『プリンセス・ギャンビット』久我悠真先生にインタビュー。本作のタイトルに影響を与えたのは…?

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 電撃文庫で活躍する作家陣のメールインタビューをお届けする“Spot the 電撃文庫”。今回は、『プリンセス・ギャンビット ~スパイと奴隷王女の王国転覆遊戯~』を執筆した久我悠真先生のインタビューを掲載します。

  • ▲本作の表紙イラスト(イラスト:林けゐ先生)

 『滅び時だと彼女は告げた #異能犯罪捜査〈零局〉』の著者である久我悠真先生の新作は、王と奴隷との間に生まれた奴隷の才女“イヴ”と、彼女を利用しようとする敵国スパイの補佐官“カイ”が手を組み、王族たちと王座を奪い合うロイヤルゲームの行方を描いた作品です。

 メールインタビューでは、本作を執筆したキッカケや、お気に入りのシーンなどについて答えていただきました。

――この作品を書いたキッカケを教えてください。

 はじめはスパイ物のプロットを書いていく中で、試行錯誤しているうちに、“スパイ×奴隷王女×学園もの”という形で、辿り着きました。『HUNTER×HUNTER』の王位継承編や『賭ケグルイ』などの影響は強く受けています。

――作品の特徴やセールスポイントを教えてください。

 可愛いヒロインが頭脳戦で無双していくところです。

――作品を書くうえで悩んだところは?

 作中にまいた伏線を回収できるよう構成するのが大変でした。

――執筆にかかった期間はどれくらいですか?

 初稿からの計算でしたら、8カ月くらいです。

――執筆中のエピソードはありますか?

 ………………………………洗濯機を買い換えました。たった一年で。

――本作の主人公やヒロインについて、生まれた経緯や思うところをお聞かせください。

 主人公とヒロインが始めたことを、最後までやり遂げさせてあげたいです。

――特にお気に入りのシーンはどこですか?

 3章での、ヒロインと敵対する王女との対決シーンです。本編内で積み重ねてきたものを収斂できたかなと思います。

――今後の予定について簡単に教えてください。

 いまのところ、9月下旬に胃カメラ入れる予定しか入ってないです。2巻執筆の予定が入ってくれたら、嬉しいなぁ。

――小説を書く時に、特にこだわっているところは?

 物語の動きに捻りを加えて、読者を飽きさせないようにしたい──とは常に考えています。

――アイデアを出したり、集中力を高めたりするためにやっていることは?

 洋楽を聞きながら執筆しています。J-POPも好きな曲はたくさんあるのですが、日本語の歌だとどうしても引っ張られて、集中力が切れるので。英語力がなくて良かった、と思える唯一の時です。

――学生時代に影響を受けた人物・作品は?

 アニメだと『カウボーイビバップ』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、小説だと『ザ・スタンド』、『ライラの冒険』、『荊の城』。映画だと『ユージュアル・サスペクツ』、『ロード・オブ・ザ・リング3部作』などなどが、学生時代にとくに衝撃を受けた作品です。

――今現在注目している作家・作品は?

 最近は人生何度目かの【海ドラの時代】なので、『BULL / ブル 法廷を操る男』、『クリミナル・マインド』、『THE BLACKLIST/ブラックリスト』、『NCIS ネイビー犯罪捜査班』などが好きで観ています。あと拙作タイトルに影響を与えた『クイーンズ・ギャンビット』も。

――その他に今熱中しているものはありますか?

 大山さん版ドラえもん(「1979~2005年放送」)の全話(は無理でも98%くらい)をコンプリートしたいなぁ、と。CS放送をのんびり録画しています。

――最近熱中しているゲームはありますか?

 昔から『実況パワフルプロ野球』で、アレンジチーム作って、オートペナントを回すのが好きです。監督/オーナー目線で楽しむのが。

――それでは最後に、電撃オンライン読者へメッセージをお願いします。

 メールインタビュー、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!!!

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