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『ラピスリライツ』1stライブ初日公演をレポ。ARを使った演出でステージが魔法に包まれた!

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 9月4日、5日に開催された『ラピスリライツ・スターズ 1st Orchestra「LIGHT UP the MAGIC」』の1日目夜の部のライブレポートをお届けします。

 『ラピスリライツ』は、KLabとKADOKAWAによる、ゲームやアニメ、ライブなど、さまざまなメディアで展開しているメディアミックスプロジェクトです。

 本イベントは2日間3公演で開催されたライブステージイベント。総勢20名6ユニットの出演キャストが、公演ごとに異なる3つのコンセプトに合わせたセットリストや演出のステージを披露しました。

 イベントの演出では、AR(拡張現実)技術を駆使した演出で“魔法”が表現され、オンラインライブであることを活かしたイベントとなっています。

 このステージの模様は9月12日23:59までアーカイブ視聴ができるので、気になる方はイベント公式サイトの情報をチェックしてみよう!

魔法の時間は“LiGHTs”から始まる

 鐘の音とともに始まった『ラピスリライツ・スターズ 1st Orchestra「LIGHT UP the MAGIC』。

 最初に流れたのは、始まりを告げる楽曲の『SKY FULL of MAGIC』。画面には、AR演出で6色に輝く輝砂灯(魔法の照明)が浮かび上がっています。今回のライブは無観客の配信型ライブということで、オンラインだからこそ可能な、現実では味わえない不思議な世界へ我々を導いてくれました。

 最初にステージに立っていたのは安齋由香里さん(ティアラ役)だけでしたが、セリフとともに他のメンバーが続々と登場。メンバー全員による『私たちのSTARTRAIL』でオルケストラ(ライブ)がスタートしました。

 ユニットごとに異なる衣装は、可愛らしさ、クールさなど、それぞれの個性が際立つデザインで、全員が同じ場によりその違いが楽しめます。また、AR演出により客席が大量のペンライトが埋め尽くされているのも、今回のライブ演出ならではと言えるでしょう。

 最初の曲が終わると、一度ステージが暗転。明るくなったタイミングで、最初に歌うユニットの“LiGHTs”の姿が再び現れ、そのまま『700,000,000,000,000,000,000,000の空で』の歌唱へと移ります。

 歌い始めの際のARによる虹色の光が飛び散る様子は、まるで本当に『ラピスリライツ』の世界に入ったかのような魔法を彷彿とさせる演出。メンバーの動きに合わせて光が動く仕組みも、実際のライブではできない新鮮な演出でした。

 その後は、安齋由香里さん(ティアラ役)、久保田梨沙さん(ロゼッタ役)、向井莉生さん(ラヴィ役)、佐伯伊織さん(アシュレイ役)、山本瑞稀さん(リネット役)の5人によるMCの時間になり、自己紹介を順番に行いました。

 その後の5人のトークでは、ステージにメンバーが実際に立って歌うのは久しぶりの機会ということ、ようやく1st Orchestra開催となったこと、衣装を着るのも1年半近くぶりだったことなど、念願のイベントであることが語られました。各々が元気かつ自由にトークするなど、“LiGHTs”らしさを感じます。

 その後は、2曲目の『Your Lights』を披露。活力あふれる楽曲でステージの序盤の盛り上げ役を全うしました。

コンビネーション抜群の“Sadistic★Candy”

 続いてのステージは、三角旗が大量にあるお祭りのような雰囲気に。そこに現れたのは、雨宮夕夏さん(アンジェリカ役)、松田利冴さん(ルキフェル役)の2人ユニット“Sadistic★Candy”です。

 1曲目の『ポジティブ★パラダイス』は、ハイテンポな曲調がステージの雰囲気ともマッチしており、よりステージの勢いを盛り上げてくれます。2人のダンスコンビネーションもばっちり! その後は、また違ったハイテンポソングの『VIVIらぷ』も続けて披露して、ステージを2人の雰囲気で包み込んでいきました。

 2人のMCでは、衣装が今回のライブに合わせてより可愛くなったことに触れられました。スカートがさらにキャラクターに寄せた短い丈になりフリフリが強調されていたり、靴は見た目をそのままに踊りやすいような工夫がされたりと、細かい変化が加えられているとのことです。

 その後も“Sadistic★Candy”は2曲を披露して、合計4曲の歌唱という大盤振る舞い。3曲目の『ピンク色の曇天』では、ステージ全体がピンク色に染まり甘い雰囲気に包まれます。そして、4曲目の『Are Many Chance!!!』は飴玉がこぼれる落ちる演出、吹き出しによるセリフ演出などが今までよりもさらにパワーアップしていて、今回のオンラインライブならでは魅力が詰まっていました。

AR演出を最大限生かした“この花は乙女”

 3ユニット目は、本泉莉奈さん(ナデシコ役)、鈴木亜理沙(ツバキ役)、大野柚布子さん(カエデ役)の3人による“この花は乙女”。和風な雰囲気が特徴のこのユニットの登場により、ステージは提灯が並ぶ桜並木のような様子に変化しました。

 1曲目の『からくれ*ナイトフィーバー』の演出は、歌とARに加えて、扇子を使った妖艶さと可愛らしさが融合した独特なダンスも組み合わさり、このユニットが持つ魅力を存分に感じられるものでした。

 曲後のMCでも、今回のARライブのすごさについて3人が語りました。とくに“この花は乙女”の曲の迫力たっぷりの演出は、3人も初めて見たときに驚いたとのこと。扇子を使ったダンスもお気に入りだそうです。

