぜかアレンジというよりも単体の楽曲という印象が強い曲。
『東方ダンマクカグラ』は全体的にアップテンポの楽曲が多いなか、少しゆったり目ということもあって人によっては飛び抜けてお気に入りの曲になる気がしています。
ただ、楽曲全体を通して流れるようにメロディが続くため、ノーツが切れるポイントが少な目。HARD以上の難易度では、ちょっとしたリズムのずれから来るミスが、連続したミスにつながることがありますね。
なお、多くの場合、ボスアタックパートでは各キャラクターの弾幕を再現した演出が入りますが、秦こころの場合は仮面がこころの周囲を回転する演出が入ります。
自分でノーツをタップしてプレイしているときはボスの演出をじっくり見るのは難しいですが、オートプレイ中などにこういった演出の違いを見るのも楽しいですよ。
Scream Out! (A-One)
『明日ハレの日、ケの昨日』と『ネイティブフェイス』を原曲にした楽曲。
A-Oneさんはユーロビートアレンジを得意とするサークルで、この楽曲もバリバリのユーロビートアレンジとなっています。
そのため、ユーロビート独特の変拍子と、『ネイティブフェイス』のメロディラインのどちらがノーツになっているかをパートごとに把握しておかないと、思わぬところでミスが出る印象。
ただ、メロディライン部分のノーツは『ネイティブフェイス』が実装されたとしても“こうなるだろう”と思わせる素直な構成なので、ユーロビート部分とメロディ部分の切り替わりを意識すると気持ちよくプレイできますね。
ちなみに、自分はボスアタックパートに入る瞬間の諏訪子の笑顔に目が行って、ちょくちょくボスアタックパート開始直後のノーツを落とします(笑)。
レザマリでもつらくないっ! (COOL&CREATE)
初めて買った東方二次創作楽曲のCDが『東方ストライク』だった自分としては、かなり思い入れのある楽曲。
自分がなにかしら劣っていることは意識しつつもどこまで前に進もうとする、進むことはあきらめない。そんな雰囲気のポジティブな歌詞の楽曲です。
『恋色マスタースパーク』を原曲にしていますが、かなり大胆にアレンジされているのでこの曲ならではのパートがノーツになっています。
ほかの楽曲と比較すると、比較的ロングノーツが多めという印象。これはレザマリ(レーザータイプのショットを撃つ霧雨魔理沙)を意識した配置なのかもしれません。
ロングノーツは各種ノーツや“DANMAKUモード”を含めても、ミスをしやすいポイント。ロングノーツが苦手なプレイヤーには、表示以上の難易度になっていることでしょう。
個人的に思い出を呼び起こされるのは、ボスアタックパートの光符「アースライトレイ」をモチーフにした演出。
気を付けているはずが、なぜか後ろから放たれたレーザーに吸い寄せられるように当たる。そんな『東方永夜抄』での悲しい記憶がよみがえりますね(笑)。
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