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『イースSEVEN』12周年ストーリーまとめ:アルタゴの地で待ち受ける、終焉と創造をめぐる戦い【ファルコム40周年特集】

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 2021年3月9日に日本ファルコムは創立40周年を迎えました。これを記念して、電撃オンラインでは日本ファルコムに関する企画記事を展開していきます。

 そして、本日9月17日、2009年(平成21年)に発売された『イースSEVEN』が12周年を迎えたことを記念して、ストーリー振り返り記事をお届けします。

【イースSEVEN】
・発売日:2009年9月17日
・機種:PSP
・メディア:UMD
・ジャンル:A・RPG
・価格:¥6,090(5%税込)

『イースSEVEN』とは?

 2009年9月17日にPSPで発売された『イースSEVEN』。『イースVI〜ナピシュテムの匣〜』から6年ぶりの新作となった本作では、アフロカ大陸北西にあるアルタゴ公国での冒険が描かれます。

 PC-88版『イースI』のマニュアルに掲載されていた、プロローグノベルで触れられていた“アルタゴの五大竜”。それから約22年後、アドルのアルタゴでの冒険は、本作という形で世に出ることとなりました。

  • ▲シリーズ初となる、3人1組で戦うパーティバトル。敵との相性に応じてキャラクターを切り替えることで、効率よく冒険を進められる。キャラクタ ーはワンボタンで切り替え可能。

 こちらでは、『日本ファルコム30周年公式記念本 Falcom Chronicle』(発行:KADOKAWA)に掲載されていた、ストーリープレイバック部分を再掲載します。

 長い間、謎に包まれていたアルタゴの地での冒険。終焉と創造を管理する理に抗うこととなった、アドルたちの戦いを辿りましょう。

『イースSEVEN』システムチェック

フラッシュガード

 敵の攻撃に合わせて発動することで、どんな攻撃もノーダメージで防げる。ただし、失敗すると大ダメージを受ける。これをマスターすることが上級者への道。

スキル

 SPを消費して使用する、武器ごとに備わる特殊技。使うたびに熟練度が溜まり、規定値に達するとスキルのレベルが上がって強力になる。スキルを習得すると、装備を外したあとも使用できる。

『イースSEVEN』ストーリープレイバック

プロローグ

 カナン諸島の冒険で知り合った海賊ラドックの口利きで、商船に乗せてもらったアドルとドギ。2人は多数の遺跡が眠るアフロカ大陸の都市国家であるアルタゴ公国を目指す。

 だが、この国には高い機動力を誇るアルタゴの精鋭の竜騎士でさえ脅威に感じる、超大型の魔物が各地を徘徊しているとも噂されている。2人の行き先には何が待ち受けるのか……。

 物語は、アルタゴ最大の交易都市であるアルタゴ市へアドル達が到着したところから始まる。

  • ▲多くの伝説が残るアルタゴでの冒険の予感にアドルは眼を輝かせる。

01 公王カイマールとの対面

 アルタゴ市に着いたアドル達は、花売りのティアとマヤの姉妹と千竜長のラウドが起こす騒動に巻き込まれ、牢に入れられる。

 しかし、なぜかアルタゴ公国の公王の図らいで釈放された。千竜長のサイアスの導きで公王カイマールと面会すると、彼はラドックの友で、アドルとドギのことも聞いているという。

02 謎の力の解放

 異変が多発しているため市外での行動が禁じられていたが、公王は始まりの祠の調査の名目で、2人に活動許可を与える。始まりの祠では、最深部の石碑の前で何者かのお告げと謎の力を得る。

 そこへ亀のような巨獣のヴェルクレアが襲来。危機に陥るが、謎の力を解放したアドルによって撃退できた。

03 アルタゴに眠る竜

 力の解放の影響で倒れたアドルは、ティアの介抱で回復する。その後、公王に祠での出来事を報告したアドル達は、アルタゴに眠る竜の存在を知る。

 公王は、竜を祀った祭壇がシャヌアの里にあると語り、アドルに里長への紹介状をわたす。それを手に、里があるというアルタゴ南東の森林地帯へと向かう。

04 シャヌアの里の悪戯小僧

 森の中で里の少年に紹介状を取られるが、巨大イノシシのエスガリオンに襲われているのを助けると返してくれる。

 少年はエルクという名前で、里長の孫らしい。里に着いた2人は、ファティマ長老に祭壇があるシャヌアの大樹の探索許可を得る。外に出ると、エルクが案内すると探索に同行する。

05 シャヌアの大樹の探索

 原始の樹液で伸ばした根を通り、金剛石の靴でトゲを砕く。こうして到着したシャヌアの大樹の奥で、蟲の巨獣ゼーランフィスを倒して、祭壇で竜の声を聞いたのち村へ帰還。

 村では、ファティマからセグラムの里の祭壇の話を聞き、かつての里長である将軍ドライゼンに詳細を聞くといいとすすめられる。

06 セグラムの民の聖地

 アルタゴ市に戻る途中、魔物に襲われるティアを助けて町まで送り届ける。その後、竜騎士団の詰所でドライゼン将軍と会い、祭壇の場所は砂漠の先にある炎の神殿だと聞く。

 神殿はセグラムの民の聖地で、祭壇への立ち入りには今の里長の許可が必要らしく、将軍は里長に宛てた書状をしたためてくれる。

07 暗く狭い洞窟間道へ

 町の入口で、アイシャと名乗る高慢な娘に旅への同行を迫られ、拒否する間もなく連れ立つことになる。セグラムの里までは距離があり、まずはアルタゴ市の南西にある洞窟間道を抜ける必要がある。薄暗い洞窟内では、獣人ギルダロスが出現。これを倒して洞窟を抜けると、そこには砂漠が広がっていた。

08 イスカ熱に侵されたたクルシェ

 セグラムの里は、砂漠の真ん中にあった。里長の家では里長の妹のクルシェが出迎えてくれるが、突然の発作で倒れてしまう。彼女の病気はイスカ熱という不治の病らしい。

 身内に同じ病にかかっている者がいるというアイシャの適切な処置で、クルシェは事なきを得た。そこへ大柄な男がやってくる。

09 セグラムの里長ムスタファ

 男はセグラムの里長で、クルシェの兄のムスタファだった。ドライゼン将軍は彼の父だが、2人は折り合いが悪いらしく、将軍の書状を見せても遺跡探索を許してくれない。

 しかしクルシェの説得があり、自分の監視のもとでなら探索を許可すると妥協してくれた。アドル達はさっそく炎の神殿へと向かう。

10 炎の神殿の探索

 神殿にはマグマがあふれ返っている。氷霧の結晶を使ってマグマを渡り、行く手を阻む鉄柵をスイッチで下げながら先へ進む。鳥獣ストームブラムや、炎の神殿の守護者レヴァードガレムといった魔物を退けて、炎の神殿の祭壇に到着する。祭壇では、やはり竜のお告げが聞こえてきて、力を授けられる。

11 炎の印の力

 授かった力は、一瞬で別の場所に転移できる「空間転位」だった。セグラムの里に戻り、竜の力のことを説明すると、ムスタファはアルタゴの五氏族と各氏族が護る祭壇について説明。そして、アドルがまだ訪れていないカイロスの里の話を伝えた。アドルはムスタフ ァと別れ、カイロスの里へ向かう。

12 マヤのイスカ熱が発症

 カイロスの里への道が崖崩れで通れないため、いったんアルタゴ市へ帰還。王宮に侵入者が出たらしく、市内や街道に厳戒体制が敷かれていた。

 ティアとマヤのもとを訪ねると、マヤが突然倒れる。マヤはイスカ熱を患い、一刻も早く薬が必要な状態だった。薬の材料となる緋晶石は希少品らしい。

13 緋晶石を求めて

 ザンジバル商会が売る緋晶石は暴利な値段なため、手が出ない。旧市街のダレイオン老人から地下水道で入手できる可能性があると聞くと、ティアが先走って1人で行ってしまう。

