発想力がクリアの鍵! モアベターな正解を追求できるリイカの新作らくがきパズルゲームをレビュー【電撃インディー#86】
- 文
- ヒムロ
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電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は8月26日から配信されている『SHAPE SUITABLE:らくがきパズル』のレビューをお届けします。
本作はリイカが初めてNintendo Switchで配信したタイトルです。モノを運んでくれるユニークな表情をした“シェイプス”という生物たちと一緒に、さまざまなパズルに挑戦していきます。
頭脳パズルですが遊び方はいたって簡単。プレイヤーがやることは、クリアを目指して線を引くだけ。自由に描いたもので“シェイプス”たちをゴールへと導きます。
なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
特性の違うシェイプスたちとパズルを解く
『SHAPE SUITABLE:らくがきパズル』はタイトル通りらくがきというか、お題に沿ったものを描いてパズルを解いていきます。何を描くかは自分次第。とにかくお題をクリアできればOK!
子どもが楽しめるのはもちろん、頭脳パズルなので大人も十分楽しめる内容です。
しかも“これ”という正解はありません。自分が思いついて描いたものでクリアできたら、それが正解です!
線を描いたらXボタンを押して“シェイプス”、ときにはボールを動かします。“シェイプス”たちはオートで動くので、プレイヤーは自分の描いたものがどのような結果になるかを見守ります。
クリアに失敗した場合は再び挑戦。失敗した際の動きを見て線をどう描くかを再考します。序盤は簡単なのですが、進むにつれて難しくなり、トライ&エラーを繰り返すことも……。
ゲームに登場するのは基本的にシェイプスとボール。例題では半円で上が平らなシェイプスにボールを運んでもらいます。上が平らということは、物を乗せるのに向いているということ。
ボールは上から降ってくるので、半円のシェイプスの上にそれを受け止めるための器を描いていきます。
描いたままの線が反映されるので、線がゆがんでいると器の役目を果たさないことも。さらに浅い器だと“シェイプス”が歩いている際に起きる慣性でボールがこぼれてしまうので、それなりの深さが必要です。
この微調整がコントローラーでは意外と難しい! ということで、しばらくは指で描いていきます。
VS3個のボール
続いてはボール3個を運ぶ問題に挑戦です!
器が小さいと3個乗り切らないだろうということで、シェイプスの上に大きな器を用意。
さらにシェイプスの動きによって起こる慣性対策で、1個のときよりも深めの器にしてみました。
ところがシェイプスが歩き出した瞬間、なぜか置いていかれる器。
ゴール(画面右の濃いピンク部分)へ1人で侵入していくシェイプス。どうして……!?
思ったよりも慣性がないのかと思い、今度は浅めの器を描いてみましたが、結果はご覧の通り。
改めて器を少し大きめに描き直したところ、なんとかクリアすることができました。描いた線のゆがみの影響なのでしょうか?
1回目とほぼ変わらないものだったにもかかわらず、2回目はクリアになるとは……。思っていた以上に判定がシビア!
ちなみに「クリアできない!」というときは、画面右上の“ヒント”で正解を見ることができます。
クリア時に表示される☆の数は?
クリアはスリーカウント後に判定が入ります。そこでさらに線の消費量を3つ星で評価。線の消費量が少なければ少ないほど☆の数が増えます。
線の消費は画面左上でわかるので、慣れてきたら☆の数を気にしながらゲームを進めていくとよりゲーム性が高まってオススメです。
また、ヒントで正解を見ることはできますが、それが3つ星の正解になるというわけではありません。つまりモアベターな正解があるということ。
例えば上の写真の問題のヒントはこの線でしたが……。
自分で思いついた線の方が☆の数は多くなりました。こんな風に自分の思いつきの方がヒントより評価がいいと、うれしくなりますね!
単純だからこそおもしろい『SHAPE SUITABLE:らくがきパズル』。思わず夢中になってプレイしていました。
気が向いたときにちょこっとだけ遊べるところも、オススメしたいポイントの1つです。味のある顔のシェイプスたちにも癒されること間違いなし!
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