水着幽々子様、尊い。さておき、水難事故を起こす舟幽霊(村紗)が、逆に監視員になる設定に思うこと【東方ダンカグ日記#8】

ophion
公開日時
最終更新

 iOS/Android用アプリ『東方ダンマクカグラ』のイベント“冥界プールのライフセーバー”の感想をお届けします。

『Against, Perfect Cherry Blossom』で覚える謎の達成感

 今回のイベントでまず触れておかなければいけないのが、西行寺幽々子の登場。「なぜ、リリース時に幽々子様がいないのか」と、疑問に思った人もいたことでしょう。少なくとも自分はそう思っていました。
 
 東方は、どのキャラクターにもファンがいますが、明らかにこのキャラクターが登場している方が全体として物語を作りやすいというキャラクターはいますよね。そのひとりが幽々子様。

 幽々子様がいなければ冥界や白玉楼を中心とした物語は作りにくいでしょうし、幽々子様がいると魂魄妖夢になかば無理やりでも役割を持たせやすくなります。全体的に各原作の異変の中核にあたる人妖がこういった立ち位置になる印象。

 だからこそ、リリースから1カ月もたっていないタイトルですが、やっと来てくれたという感覚を覚えましたね。

 合わせて登場した楽曲『Against, Perfect Cherry Blossom』は、原曲『さくらさくら ~ Japanize Dream...』をアレンジした楽曲。

 原曲がスタッフロールだけあってか、なにかしらのアニメのエンディングのよう。イベント自体は何度も周回する必要があるのですが、1回遊ぶとスコアや成果を問わずなんとなく妙な達成感を覚えますね。

 サビの冒頭などで採用されている5連続8分音符から長く音が伸びる“タタタタタターン”というリズムが比較的低めのHardからある程度ノーツに反映されるので、リズムゲームが苦手でも気持ちよくプレイできそうです。

 また、“ボスアタックパート”では、原作でおなじみの蝶型の弾幕も。自分でダンマクカグラをプレイしている最中に目を向けるとほぼ間違いなくミスが出ますが、キャラクターごとの弾幕がきっちり再現されているので、今後もキャラクターごとの弾幕は色だけでなく形状も含めて再現されるのでしょう。

ランキング要素がないため周回は気楽に

 

 今回のイベントは、楽曲のプレイやおでかけで貯まるイベントptが一定に達すると、報酬が獲得できたりエピソードが解禁されたりするもの。

 さらに、イベント限定の各種ミッションを達成すると手に入る“イベントコイン”を消費して、ミタマカードや素材を獲得できます。

 ミッションは、デイリーミッションに近いもの。毎日更新されるミッションをクリアしつつ、イベントptを増やしていくと効率よく報酬を獲得できます。

 ミッションには“スコアランクSでダンマクカグラをクリア”、“『Against, Perfect Cherry Blossom』を難易度EXTRA以上でフルコンボ”など、いくつか育成や腕前に左右されるものがありますが、基本的にはおでかけをしつつ、『Against, Perfect Cherry Blossom』をプレイするとスムーズにイベントを進められます。

 1日のうち特定のタイミングでしか本作をプレイできないなら、おでかけの終了時間を自分のスケジュールに合わせるとよいでしょう。

 前回のイベント“風雲!紅魔城”では、累計イベントptや楽曲のスコアによるランキングとランキングによる報酬がありましたが、今回のイベントにはランキング要素はなし。

 『東方ダンマクカグラ』には、“風雲!紅魔城”のような形式の“チャレンジカグラ”、今回のイベントの“ミッションカグラ”、そして、リズムゲーム等で集めたコインでイベント専用のBOXガチャを回せる“フォーチュンカグラ”の3種類のイベントが用意されていることが事前に告知されています。

 すべてのイベントが均等に開催されるかはわかりませんが、ランキングよりも個人のプレイに応じて報酬が手に入るというのが本作のイベントの基本になりそうですね。

やっぱり水着の少女には惹かれます

 また、プールを舞台にしたイベントということもあってイベントに合わせて登場した夢見くじには、水着姿のキャラクターが描かれたミタマカードが登場。

 イベント報酬のミタマカードにも水着姿のキャラクターが描かれています。

 二次創作では、水着姿のキャラクターをそれなりに見かけますが、公認作品で見られる“準公式感”も相まって貴重な気がしてきます。

 個人的には、SR“[水際のエンジニア]河城にとり”がイベント報酬で手に入るのがうれしいところ。

 したたる水、アングル、ビジュアル的にいろいろと魅力に感じた点はありますが、あまり具体的に書きすぎると多分怒られるのでやめておきます。あぁ、エッ(以下、省略)。

 ちなみに、ある程度ガチャを引いてみたところSSR“[ぜったいにとけない!]チルノ”を初入手。

 「水着の幽々子様、欲しい」という気持ちがないと言えばウソになりますが、Ro属性かつチルノのミタマカードなので、イベントpt稼ぎに役立ってくれそうです。

事前登録報酬でボーナスが入るのがありがたい!


 
 イベントptについては、前回のイベントよりも稼ぎやすい印象。

 というのも、事前登録報酬やTVCM放送記念でプレゼントされたSSRミタマカードがRo(ロマン)属性のものばかりなんです。

 さらに、“風雲!紅魔城”のランキング報酬(1枚は全員入手可能)の“[Scarlet Devil]レミリア・スカーレット”、今回のイベントでイベントコインと交換できる“SR[ゴーストライフセーバー] 村紗水蜜”もRo属性。

 夢見くじの運に左右されず、ある程度のボーナスを得られる編成ができるので、Ro属性のミタマカードがまるで引けない、もしくは「〇〇登場まで石はため込む」という人でも、イベントptを稼ぎやすそうですね。

監視員が舟幽霊なのは適材適所なのかそれとも?

 イベントストーリーは、事前の告知から予想が付くとおり冥界と村紗水蜜にスポットが当たったもの。

 西行寺幽々子が冥界にプールを設営。監視員に村紗水蜜が選ばれて、というお話です。

 水場であるプールと村紗は相性のよい妖怪ですが、その理由は舟幽霊だからというもの。『東方星蓮船』の物語のあとも舟幽霊らしいことをしているという描写もあります。

 水難事故を引き起こす舟幽霊が、水難事故から人を守る監視員。村紗に本来の性質と反する役割を持たせたことで、物語がどちらに転ぶのかが読めずじっくり楽しめました。

 最終的に村紗は……さすがにまだまだイベント期間はあるので、事の顛末はここでは触れないでおきましょう。

 個人的な印象ですが、冥界という東方を今回のイベントは前回のよりも少しだけ東方に関する前提が必要かもしれません。
 
 本作から東方に触れる人は、“冥界は死者の世界だけど、主人公たちは結構気軽に出入りする”、“村紗は舟幽霊だけれども一応改心している”この辺りを押さえておくと、より物語がわかりやすくなるでしょう。

©上海アリス幻樂団 ©アンノウンX/AQUASTYLE・DeNA・xeen inspired by 東方Project

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら