未来のないあたしが過去を捨てたら、どうなると思う？（ルアーサ）【FFBE幻影戦争名言集】

　本作は、『ファイナルファンタジー』シリーズのタクティカルRPG最新作です。舞台は、ラピスの世界にあるアードラ大陸。古来よりクリスタルの伝説が語られるこの地で、覇権をめぐる幻影戦争の物語が始まります。

　今回は、“第2部　ゲイルハイランド戦役　第3章　回天　第3節　氷の王国の切り札　Battle6　ルアーサの過去2”より、自由を愛するダブルガンナー・ルアーサの名言をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

未来のないあたしが過去を捨てたら、どうなると思う？（ルアーサ）

　今回、取り上げるキャラクターはルアーサ。ヴィクトラとともに第1部の第6章から登場する人物。もともと各地を放浪していたヴィクトラが、王のクーリの頼みによって故郷のウェズエットに戻ってきたときにいっしょにやってきました。

　自由を愛しており、ひとつの国にとどまることはないルアーサ。ヴィクトラといっしょにいればなにかおもしろいことがあるのではないかと直感し、彼女に付いてきました。

　ヴィクトラの相棒として登場したルアーサですが、“世界を放浪している”“楽しいことを優先している”という情報以外は無かったので、謎に包まれていました。

　そんな彼女の秘密が明らかになるのが第2部の“ルアーサの過去”。ラネルとの戦闘でボロボロになったヴィクトラ。彼女はルアーサがキトンを逃したことをクーリがすでに知っていることを伝えます。

　しかし、ルアーサはその事実に動揺することなく「ますますおもしくなった」とこぼします。

　その姿を不思議に思ったヴィクトラは「あんた……なに企んでいるんだい？　そもそも……あんた何者なのさ。」とルアーサに興味を示します。

　ずっといっしょに旅をしているけど、ルアーサのことは何も知らないというヴィクトラ。てっきりルアーサの素性を知っているのかと思っていましたが、知らないままずっといっしょにいたことに驚きました。

　いつかヴィクトラとルアーサがどんな旅をしていたのか、イベントストーリーで描かれたらうれしいです！

　ヴィクトラがルアーサの素性を知らなかったことにも驚きましたが、彼女の口から明かされた過去にはさらに驚きました！

　なお、ここからは結構なネタバレになるので、まだ2章まで進めていない人は気をつけてくださいね。

　ルアーサは自分が教会の人間だったと言い、なんとサーダリーに造られたホムンクルスであることを明かします。

　その後、ウェズエット兵が部屋にやってきますが、刺客だと見抜いたヴィクトラはルアーサとともに撃退。話を続けます。

　サーダリーは亡くした恋人を復活させるために実験を繰り返しており、ルアーサは感情を備えたホムンクルスを造るための試作品であることが明かされます。ついにサーダリーの思惑や行動理念も見えてきましたね……！

　サーダリーがルアーサに《嘆き》という名前を付けましたが、感情の設定や操作が出来ず、兵士に格下げされたとのこと。もともとはサーダリーの親衛隊である《囁き》たちと同じような存在だったんですね。確かに髪の色とか同じだ！　ぜんぜん気付かなかった……。

　戦うのが嫌で逃げ出したものの、自分は戦うことしかできないことに気付いたというルアーサ。

　そんな彼女にヴィクトラは「そんな過去、捨てちまえばいいのさ。」と言います。

　ルアーサは「未来のないあたしが過去を捨てたら、どうなると思う？」「何もない……戦うことしかできないただの兵士に逆戻りだよ」と返します。

　その後にヴィクトラといるときは楽しいという本音を伝え、「あたしはただの兵士のままだけど、あんたの中では多分ひとりの人間でいられる」と答えます。

　ヴィクトラは、そんな彼女に過去がないなら作ればいい、未来なんて過去があれば勝手にやって来ると彼女流の言葉で励まし、いっしょに付いてくるように提案。

　ルアーサも「行くよ、あんたとなら、どこまでだって……」と微笑むのでした。

　ルアーサの過去が明らかになるだけでなく、かなりヴィクトラの株があがるイベントでしたが、このあとはさらに……！　絶対、ヴィクトラが好きになると思うのでぜひみなさんもこの続きをプレイして確認してみてください!!

カワチ：RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

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