 その後も凝った演出が続き『アステリズム』では、各キャラクターをイメージした花札調のイラストが登場。『いのち短し、繚乱乙女』では、3人に息の合ったダンスをARで盛り上げるような形が取られていました。


 今回のイベントが初披露となる曲もあり、大盛り上がりを見せた“この花は乙女”。クライマックスのような盛り上がりですが、まだまだステージは中盤です。

3人の魅力が溢れた“シュガーポケッツ”

 4ユニット目は、早瀬雪未さん(ラトゥーラ役)、広瀬世華さん(シャンペ役)、赤尾ひかるさん(メアリーベリーさん)の“シュガーポケッツ”。登場してから立て続けに、初披露の『わがままキャラメリゼ』と『#BFF』を披露して、ステージをキュート&ポップな空気で包み込みます。

 MCでは、各キャラクターを演じつつの挨拶もあり、ファンサービスも盛りだくさん。3人が違った個性を持つ“シュガーポケッツ”の雰囲気をMCトークからも感じられました。個性は違うはずなのに、どのユニットにも負けない一体感を感じられるのが“シュガーポケッツ”の不思議なところであり、魅力的なところでもあります。

 その後は、ユニットの中でも人気ソングの『シャノワール』を歌唱。1人がソロパートを歌い、その間に2人がダンスで表現する演出が印象的です。愛らしいダンスも相まって、ステージは優しさに包まれた空間になっていました。


ひと味違う雰囲気を生み出す“IV KLORE”

 5組目は、星乃葉月さん(エミリア役)、嶺内ともみさん(あるふぁ役)、篠原侑さん(サルサ役)、中山瑶子さん(ガーネット役)の4名からなる“IV KLORE”。まずは『Midnight Sapphire』で、シュガーポケッツの可愛らしい演出からステージをミステリアスな空気へと一変させます。

 AR演出では床から薔薇が生えてくるような見せ方もあり、ユニットが持つ魅力を倍増させていました。続けて、クールさの際立つ楽曲の『Butterfly』も披露します。

 MCトークでは、星乃葉月さんと嶺内ともみさんが演じるキャラクターの持ち味である毒舌挨拶を披露。他にも、キャラクターの魅力を押さえたファンには堪らないセリフが盛り沢山でした。

 続く3曲目には『極闇グロッソラリア』。4曲目には『禁忌の寓話』と、“IV KLORE”の世界観がこれでもかと表現された楽曲が続き、これまでのユニットとはひと味違う雰囲気を楽しめました。

ラストは“supernova” 、そしてクライマックスへ

 最後のユニットは、桜木夕さん(ユエ役)、奥紗瑛子さん(ミルフィーユ役)、伊藤はるかさん(フィオナ役)の3人の“supernova”。作中での実力派ユニットという肩書に恥じない堂々としたパフォーマンスで1、2曲目の『アオノショウドウ』と『Trinity』を披露しました。

 MCトークでは、桜木夕さんがユエをイメージしたロングヘアスタイルにしたり、奥紗瑛子さんがミルフィーユを意識したリボンを付けていたり、見た目にもキャラクターに近づくようにしたという話が聞けました。

 その後に披露された“supernovaの最後の曲は『RISE』。青い光が飛び交うAR演出、ブルーライト演出、3人のキレのあるダンスが組み合わさり、本ステージで最もクールさの際立つ楽曲です。

 各ユニットのパフォーマンスが一周すると、再び“LiGHTs”が登場。最初に登場したときとは一風変わって、作中に登場するフローラ女学院の制服をモチーフにした衣装にチェンジして、シリアスなバラード『A.R.I.A』を歌い上げます。天井には青空が広がる演出で、まるで屋外ライブにも感じられる空間が広がっていました。

 続く『プラネタリウム』でも、月や星が天井に現れて、楽曲とマッチした雰囲気を作り出します。ARの演出によりステージが広くなった印象で、その空間全体に5人の歌声が響き渡っているようです。

 曲が終了すると“LiGHTs”のセリフの掛け声に応じて、メンバー全員が制服衣装にチェンジしてステージに再集合。全員で『ラピスリライツ』に欠かせない楽曲『私の名は、光。』を歌いました。

 ファンからの応援メッセージがAR演出として表示される驚きの演出もあり、クライマックスに相応しい演出に、見ていてセンチメンタルな気分を感じずにはいられません。

 全員の気持ちが込められた最高の1曲の歌唱が終わり、ここで初日の夜公演が終了。2回目、3回目の公演は初日とはセトリや演出が異なるとのことで、ぜひ他の公演も楽しんでほしいとのことでした。

 最後には、メンバーから「ありがとうございました!」の言葉でステージが終了しました。

 続く2日目の最終公演では、ゲームの事前登録の開始、ユニット新曲プロジェクトや公式番組などの新情報が発表されました。詳細は別記事にてまとめてあります。

 目を奪われるようなAR演出が盛りだくさんだった『ラピスリライツ・スターズ 1st Orchestra「LIGHT UP the MAGIC』。オフラインイベントの開催が難しい昨今ですが、その状況を活かした“魔法”というテーマに沿った美しいステージを楽しませてくれました。

 ゲームリリース、新曲発表など、さらに盛り上がりを見せる『ラピスリライツ』。ぜひ今後も彼女たちが見せてくれる“魔法”から目が離せません!

©2017 KLabGames
©KADOKAWA CORPORATION 2017
©Shengqu Games

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ラピスリライツ ~この世界のアイドルは魔法が使える~

  • メーカー: KLab
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2021年12月14日
  • 価格: 基本無料/アプリ内課金

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