 地下への入口で追いついたアドル達は、一緒に地下水道に向かう。奥で巨大な蟹ヴァリサルティを撃退して、緋晶石を入手する。

14 マヤを見舞うサイアス

 緋晶石を入手したティアは、ダレイオンのもとへ特効薬の調合に向かう。アドル達は、マヤの容体を見にティアの家へ行く。

 家では千竜長のサイアスがマヤを見ていた。サイアスは、自分の出身地が旧市街であり、ティアやマヤとは幼なじみだという。また、ティアとマヤに血のつながりがないことも語った。

15 アイシャの正体

 特効薬の調合が終わったティアが家に戻ってくる。アドル達は、マヤの容体が安定するのを確認して、サイアスとともに家を出る。

 サイアスは、アイシャがなぜアドル達とともにいるのかを聞いてくる。実は、アイシャはアルタゴ公国の皇女で、突然王宮からいなくなったので捜索隊が出されているという。

16 傭兵ガッシュとの再会

 アイシャは、もう少し秘密にしてほしいとサイアスを説得する。サイアスがそれに応じると、アドル達はカイロスの里へ出発した。

 道中、カナン諸島で知り合った傭兵のガッシ ュに再会し、アドルは一騎打ちを挑まれる。だが決着はつかず、ガッシュは去っていく。冒険に戻ったアドル達は、里へと向かう。

17 遠見の力を持つ盲目の巫女

 カイロスの里では、赤毛の青年の来訪を住民が知っており、里長が待っていると伝えてくる。里長のマイシェラに面会すると、目が見えないかわりに風の流れを読んで遠くの物事を知る能力があると知り、住民達の対応に合点がいく。そしてマイシェラがアドル達に同行。風の神殿へ向かうことになる。

18 風の神殿の謎

 緑風のマントで宙に浮かびながら、祭壇を目指す。神殿の内部には、巨大なパイプオルガンがあった。ここに鳴石の風管をセットして、機械で風を送り込むと、祭壇へつながる風の道が出現する仕掛けがある。これを解いて進んだ先で巨鳥のカヴァケロスを撃退すると、奥の祭壇で竜の力を得ることができる。

19 アルタゴの調和と崩壊

 カイロスの里に戻ると、マイシェラは竜のお告げから推測したアルタゴの異変について語る。200年前に起こった月の民の消失と海の民の信仰破棄。これによりアルタゴの調和が崩れ、現在になって異変という形で現れたのではないかという。そこまで語ると、最後の竜のお告げを聞くべきだとすすめてくる。

20 海の民エドナゆかりの遺跡島

 マイシェラは、海の民エドナの里長が公王だと語り、アドル達と別れる。一行はカイマール公王のもとへ向かう。

 公王はイスカ熱の影響で床にふせっていたが、面会に応じる。そして遺跡島に祭壇があると語り、船の手配をしてくれる。一行は、遺跡島で役立つという公王の指輪を預かり、島へと出発した。

21 ガッシュの同行

 遺跡島に上陸したアドルは、空間転位の力が使えないことに気づく。そこへ、カイロスへの道中に出会ったガッシュが声をかけてくる。

 彼は、竜に認められし戦士のことや、公王が海の民エドナの里長であることを知っていた。そして遺跡島にはアドルの助っ人に来たと言い、冒険に同行する。

22 捨て去られた海竜信仰

 遺跡島と海竜信仰との決別を表すかのように、海神の護符が置かれている。遺跡島は島の半分以上が水に沈んでいるので、水中で長時間行動できる海神の護符と、水量調整ができる水妖の像を用いて進んでいくことに。最深部でタコのような化物のアバリエルを倒すと、祭壇から竜のお告げと力を授かる。

