『SAO』リアル脱出ゲーム体験レポート。原作知識を生かして脱出なるか!?
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- Ak
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9月17日より開催中の『ソードアート・オンライン(以下、SAO)』のリアル体験型イベント“ソードアート・オンライン 浮遊城《アインクラッド》第72層からの脱出”のレポート記事をお届けします。
このイベントは、バンダイナムコエンターテインメントとSCRAPが開催する『SAO』の体験型謎解きイベントです。4人1組でチームを組んで、謎や暗号を解き明かして浮遊城《アインクラッド》の第72層を攻略し、ボスの撃破を目指します。
今回は、そんな体験型イベントを実際に遊んだ感想と、その見どころを紹介していきます!
なお、レポ―ト記事では謎解きやイベントストーリーに関するネタバレはありません。
■開催地および開催期間
【東京】
2021年9月17日~11月28日
【大阪】
2021年12月24日~2022年1月30日
【名古屋】
2022年2月18日~3月13日
イベントオリジナルストーリーはフルボイス!
謎解き開始前の会場の様子はこんな感じ。1~4人から参加可能で、会場内で4人1組のチームに分かれて指定されたテーブルに付きます。(グループチケットの購入で家族や友人のみでのプレイも可能)
自分の場合は電撃オンラインメンバー2人(Ak、てけおん)+会場で出会った2人のプレイヤーの方とチームを組むことに!
ちなみに、自分たち2人は謎解きゲーム初心者(自分は初体験)でしたが、チームを組んでいただいたお2人は熟練の謎解きプレイヤーでした。頼もしい!
ゲームでは、このようなテーブルの上に謎の書かれたファイルが配布されます。ひとつ謎を解くと、次の謎が提示されて……という流れ。
ファイルに答えや情報を書き込むためのえんぴつも4人分用意されているので、何も持ち込む必要はありません。プレイヤーは気軽にデスゲームに参加しましょう。
いざゲームが始まると、スクリーンに導入のストーリームービーが流れます。公式サイトにも書いてありますが、本作の舞台は原作では描かれなかった《アインクラッド》第72層。
この階層の攻略のためには、通常のプレイではさほど重要視されない《解析》スキルが攻略のかなめに! 攻略組と呼ばれるキリトやアスナたちが上げていなかった《解析》スキルに長けたプレイヤー……それが、脱出ゲームの参加者たちなのです。
プレイヤーたちは、キリトやアスナたちに協力する形で、フロアボスの弱点を探していくことになります。疑似的にキリトたちの仲間として《アインクラッド》攻略に参加できる点が、没入感があっていいですね。
なお、ストーリームービーの台詞はフルボイス! ストーリーも新規描き下ろしで、キリトやアスナたちがこちらに話しかけてくれるのが嬉しいですね。
謎解きはバリエーション豊富! 一部ブロックを使ったギミックも
説明が終わると、ゲーム開始前に配られた謎解き用のファイルをオープン。ここから脱出ゲームの始まりです!
具体的な謎解きの内容はネタバレ防止のため言えませんが、多くの場合複数の謎の書かれた紙が同時に配られ、手分けして謎を解いていくことになります。
ひとつの謎は、だいたい大きな謎といくつかの小さな謎で構成されています。大きな謎を解くためには、小さな謎を解き明かしていき、その答えを組み合わせていくタイプのものが多かったです。
全員でひとつずつ小さな謎を解いていくのではなく、4人で手分けして小さな謎を解いていき、その答えを組み合わせて大きな謎を解いていく……というのがおススメでした。そうしないと時間が足りないかもしれません。
謎が分からない場合でも、チームメンバーで相談するのはアリなので安心! 謎解きが苦手な人は、ヒントを入手するためのギミックを解くだけでも、チームに貢献できますよ。
なお、本ゲームのジャンルは“リアルアクションロールプレイング”となっており、一部には身体を使うギミックも。とはいえ汗をかくような激しいものではなく、反射神経が必要というわけでもありません。あくまでオマケていど。メインはテーブルでの謎解きです。
謎解きを進めると全員参加でボス戦へ!
とにかく怒涛の勢いで謎が提示されるので、かなり忙しい! リアル謎解きゲームに不慣れな人だと圧倒されるかもしれません。
謎解きはかなり難しいものもあるので、初心者の場合はあらかじめ用意されたヒントブックを活用するのもアリ。謎解きのヒントがていねいに書いてあるので、大幅な時間短縮になります。
ヒントブックを読むかどうかは難易度に大きく関わるため、チームメンバーとよく相談してから決めましょう。なお、ヒントブックを使ってもとくにペナルティなどはありません。
自分のチームの場合はチームメンバーの方が謎解きのベテランだったので、常にリードしてもらってスムーズに謎解きを進められました。そしてボス撃破のための最後の謎解きを終えると、いよいよ答え合わせ! 最後の謎を正確に解けたチームが、ゲーム達成となります。
結果、自分たちのチームは見事謎解きに成功! 参加した15チームのうち、正解したのは4チーム。これは、平均的な成功率だったようです。
なお、終盤にはクリアにまつわるかなり難易度の高い謎解きがあったのですが、それすらも完璧に解く姿は圧倒されました。自分もてけおんもまったく気付いていなかったので、我々の持つ原作知識だけではクリアできなかったことでしょう……。
リアル脱出ゲームを終えてみて……
めちゃくちゃ楽しかったです! 正直な話、プレイする前はここまで熱中するなんて思いもよらなかったです。とにかく謎解きのクオリティの高さが印象的でした。あらゆる要素を無駄なく使った伏線だらけの展開。なおかつしっかり『SAO』らしさを表現できていたのが素晴らしいですね。
ゲーム全体の制限時間は1時間程度。アドバイスできることとしては、時間には特に注意! 残り時間がアナウンスされると「えっ、もうこんな時間なの!?」と思わされました。上でも“手分けして解いていくことが大事!”と書きましたが、これはホントに大事なやり方だと思います。ただし、時間が少なくなっても決してあせらず冷静に。キリトのようにステイ・クールの精神はホント大事です。
それともう1つ、もしも謎を解いていく際に違和感を覚えることがあったら、それ、覚えておいたほうがいいです。すぐに役には立たなくても、それが伏線となっていて後の謎を解く大きな手掛かりになる……かもしれませんよ? 思わぬところにヒントは転がっているものなので、視野は広く持つべきです。
謎解きには『SAO』ファンならピンとくる要素も多かったですが、基本的には原作知識がなくても大丈夫です。なので、気心の知れた4人で挑戦したい! という場合は、『SAO』に興味がない人を誘ってみてもいいかもしれません。むしろこれをきっかけに『SAO』を布教するといいかも。
描き下ろしオリジナルグッズの販売もあるので、そちらもファンは要チェック! 個人的にはアスナの料理皿が気になりました。
『SAO』ファンは新鮮なシナリオ、それ以外の人でも歯応えある脱出ゲームが楽しめる本イベント。気になった人は、ぜひ参加してみてくださいね!
©2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
©SCRAP
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“ソードアート・オンライン 浮遊城《アインクラッド》第72層からの脱出”公式サイトはこちら