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『イース セルセタの樹海』9周年:失った記憶を取り戻すため、アドルは禁断の地へと挑む【ファルコム40周年特集】

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 2021年3月9日に日本ファルコムは創立40周年を迎えました。これを記念して、電撃オンラインでは日本ファルコムに関する企画記事を展開していきます。

 そして、本日9月27日、2012年(平成24年)に発売された『イース セルセタの樹海』が9周年を迎えました。

  • ※画像はPS4版『イース セルセタの樹海:改』のものです。

【イース セルセタの樹海】
・発売日:2012年9月27日
・機種:PS Vita/PS4
・ジャンル:A・RPG

『イース セルセタの樹海』とは?

 2012年9月27日、PS Vitaにて発売された『イース セルセタの樹海』。18歳となったアドルが、なぜか記憶を失った状態で、ロムン帝国辺境にあるキャスナンという街を歩いているところから始まります。


 己のことすら忘れてしまっていたアドルですが、自分を知っているというデュレンとの出会いを経て、記憶を取り戻すべく彼と共に“セルセタの樹海”の冒険へと挑むことになります。

 豊富な自然を有し、様々な地形が待ち受ける樹海を進む中で、アドルは落としてしまった自分の過去を見つけるだけでなく、“有翼人”に関わる文明や世界の真相の一端に触れていくことになります。



 のちの世で“稀代の冒険家”と呼ばれることになった彼は、なぜ“冒険家”となったのか? その理由は本作をプレイすると分かるようになっています。

※冒頭で、これについては諸説あるものの、実は……という形で語られており、『イースシリーズ』はアドルが残した冒険日誌をもとにしたゲームである、という設定を活かした描かれ方とも言えます。

 アドルが記憶喪失である、というややシリアスな始まり方ではありますが、冒険の最中にはコミカルなシーンもいくつかあります。


  • ▲デュレン曰く「迷言」。

  • ▲酔いどれピッカードも。

 樹海の探索中、アドルは記憶の欠片を集めて欠落したそれを取り戻していくこととなりますが、その中には彼の幼少期が描かれたものも。好奇心旺盛な少年だったことがうかがえるエピソードが多く、アドルのことを知るには欠かせないものばかりです。


  • ▲アドルの子どもの頃が描写されている作品は珍しいですね。

 また、本作では『イースSEVEN』で導入された3人パーティー制を引き続き採用。各キャラクターが持つ“斬”、“射”、“打”属性の使い分けが、謎に満ちた樹海探索のカギとなります。

 そして2019年には、PS4で『イース セルセタの樹海:改』が発売されています。同年9月発売の『イースIX -Monstrum NOX-』に先立って発売されており、“アドルの再構築の物語”である本作とあわせてプレイすることで見えてくるものもあります。

 電撃オンラインでは、2012年のPS Vita版発売後に近藤社長へインタビューを行っています。エンディングの描かれ方の理由など、本作やシリーズにまつわる興味深い話が色々と飛び出したインタビューなので、改めて読み返すと何か発見があるかもしれませんね。

※画像はPS4版『イース セルセタの樹海:改』のものです。
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