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ディストピア世界で戦う少女がカワイイのでとにかく見て! 『溶鉄のマルフーシャ』をレビュー【電撃インディー#121】

カワチ
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回はhinyari9氏からPC(Steam)で配信中の簡単操作ハイテンポSTG『溶鉄のマルフーシャ』のレビューをお届けします。

 なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!

この世界観とグラフィックが好きな人とはいい酒が飲めそう

 2.5Dのドット絵で描かれたディストピア世界を舞台に、国境の門を守る衛兵の少女マルフーシャとなって、迫りくる敵から門を防衛するSTG。

 とにかく注目して欲しいのが、緻密なドット絵で表現されたディストピアの世界と、その世界で生きる少女たち! キャラクターごとの差分もたくさん用意されており、もう、これだけで購入する価値あり!! グラフィックにピンと来たら購入してほしいです。


 コレクションモードで少女たちや銃のグラフィックと設定を見ることができるのですが、これを見ているだけでもうっとりできます。



 なお、Steamには本作のアートブックも205円で販売中。ゲームといっしょに購入すれば、より幸せになれます。

 ストーリー自体はシチュエーションゆえに救いの少ない悲しいものですが、中盤までのキャラクターの会話や動きにはコミカルなものも多いので癒やされます。とくに上司となる監視官はポンコツでかわいい!


  • ▲パン屋で働いていたものの、徴兵を通告されたマルフーシャ。

テンポのいいバトルがクセになる!

 ゲームはシンプルで、門に向かって次々と近づいてくる敵を排除するだけでOK。操作は移動と銃のリロード、射撃アクションのみとなります。

 マウスだけで操作でき、ゲームオーバーになってもキャラクターや装備を強化してリトライできるので、アクションゲームが苦手な人でもエンディングまで到達可能になっています。

 ストーリー部分をクリアするだけならプレイ時間も1時間ぐらいなので、アニメは好きだけどゲームはあまり遊ばないというカジュアルユーザーでも楽しめる作品になっています。

 戦闘パートでは、敵が右から左に向かって進行。門にたどり着くと攻撃を開始してくるので、なるべくたどり着く前に倒す必要があります。敵に攻撃されて、門のHPゲージが0になるとゲームオーバーです。

 敵をすべて倒して任務が終了すると、給料が支払われ、新しい装備を購入できます。パラメーターを上げるパワーアップカードや武器を手に入れる重火器カードが3枚登場するので、その中から1枚購入することが可能です。

 なお、このカードの中には仲間キャラクターもいて、選択することで仲間になってくれます。

  • ▲仲間になったキャラクターは宿舎で様子を見ることができます。それぞれ個性的な行動をしているので、チェックするのが楽しいです。

 ステージクリアからリザルトの画面に一瞬に切り替わり、カードを選ぶとすぐに次のステージに進みます。

 なお、損害を抑えた場合は給料にボーナスが付きますが、逆に損害が発生した場合は修理費が給料から天引きされてしまいます。

 給料は生活費やローンが引かれたお金が振り込まれますが、ゲームを進めていくと住民税なども導入されて、さらに厳しい状況になっていきます。

 ゲームを進めるとマルフーシャは有能な兵士として認められて昇給するのですが、国民税や介護保険料などの支払いで支給額は減り、さらに苦しい戦いが強いられます。

 マルフーシャはそんな自分の状況に疑問を抱くようになるのですが……? そこから先のストーリーはぜひ、プレイして確認してみてほしいです。

 また、ストーリーモード以外に、好きなキャラクターを使ってどこまで生存できるかを目指すチャレンジモードも搭載されています。オンラインランキングも実装されているので、やり込みがいもあると思います。

 最初のほうにも書きましたが、世界観やキャラクターが気に入った人はぜひ触ってみて欲しい作品なので、ディストピアや“銃と少女”といったキーワードにピンと来る人はぜひチェックしてみてください!



カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


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