『スカーレットネクサス』は超脳力を駆使したスタイリッシュアクションが爽快【綾那のゲームに夢中】
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- 綾那
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さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”の連載第48回をお届けします。
皆さん、ゲームしてますか?
今回、書かせていただくゲームは2021年6月に発売された超脳力(ブレインパンク)アクションRPG『SCARLET NEXUS(スカーレットネクサス)』です。
全体的なデザインと超脳力バトルに惹かれて体験版をやってみたところ、めちゃくちゃおもしろかったので購入を決意した1本です。
まずは簡単なあらすじをば。
脳科学が極度に発展した世界“ニューヒムカ”。
数多くの人々が超感覚、脳力といったものを持って生まれ、その中でも突出して強力な超脳力を持った者の集団を“怪異討伐軍(通称:怪伐軍)”と呼びます。
人間を含む生物の脳を捕食する異形の生命体“怪異”を、唯一殲滅する事ができる力を持っているのがこの“怪伐軍”。
物語は、この“怪伐軍”と“怪異”の戦いを描いています。
人間の脳を捕食する怪異ってのがもうヤバイ。ゲーム内では視覚検閲されているのでグロ描写はありませんが、逆に見せないことで想像を掻き立てますよね。
個人的には映画の『ハンニバル』を思い出します。
主人公は男主人公のユイトか、女主人公のカサネから選ぶことができます。私は体験版でも複数回遊んだカサネを選んで、1周目をクリアしました。
どちらの主人公を選んでも物語の大筋に変わりはありませんが、どちらもプレイすることでストーリーをより詳しく知れます。
私的にストーリーの流れを考えるとユイト編からやった方がいいかなと思いますが、ここはもうお好みの主人公を選んでいただいた方がいいですね。
ユイト、カサネで異なる点はストーリーだけでなく、パーティーメンバーが変わること。私はこれが一番大事なことだと思っています。
仲間になるキャラは主人公の2人を除いて8人。この8人が皆異なる超脳力を持っているんですね。
“SAS(Struggle Arms System)”と呼ばれる脳と脳を仮想ケーブルで接続し、一時的に仲間の超脳力を借り受けることができるシステムを駆使して行うアクションが見どころなこのゲーム。
ユイトかカサネかで仲間になるメンバーが異なるので、使える脳力も変わっていくわけです。
最初のうちは1人のSASしか使えないですが、ブレインマップというものでスキルを習得していくと、最終的に4つまでSASを同時に使えることになります。
このSASを4つ使えるようになった時、アクション性がググググっとアップします。ここからが『スカーレットネクサス』の本領発揮といってもいいでしょう。
それまででも十分楽しいのですが、超脳力4つを駆使して戦い、ノーダメでスタイリッシュに敵を討伐した時の脳汁はヤバイです。語彙力も消え失せます!
仲間の脳力は発火、瞬間移動、硬質化、透視、放電、複製、透明化、超高速。
敵の怪異には“動きの速いもの”や“姿が見えないもの”などがいるので、そういう場合は「瞬間移動や超高速で間合いを一気に詰める」や「透視で可視化させる」といったことが必要になってきます。
とは言うものの、慣れると操作性自体は簡単なのでお手軽にスタイリッシュアクションができちゃうし、随時仲間がアドバイスくれるので悩むことはないと思います。
簡単のはずですが、なぜでしょうね……自分で脳力を選んで矢継ぎ早にボタンを押していき、仲間のカッコいいカットインを見ていると「自分めっちゃうまいじゃん! 超脳力使いこなせてるじゃん!!」と思えるんですよ。
これはもうプレイしていて気持ちよくならないないわけがない!
もちろんユイトとカサネも脳力を持っており、彼らは“念力”という脳力でさまざまなオブジェクトを操り戦うスタイル。
特殊オブジェクトが存在し、それを操ると敵に大ダメージを与える他、普段と違う演出があるのがいい! 特殊オブジェクトの中には敵を水浸しにするものがあり、それとシデンの放電を組み合わせることで、簡単に感電状態にできるのです。
『スカーレットネクサス』は“中二心をくすぐるゲーム”と巷で言われているのですが、特にくすぐられていると思ったのが“脳駆動(ドライヴ)”、“脳内空間(ブレインフィールド)”状態。
“脳駆動”は身体能力が上がった状態ですが、いきなり仮面のようなものとフードを被るんですよ。
「カ ッ コ イ イ」
“脳内空間”は、使用者の脳力がスーパー状態になる特殊空間のこと。その中は、フィーバータイムとなります。ただこの技は使用者に多大な負担がかかるので、タイムアウトまでに自分で脳力を止めないとゲームオーバーになってしまうという諸刃の剣。
「だ が そ こ が カ ッ コ イ イ」
アジトに行くと、仲間にプレゼントを渡すことができ、絆レベルを上げられます。
個々の仲間のことを深く知れるうえに、絆レベルが上がるとSASの時間が長くなったり、キャラクターが仲間の姿になって追撃する“アサルトビジョン”が出てくれたりするので上げない理由はない!
渡したプレゼントはアジトにちゃんと飾ってくれて、たまに弄ってくれるので、あげ甲斐があるんですよね。
好みのプレゼントで、意外な一面を見られるのもこのシステムのいいところ。
ちなみに私は強いていうならアラシが好きですかね。
カラスと呼ばれるマスコミには、まるでアイドルかのごとき顔を見せるも、その素顔は淡々としておりかなりのぐうたら好き。年代物のPCとかゲームとかが好きで、プレゼントしていくと彼女のスペースの周りだけ異様に汚くなっていくのも、味があっていいですね。
“ザ・機械オタク!”って感じなのが好きでした。
イベントシーンは一枚絵とフェイシャルアニメーションが多く、ところどころにムービーが入ってくる感じです。
最初こそ、「フェイシャルアニメーションがメインなのか!」と驚きはしたものの、これがまたテンポをよくしており、画面割で漫画やアニメを見ているような感じで没入感がありましたね。
『スカーレットネクサス』はアニメでの展開もあるので、そちらも合わせて見ていただくとより深く物語を楽しめると思います。
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