『FF8リマスタード』プレイインプレッション! 生まれ変わったキャラクターモデルに感動【電撃PS】

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 9月3日の配信(PCのみ9月4日発売)が発表されたスクウェア・エニックスのPS4、Nintendo Switch、Xbox One、PC(Steam)用RPG『FINAL FANTASY VIII Remastered(以下、FFVIIIリマスタード)』。配信前にPS4版をプレイすることができたので、序盤をプレイしてみてのファーストインプレッションをお届けします。

 まみむめも! セルフィを愛してやまないライターの松葉です。お気に入りパーティはスコール、ゼル、セルフィ!! 20周年を迎えてなお、未だにふとしたタイミングでプレイしたくなるのが『FFVIII』のスゴイところ。

 この中毒性の原因は奥深いシステム面と、緻密に練られた世界観が理由だと思っています。というわけで、今回『FFVIIIリマスタード』をプレイしてみての感触や、魅力の一端をお伝えできればと思います。

 PSで1999年に発売された『FFVIII』ですが、あらためて物語の展開を軽く振り返ってみると、傭兵育成学校バラムガーデンの特殊部隊SeeD所属の主人公スコールが、仲間たちとともに強大な敵国および“魔女”に立ち向かっていくというストーリー。

 傭兵を育成する学校ということで、『FF』シリーズにはめずらしい学園モノの側面を持ち、“愛”をテーマに、スコールと仲間たちの成長が描かれています。

 PS版の発売後、2009年にはPS3、PS Vita、PSP用にゲームアーカイブスとして登場。また、2014年にはPC向けに『ファイナルファンタジーVIII for PC』が発売しました。『FFVIIIリマスタード』の文字フォントなどは、このPC版がベースになっているようですね。

  • ▲キャラクターのモデルが一新され、より鮮明なモデリングになったことに注目。また、本作を手軽に楽しめるようになる各種機能についても紹介します。

キャラクターモデリング一新による新鮮なプレイ体験

 『FFVIIIリマスタード』でまず目に入ってくるのは、やはり生まれ変わったキャラクターモデルでしょう。保健室で目覚めたスコールとカドワキ先生の会話から始まる本作のストーリーは、オリジナル版で今までに何回も繰り返し見たものですが、プレイし始めるとすぐにキャラクターのグラフィックに釘付けに! スクリーンショットと合わせて、まずはキレイになったスコールたちの姿を確認していきましょう。

  • ▲制服に着替えたスコール。

 序盤のイベント、SeeD実地試験ではシド学園長、シュウ先輩、そしてサイファーなどの鮮明になったモデルを確認することができました。

  • ▲学園長の顔がくっきりと。
  • ▲この後ろ姿は……。
  • ▲根強い人気のあるシュウ先輩! その美人さがハッキリと確認できます。
  • ▲一時的に仲間になるサイファー。特殊技の始末剣で出せる“雑魚散らし”は強力。

 ヒロインのリノアが登場するSeeD就任パーティ。ここでは正装に身を包んだスコールたちが拝めます。

  • ▲有名なあのシーン! こんなイケメンが立っていたら、リノアが話しかけに行くのも当然ですね。

 プレイしている間、服装が変わるタイミング毎に自室でじっくりスコールを観察していた自分。スコールに限らず、キャラクターのモデルが一新されたことでかなり新鮮な気持ちで楽しむことができました。

 そしてイチオシのセルフィが、とんでもないかわいさになっているのも必見です。以下、スクリーンショットを紹介! どのキャラクターも顔立ちがハッキリとし、オリジナル版から受ける印象もずいぶん変わるのではないでしょうか。

  • ▲セルフィ。
  • ▲ゼル。
  • ▲キスティス。
  • ▲リノア。
  • ▲アーヴァイン。

 G.F.(召喚獣)の雄姿もチェック! こちらもかなり美しくなっています。

  • ▲G.F.イフリート。
  • ▲G.F.シヴァ。
  • ▲G.F.ケツァクウァトル。
  • ▲G.F.セイレーン。

手軽に遊べるアシスト機能が追加したバトルシーン

 キャラクターのグラフィックが向上したことで、バトルにおける迫力も増した印象に! もともとのモーションのカッコよさと、カットイン時のモデルのキレイさが合わさり、非常に映える演出になっています。スコールはなんといっても連続剣の見栄えがよく、どこから見てもスキのないカッコよさ。この爽快感は何年経っても色あせません!

 そして、冒険を快適にするアシスト機能についても要チェック! 『FFVIIIリマスタード』では“バトル強化”“エンカウントなし”“3倍速”の3つが搭載されています。L3、R3、L3+R3ボタンを押すことで、ゲーム中いつでも切り替えることが可能です。

  • ▲画面左下にONになっている機能が表示されます。一番上が“バトル強化”、真ん中が“エンカウントなし”、下が“3倍速”。

 “バトル強化”はHP、ATBが常に最大値になり、特殊技がいつでも発動できるようになります。特殊技が安全に使い放題になるので、より気軽に試すことができるようになり、実質的に“詰む”ことがなくなって、ゲームが苦手な場合でもストーリーを楽しめます。

 なお、バトル中に機能をONにした場合も、即座にHP、ATBが全快します。注意点としては、特殊技が“ピンチになればなるほど強化される”仕様上、“バトル強化”でHPが最大になってしまい、最大火力が出ないことでしょうか。

 “エンカウントなし”は、ONにしている間はバトルエンカウントがなくなります。もちろんイベントの強制バトルは発生します。『FFVIII』では、もともとG.F.(召喚獣)のアビリティの1つとして同様のものがありましたが、ボタン1つで序盤から使えるようになっています。

 “3倍速”機能は、一部のシーン以外のゲームプレイが3倍速で進行します。モンスターから魔法をドローするときなどにも便利。バトル中、スコールやゼル、アーヴァインなどの操作が必要になる特殊技中は“3倍速”にならないのでひと安心です。

いまなお色あせない魅力を確認!

 「『FFVIII』はつどつど遊び続けているタイトルだから、さすがに新鮮さはないだろう」とプレイ前は思っていました……が、ありました!! メインキャラクターたちがキレイになっていることは、事前に観たトレイラーからわかってはいましたが、シュウ先輩の美しさには驚き!! 名前のとおり中国系っぽいお顔だなとか、今まで考えたことのなかったところにまで、思いにふけってしまっていました。

 『FFVIII』の濃厚なストーリーと自由度の高いシステムは、まさに不朽の名作といったものなので、今プレイしても十分に楽しめます。“3倍速”機能などのおかげで、今の時代にあったプレイ感で、サクサクと進むようになっているのもうれしいところ。

 キャラクターが圧倒的にキレイになり、より手軽&快適に楽しめるようになった『FFVIIIリマスタード』。初めて触れる人はもちろん、オリジナル版の『FFVIII』をプレイしていた人にも、20年を経た今、ぜひプレイしてほしい作品になっているのかと思います。このボリュームで¥2500という価格もウレシイですよね。

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