23 カイマール公王の殺害容疑

 船まで戻ろうとするアドル達。遺跡の入口付近で複数の巨大な魔物に襲われるが、砲弾が撃ち込まれて魔物達は一掃される。

 それは竜騎士団の戦艦で、ドライゼン、サイアス、ラウド、シグルーンが出てくる。彼らはアドルに公王の殺害容疑がかかったとして、一行を逮捕。そして、アドルの処刑が決まる。

24 運命を覆すための戦い

 処刑方法は、闘技場にて巨大な獣イグゼストルーガーと一騎打ちすること。アドルには貧弱な剣と盾が与えられた。アドルは必死にあらがい、ついに敵を撃破する。倒せば処刑は免除との話だったが、竜騎士団はアドルを無理やり殺そうとする。そこへ、三妖精の暗躍で牢を脱出したドギとガッシュが現れる。

25 3人の逃亡劇

 3人は闘技場から脱出すると、ティアの導きで旧市街の秘密通路へ逃げ込み、アルタゴ市からの脱出に成功する。厳戒体制が敷かれるなか、ガッシュの案内でアルタゴ平原の高台を目指す。

 高台の中央にあるサークルに立つと地面に呪印が現れ、同時に景色が歪む。次の瞬間にはイスカの隠れ里に立っていた。

26 各地の里長達の協力

 1人の男が出迎えに現れる。それはガッシュの符術の師で、イスカの里長代理であるシャリアーズだった。彼は竜の戦士と滅びの風について語り、五大竜の霊場へ行ってほしいと伝えた。シャリアーズはエルク、ムスタファ、マイシェラを事前に呼び寄せており、いつでも霊場に出発できる準備が整っていた。

27 シグルーンの目的

 まずは地竜に会うため、シャヌアの大樹へ。途中で竜騎士団の百竜長のシグルーンが、弓を構えて脅してくる。公王を殺害したのが自分ではないこと、アルタゴの破滅を回避するために五大竜の霊場を回ることを話す。するとシグルーンは弓を下ろし、アイシャの命令で助っ人に来たと言って冒険に同行する。

28 地の霊場の巨大花

 祭壇でエルクが一族に伝わる言葉を唱えると、地の霊場へと導かれる。霊場の中心部には巨大な花のつぼみがあり、花を開かせれば霊場の奥へと進むことが可能。樹液の力を吸い取る植物を倒して、原始の樹液で成長を促進させていくと花が開いた。最深部まで進むと、地竜がアドル達のことを待っていた。

29 五大竜の神力を封じた秘石

 地竜ラダ=マンジュは滅びの風について聞かれても答えず、突然襲ってくる。敵は炎のブレスやイバラのツタなどで攻撃してきて、弱点の頭を攻撃されて弱ると、アドル達を執拗に追って突進してくる強敵だ。

 この戦いに勝つと、地竜は力の源たる地の秘石をわたし、地の民の末裔のエルクに加護を与える。

30 クルシェの危機

 セグラムの里を訪ねると、クルシェの病が急激に悪化しており、イスカ熱の特効薬も効かない状態だった。クルシェは焔竜の言葉が聞こえるといい、ムスタファに霊場に通じる呪文を託すと、気を失うかのように眠ってしまう。

 アドル達は、クルシェの安否を気遣いながらも炎の霊場を目指すことにする。

31 炎の霊場のマグマの巨人

 炎の霊場にはマグマがあふれ、トゲの生えた地面があちこちにあるが、氷霧の結晶と金剛石の靴を駆使して進んでいく。

 霊場の手前では、マグマが人の形をなした巨人が出現。これを振り切って霊場の奥へ進むと、焔竜アング=バールが出現。地竜と同様、アドルの言葉には耳を貸さず、激しい戦闘となる。

