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無料で遊べる海賊ブラウザゲーム『The 4 Pirates(フォーパイレーツ)』開発者インタビュー【電撃インディー#89】

紅葉つかさ
公開日時

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はふじたかしさんが制作したブラウザゲーム『The 4 Pirates(フォーパイレーツ)』の開発者インタビューをお届けします。

 本作は、プレイヤーが海賊となり、4つの海域の覇権を目指して戦うシミュレーションゲーム。本インタビューでは、『The 4 Pirates(フォーパイレーツ)』を開発したふじたかしさんにお答えいただきました。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

開発者インタビュー:ふじたかしさん

――『The 4 Pirates(フォーパイレーツ)』の注目点を教えてください。

 短いプレイ時間で気軽に海賊の雰囲気を味わえるところと、船からの砲撃や補給品によって戦いに変化が生まれるところです。

――開発で苦労していたところを教えてください。

 初めて作ったパーティバトルのプログラムです。想定していたより考慮すべき点が多く、自分の理想と技術力との差をどうするか苦労しました。

 当初は技のようなものを作る予定でしたが、最終的にアイテムのバリエーションを増やし、船からの補給という本作の個性としてまとまったのは良かったと思います。

――開発をするうえで、特に気を付けている点などを教えてください。

 絵を描くことが好きなので、2Dの絵づくりとゲームシステムの部分で、楽しんでもらえるような特徴を出せたらと考えています。

――ゲームタイトルにこめた想いを教えてください。

 作っているうちにキャラクターに愛着がわき、東西南北に紐づく4人の海賊に焦点を当てたタイトルになりました。ぜひお好みの主人公、宿敵を選んで遊んでみてください。

――今後、実現したい野望などありますでしょうか?

 個人的なことですが、勤めていた会社を辞め、今は貯金を切り崩しながら制作しているおそろしい状況ですので、まずは生き延びること、モチベーションを保つことになります。

 制作期間に余裕を持つことができたら、絵とテキストをベースとした中編のRPGを作りたいと考えています。

――ゲームの開発に携わることになったきっかけについて教えてください。

 学生の頃に小さなゲームを作ったことはあったのですが、大きかったのは富山県魚津市が主催する“つくるUOZU”というプロジェクトへの参加がきっかけで、Unityの存在を知ったことです。

 自分のやりたいことがこれまで以上に形にできるようになってきました。

――ここ数年でもっとも感銘を受けた、おすすめのインディーゲームについて教えてください。(インディーゲームでなくても構いません)

 『Machinarium(マシナリウム)』です。画面をクリックしてかわいらしいロボを操作し、謎解きしながら進めていくアドベンチャーゲームです。

 歯ごたえがありつつもどこかクスッと笑える謎解きのアイデア、無機物にも温かみを感じるグラフィックやコミカルなキャラクターの動き、シーンにマッチした音楽やSEなど、こだわり抜かれた魅力の塊のようなゲームです。

 プレイ中盤あたりで、すでに大好きな作品になっていました。

――最後にユーザーに一言お願いします。

 制作中のゲームをはじめ、今後も何かワクワクできるようなものを生み出し続けられたらと思っています。ご期待頂けると大変嬉しいです。

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