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『おすそわける メイド イン ワリオ』プレイレポート。瞬間的な判断が夢中になる新作プチゲームを多数収録

滑川けいと
公開日時

 任天堂が9月10日に発売するNintendo Switch用ソフト『おすそわける メイド イン ワリオ』。本作をプレイしたのでその内容を紹介します。

 本作は『マリオ』シリーズのキャラクターである“ワリオ”が主役のアクションゲーム。さまざまなプチゲームが遊べる『メイド イン ワリオ』シリーズの最新作です。

 本作でも個性豊かなプチゲームをたくさん遊ぶことが可能。今回は、そんな本作のポイントをご紹介していきます。


200種類以上あるプチゲームを楽しめる!

 ワリオが経営しているゲーム会社から物語が始まります。制作していたゲームが遂に完成し、喜んでいたワリオ。ですが完成したゲームを披露しようとした瞬間、なんとワリオを含む社員一同ゲームの中へと吸い込まれてしまったのです。

 ワリオは自身の制作したゲームをクリアしつつ、ちりぢりになった仲間たちを探しながら脱出を目指すことになります。



 社員全員で起動を見守っていたのですがゲームは起動せず。それどころかゲーム機の周囲にいたワリオたちが吸い込まれてしまいます。

 『メイド イン ワリオ』シリーズを未プレイの方にお伝えすると、本作はいわゆるプチゲーム集になります。ステージごとに“たおせ!”や“ぬけ!”などさまざまなお題が出るので、その達成に向けてキャラクターを操作して、クリアを目指します。

 特徴は、なんといっても1ステージごとの“軽快さ”。制限時間が短く、ものの数秒でクリアの判定が出ます。まさにプチゲーム。いずれもが、サクッとプレイできるようになっています。



 手配書を見て、同じ人物を当てるものや、キャラを操作して、剣をサヤから出すなどのゲームとなっています。

 複数配置されたアイテムをとるものでは、慎重なキャラクター操作が必要となります。


 ボス戦のような、少し難しいものもあります。

 いずれもシンプルなプチゲームではあるものの、“シンプル=簡単”というわけではありません。お題の確認からタイムアップまでの時間が短く、クリア条件の理解やステージの確認、どう行動すべきかの判断を瞬時に行う必要があります。

 気を抜いているとすぐにタイムアップになってしまうので、一瞬の集中力が大切。プチゲームのシンプルな内容とプレイヤーを落ち着かせない制限時間の短さが、ちょうどいいバランスになっているなと感じました。

 プチゲームは“テハジメ”や“ファンタジー”などのジャンルに分けられており、すべて足すと200種類以上に! その中でも筆者が特に興味をひかれたのは、任天堂の各タイトルをベースにしたプチゲームの詰まった“ニンテンドー”です。


 『スーパーマリオワールド』をモチーフにしたプチゲームや『スプラトゥーン2』がモチーフのものも存在。そのタイトルにちなんだ内容を楽しめます。

 プチゲームはストーリーでプレイすると、個別に遊べるようになります。解放されたプチゲームは友だちと遊んだりハイスコアを狙ったりできるように。ストーリーを楽しみつつ、たくさんのプチゲームを堪能しましょう!

ワリオだけではなく操作の異なるキャラを使いこなそう

 ストーリーでワリオは仲間たちを集めていくことになるのですが、合流した仲間は各ステージでも使用可能。ワリオはタックルができるのですが、キャラによって特定の方向のみに弾を撃てたり、つねにジャンプしていたりとアクションはそれぞれ異なります。そのため、同じ内容のプチゲームでも違った体験ができるわけです。

 ヤングクリケットはジャンプが得意なキャラです。

 エイティーンボルトは、移動ができないものの好きな方向にディスクを投げて物を取ったり攻撃したりすることが可能です。

 モナはブーメランを投げて、自由に動かせます。

 さらに本作では、仲間になったキャラを組み合わせてパーティを編成します。プチゲームをひとつクリアするごとに操作キャラが切り替わるのですが、これもゲーム性を高めているひとつのポイント。

 キャラが変わるということは、できるアクションも変化するということ。

 プチゲーム開始時には“操作キャラの可能なアクションでどう乗り越えるか”も、瞬時に判断しなくてはいけません。多彩なキャラが登場しますが、本作プレイ時はまず操作しやすいと感じたキャラクターを中心に編成して遊ぶといいでしょう。

 本作は、シリーズ初となる2人同時プレイで協力することが可能。それぞれ、使用キャラクターを選んでプレイできます。実際にふたりで遊んでみたのですが、ひとつのゲームが短いことも相まって、ゲーム内も現実もワチャワチャ感はかなり強めの印象です。ゲーム画面を見ているだけでも十分楽しめるので、友だちや家族で遊ぶゲームとしてオススメです!

 制限時間は短いものの、協力プレイ時は声かけがとても大切です。

 協力だけではなく、対戦モードも用意されています。内容によっては最大4人までプレイ可能です。

 『メイド イン ワリオ』シリーズ最新作となる本作。シンプルなゲーム性ではあるものの軽快さがさらにアップしており、一度始めると没頭してしまう中毒性があります。ひとりでも十分楽しめますし、複数人でのプレイもできるのでパーティゲームとしてピッタリです。友だちと一緒に遊べるゲームを探している人は、本作をチェックしてください。

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