彼は、もう死んでいる。無情なピトーの言葉に、絶望したゴンは…【ハンター×ハンター再放送】

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 日本テレビのアニメ枠“AnichU”にて、TVアニメ『HUNTER×HUNTER』が再放送されています。今回は、9月1日2:09より放送予定の第130話“マホウ×デ×ゼツボウ”のあらすじをお届けします。

 TVアニメ『HUNTER×HUNTER』は、冨樫義博先生の漫画を原作としたTVアニメ作品の第2作です(本作が2回目のTVアニメ化)。プロのハンターを目指す少年・ゴンと、個性的な仲間たちの冒険を楽しむことができます。

 今回放送される第130話“マホウ×デ×ゼツボウ”では、王の記憶喪失を機にコムギを消し去ろうとするプフの暗躍と、カイト治療のためにピトーを連れて隠れ家の古城にたどり着いたゴンの絶望が描かれます。

 爆心地から王宮に帰還した王は、記憶を取り戻すための手掛かりを探します。しかし分身を先行させていたプフは、密かに“軍儀”の盤やコマを回収処分していました。そして、記憶回復の決定的な引き金となるコムギを処分するため、卑劣な罠を仕掛けます。

 コムギを人質に取られた形で、ゴンに促されるままペイジンの隠れ家の古城までやってきたピトー。しかしここで、コムギの声(声帯)を再現したプフからの偽りの報告が届きました。

「…もスもス…? ピトー様…? コムギと申スます」「わだス無事ですんで安心ください」

「くくく これでピトーもかかった!! 魔法に…!! 呪縛から解放される、嘘という名の魔法!!」

 これを聞いたピトーの雰囲気が一変。コムギを護ることが最優先だった意識が、王の障害となり得る者=ゴンの抹殺に切り替わります。そして2人は、奥の部屋でじっと座ったまま動かないカイトの元までたどり着きました。

「さあ約束通りカイトを治せ」

「ゴン…キミはボクのお願いを聞いてくれた。だからせめてボクもキミに正直でいようと思う」

 カイトの治療を求めるゴンに対して、無情に告げるピトー。淡々と戦意を高めつつも、ゴンの問いに誠実に答えます。

「彼は、もう死んでいる」

 その瞬間、じっと動かなかったカイトが、力なく倒れ伏しました。

「ボクと闘った時、すでに死んだんだ」「彼の魂はもうここにはない。もう……元には戻せないんだ」「ゴメンね」

 これを聞いたゴンは崩れ落ち、その頬を涙が伝いました。

「オレが 殺した オレが カイトを」「オレが行かなければカイトは死ななかった」「誰か助けて」「カイトが死んだ」

 走馬灯のようにカイトとの想い出が湧き出し、ゴンの心を絶望が満たしていきます。それを静かにながめていたピトーは“玩具修理者(ドクタープライス)”を呼び出し、折れた左腕を治し始めて……!?

 ピトーならカイトを治せるかもしれないという、わずかな希望にすがっていたゴン。しかし、彼女自身の口から、それを完全に否定されてしまいます。絶望の闇に心を黒く塗りつぶされたゴンは……!? 次回、必見!

第130話“マホウ×デ×ゼツボウ”あらすじ

 宮殿へと降下する王メルエム、ユピー、プフの眼下には選別で集められた数万人もの人民の列。

 そしてその列にまぎれているナックル、傍らのメレオロン、宮殿裏のパーム、回廊の屋根の上のイカルゴらは、王達の帰還を知り険しい顔で見上げた。

 一方、王の記憶を呼び起こす鍵となるであろう軍儀の盤とコマを捜索していたプフの分身は、壊れ散らばる盤とコマを発見、隠蔽を図る。

 その頃ゴンは、ペイジンの隠れ家の古城でカイトを治すべく、ネフェルピトーを先に立たせ広い廊下を進んでいた……。

第130話“マホウ×デ×ゼツボウ”放送日時

9月1日(水)2:09~2:39

TVアニメ『HUNTER×HUNTER』

放送情報
日本テレビ(アニメ枠「AnichU」)にて毎週水曜午前1時59分(火曜深夜)より再放送中
(※放送時間は変更になる場合があります)

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※画像はTVアニメ『HUNTER×HUNTER』公式Twitterのものです。
©POT(冨樫義博)1998年-2011年 ©VAP・日本テレビ・集英社・マッドハウス

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