32 焔竜の加護を得るクルシェ

 アング=バールを倒すと炎の秘石を得る。里に戻るとクルシェの命が尽きようとしていたが、アドルは炎の秘石を彼女に与える。

 しばらくすると、クルシェは焔竜の加護によって回復した。秘石から離れると加護は失われるらしく、クルシェは戦装束をまとい、ムスタファのかわりに冒険に同行することに。

33 竜騎士の追跡網

 カイロスの里を訪ねると、アドルを追ってきた竜騎士達が里で狼藉を働いている。あっさりと倒したが、その際にアドル達の姿を見られてしまった。

 ガッシュは竜騎士達を監禁することを提案するが、マイシェラは記憶を操作する秘術を使い、竜騎士達の記憶を操作して、彼らを公国へ帰らせる。

34 嵐吹き荒れる風の霊場

 マイシェラの秘術で事なきを得たのち、風の霊場へ。風の霊場には、別の場所へ転移する渦や、風が吹き荒れる通路が存在するので、緑風のマントの着脱を行いながら奥へ進む。

 リフトのような役割を持つ巨鳥の像の上では、大型獣リオファルガを撃破する。こうしてアドル達は、風の霊場へとたどり着く。

35 風竜ム=アンティとの戦い

 風の霊場では、風竜ム=アンティが襲来。やはり、ほかの竜と同様に話を聞いてはくれない。

 コウモリのような外見のム=アンティは、アドル達を体内に取り込んだり、竜巻を発生させたりして攻撃してくる。倒すと風竜の力の源たる風の秘石が手に入り、風の民の末裔のマイシェラに加護が与えられる。

36 イスカ熱の蔓延

 イスカの隠れ里に戻ると、各地の偵察にあたっていた三妖精から、アルタゴ市に禍々しい霧が立ち込めていると報告を受ける。

 行ってみると、町にはイスカ熱患者が多数出ており、魔物が大量発生しているという壮絶な状況になっていた。それを見たアドル達は、手分けして住民の救助にあたることにする。

37 サイアスの暴挙

 王宮を訪れると、宰相のオルバスと竜騎士達が死に、シグルーンとドライゼンが重傷を負っている。凶行を犯したのは、千竜長のサイアスだった。

 アドル達は暴挙に走る彼を止めようと戦いを挑むが、凄まじい力の前にま ったく歯が立たず、膝をつくこととなる。そこへ、白い法衣をまとった者が出現する。

38 アイシャの決意

 法衣を脱いで立っていたのはティアだった。彼女は、月の民イスカの里長のティアルナと名乗ると、サイアスとともに転移してしまう。

 困惑するアドル達だが、残りの秘石探しを続けることに。そして、アイシャは各地の里長に公国の管理をまかせ、海の民の末裔として、冒険に同行する決意をするのだった。

39 海竜オ=ベイロン

 一行は遺跡島にある海の霊場へ。滑る氷の床は、鋼鉄の爪を付けて進む。入り組んだ内部を進んでたどり着いた最深部では、海竜オ=ベイロンが待っていた。

 海竜は、滅びの風が起こるのは必然であり、止める術はないという。困惑する一同をよそに海竜が襲いかか ってくる。これを倒して、海の秘石を入手する。

40 真実を知るために

 アルタゴ市に戻ると、三妖精からイスカの隠れ里の石碑が光っていると報告を受ける。石碑は月の霊場への入口で、ティアの家に置かれている髪飾りを掲げることで、内部に入ることができる。

 内部には月竜ゼ=カリオスの姿があり、秘石を手に入れれば真実を語ると言う。こうして月竜との戦いが始まる。

41 竜の戦士の目的

 月の力を取り込み、凶悪な姿で襲いかかるゼ=カリオス。月竜に勝利したアドル達は、アルタゴの大地の理と、終焉の巫女の目的を知る。竜の戦士とは、地上の代表者として滅びにあらがう者のことだが、過去一度も滅びを止められた者はいないということも。月の秘石を託されたアドルは霊場をあとにする。

