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鳥が郵便局で働くゲームってイミフ…→効率厨の血が騒ぐ良作!【電撃インディー#79】

Ak
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は2匹のキーウィ(鳥)を操作しながら郵便局で働くゲーム『KeyWe-キーウィ-』のレビュー記事を掲載します。

※レビューはNintendo Switch版をプレイしています。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

2匹のキーウィの連携が重要となるパズル要素

 本作は、郵便局で働く2匹のキーウィ(鳥)を操作しながら、配達や荷造りなどの仕事を達成していく協力型パズルゲーム。

 ちなみに、キーウィとは毛のような羽や長いくちばしが特徴的なニュージーランドに生息する鳥です。ニュージーランドの国鳥でもあります。

 おなじみの“キウイフルーツ”の語源になったことでも有名ですね。

 物語の舞台となるのは郵便局“テレポスト”。2羽のキーウィ、ジェフとデブラがこの郵便局で雇われるシーンから、ゲームがスタートします。

 物語性はそれほど強くなく、なぜ鳥が郵便局で働くのかなど、具体的な説明はとくにないため、フィーリングで物語を楽しむことをオススメします。

 郵便局では、2匹のキーウィを同時に操作しながら仕事をこなしていきます。

 1人でも2匹のキーウィを操作可能ですが、2人での協力プレイもできます。

 キーウィは、お尻やくちばしを使うことで、ベルやボタンを押したり、レバーを引いたりといったアクションができます。

 タイプライターで文字を印字したり、クレーンを動かして蓋を移動させたりしながら、郵便物を配送していきます。

 キーウィのアクションにはややクセがあり、思い通りに動かすには慣れが必要ですが、アクションはそれほど激しくはないので、アクションゲームに不慣れな人でも大丈夫!

 2匹でうまく分業して効率的に仕事を達成できるようになってくると、ゲームの楽しさが分かるようになってきますね。

効率を突き詰める過程が楽しい!

 仕事はステージ制となっており、制限時間内に一定数の仕事をこなすとステージクリアとなります。

 “手紙に宛名を張り付けて配達人に渡す”、“荷物に合わせて適切な荷札を貼る”など、仕事のバリエーションは非常に豊富。

 ステージごとにアクションが異なるので戸惑う場面もありますが、最初に遊ぶステージでは時間制限なしでていねいなチュートリアルを遊べるので安心です。

 時間制限はなかなかシビア。何も考えずにキーウィを動かしているとクリアが難しいバランスです。

 シングルモードの場合は、2匹の距離をはなしたうえで分業することを意識するとタイムを短縮しやすくなる印象。

 序盤はシンプルなステージが多いですが、ステージを進むごとに複雑なギミックが登場してきます。

 とはいえ、直感的にわかりやすいギミックが多いので、迷う機会はそう多くないと思います。

協力プレイやカスタマイズ要素も充実!

 本作では、オンラインを介したマルチプレイも可能です。

 本プレイではマルチプレイを体験できませんでしたが、本作には特定のプレイヤーとパスワードを共有してマルチプレイができるようです。

 1人プレイで効率的なプレイを突き詰めることも楽しいですが、Switchを持ち寄って、ワイワイプレイするとより楽しそうですね!

 また、キーウィの着せ替えができるやり込み要素も。ステージで獲得できるアイテムを消費することで、フェイスウェア、帽子、スキン、バックウェア、ヘアスタイルのパーツを購入できます。

 インコみたいなカラーにしたり、警察の帽子でコスプレができたり、アクセサリーの種類は豊富。多彩な組み合わせが楽しめるので、プレイのモチベーションになりますね。

 特定の条件で特殊なコレクションアイテムを入手できるやり込み要素も存在します。さらに、入手条件を購入することも可能です。

 郵便局で鳥が働くといったゲームデザインからは想像できないほど、王道のパズルゲームといった印象です。

 パズルゲーム好きはもちろん、手軽にワイワイできる協力ゲームがしたいという人にもオススメ! 内容もボリューム大です。なお、PS5/PS4/Switchのパッケージ版が9月16日に発売されます。

 予約特典として、さまざまなボーナスコンテンツを収録した“アーリーバードパック”が追加料金なしで利用できるとのことなので、パッケージ版の購入も考えてみてはいかがでしょうか。


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