42 人類の終わりと始まりの地

 アドルは、竜の戦士として最後まで滅びに立ち向かうことを決意して、仲間達はそれに賛同する。

 その直後に地震が起きて、イスカの隠れ里の近くに、アルタゴの生命が還る場所である魂の井戸が口を開ける。ティアとサイアスはここで待っている。そう確信したアドル達は、魂の井戸へと足を踏み入れる。

43 過去の戦士達の末路

 滅びの風が吹き荒れるなかを進んで内部に侵入したアドル達は、さまざまな仕掛けを解きながら奥を目指す。

 開けた場所に出ると、ドラグレスという2体の人型の魔物に道を阻まれる。彼らはかつての竜の戦士が、魂の井戸に取り込まれて変質した姿だった。勝利したアドルは、さらに奥へと進んでいく。

44 巫女の守護騎士サイアスの最期

 最下層の扉の前では、サイアスが終焉の巫女を支える騎士としてアドル達に剣を向ける。

 激戦の末、勝利を手にしたのはアドル達だった。サイアスは、滅びを促進させるために多くの血を流したことを詫びると、魂の井戸へと消えていった。それを見届けたアドル達は、奥で待つティアのもとへと向かう。

45 終焉の巫女との戦い

 ティアは、マヤがイスカ熱に苦しむ姿を見て、イスカの長の使命を全うする道を選んだ。彼女は、哀しみを帯びた瞳でアドル達と対峙する。アドルは、ティアを使命から解放することを誓って剣を取った。

 戦いに勝つと、ティアの背後に膨大なエネルギーが集まり、太古の理ルル=エンデが姿を現す。

46 太古の理ルル=エンデとの死闘

 ルル=エンデは世界の秩序そのもの。醜悪にして超大な姿は、アルタゴの歪みの大きさを表していた。3つのコアを持つルル=エンデを前に、アドル達は3組のパーティに分かれて戦う。

 2つのコアの撃破に成功し、最後はアドルとルル=エンデの一騎打ちに。死闘の果てに勝利をつかんだのはアドルだった。

ENDING

 理が消えたことで魂の井戸が崩壊していく。アドル達は償いのために残ろうとするティアを説得して、ともに地上に脱出。同時に魂の井戸は閉じて、滅びの風がやんだ。

 そこへ五大竜が現れて、人間に世界の行く末を託して消えていく。古い秩序に属する者は消える。それはティアにも言えることだった。

 消えかかるティアの前にマヤが姿を現す。マヤは声を出して叫び、別れを惜しむ。そんなマヤにティアは謝罪と感謝を述べ、光の粒となり消えた。

 その後、アドルは次の冒険に旅立つ。そして、アイシャとマヤは花を育て始めた。

 アドルが次に訪れたとき、ティアの好きな花をいっぱいにして迎えるために。

TOPICS

 超強敵も待ち受ける20種類のクエスト

 本作にはメインストーリーのほかに、20種類のクエストが用意されている。アイテムを届けるようなお使い系のほか、強力な巨獣を討伐するクエストもあり、クエストをクリアすると、ご褒美としてアイテムなどを入手できる。

  • ▲大地蟲ミリウルドゥの討伐。攻撃は単調だが、弱点の尻尾を的確に狙うのは困難。倒すとガッシュのEXTRAスキルが強化される。

 キャラクターの魅力を掘り下げるミニイベント

 ミニイベントは約50種類もあり、ドライゼンを見舞うムスタファや、公宮に行くのを嫌がるアイシャなど、キャラクターのことを深く知ることができるものばかり。発生期間が短い場合が多いので、見逃さないように注意しよう。

  • ▲帰還命令が出ても、アイシャの捜索を続けるシグルーン。シグルーンの生まじめさと、アイシャへの忠誠心の高さがうかがえる。

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