繊細な世界観と物語が描かれた『君は雪間に希う』をガルスタ編集部がプレイ

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  ハライチの岩井勇気さんがプロデューサーを務めたことで話題になった、オトメイトから7月29日に発売された和風伝奇恋愛アドベンチャー『君は雪間に希う』。架空の江戸時代を舞台に、人ならざるものとの切ない恋物語が繰り広げられます。

 今回は本作を紹介するとともに、実際にプレイをして感じたオススメポイントをお届けします。

美しくて繊細な世界と物語を作り出した豪華クリエイター陣

 まず岩井さんですが、本作の原作及びプロデューサーを務めています。

 岩井さんはサブカルコンテンツに詳しいことで知られていますが、じつは乙女ゲームもプレイしているほど熱心なゲーマーでもあります。オトメイト作品のプレイ経験も豊富だそう!

 そんな岩井さんがプロデュースした『君は雪間に希う』は、とにかくその世界観が印象的。雪をテーマに、江戸時代中期をモデルにした世界観と怪異を織り交ぜた不思議な物語が描かれています。

 もちろん登場人物たちもとても魅力的。特に悲しい生い立ちの主人公には同情するとともに、感情移入してしまいます。

 登場人物たちのキャラクターデザインは、オトメイトでもおなじみのイラストレーター・Team.ナガオカ氏。どのキャラクターも立ち絵だけでも彼らの性格が見えてくるほど表情豊かです。

ひとりぼっちの主人公が出会う男性たち

 本作の攻略対象は6人。彼らは時の将軍・徳川吉宗に“御庭番”として仕えています。史実でも吉宗は隠密として御庭番を設置していましたが、この作品では江戸の町に現れる異形の化け物“宵禍”に対抗する組織としても描かれております。

 共通第1章を通過後、3つの区画のどこに所属するか任意でルートを選ぶことによりそれぞれ違った物語を楽しむことができます。選べる区画は「武家町」「城下町」「娯楽街」となっていて、各区画に攻略キャラクターが2人ずつ振り分けられています。そのため、プレイの際はお目当てのキャラクターがいるグループを選ぶことが可能。

●主人公

・紗乃(すずの)※名前変更可能

 心優しく、前向きで明るい性格。“感情の糸”という普通の人には見えないものが見えることから、村人たちに恐れられ、村八分にされてしまいます。父を亡くして以来ずっと1人、山奥で暮らしていましたが江戸から吉宗の使いが現れ、生活が一変。村では忌避されていた力を求められ、御庭番の一員に。

●武家町

・篁 智成(たかむらともなり)
声:小林裕介

 江戸から主人公を迎えに来た青年。穏やかで優しげですが、戦いに慣れています。他人とは距離を取り、基本的にそっけなく何を考えているのかわからない不思議な一面もありますが、なぜか主人公には優しく接してくれます。御庭番には1年ほど前に入隊したばかりで、それ以前の記憶を失っているよう。

・東条國孝(とうじょうくにたか)
声:前野智昭

 智成と一緒に主人公を迎えに来た青年。長身で体格がいい。初対面の主人公にも気さくに接して面倒を見てくれるほか、何かと気遣ってくれる気のいいお兄さんのようでもあります。ただし同じ武家町担当の智成をはじめ、御庭番の仲間たちからは不憫な扱いを受けがちで、飼っている雀にすら邪険にされているようで苦労が絶えない。

●城下町

・与市(よいち)
声:山下誠一郎

 面倒くさがりの気分屋で、気だるげな喋り方をする。主人公と初めて会ったときも、自分から名前を尋ねたにもかかわらず話を打ち切るなど、勝手気ままな態度。言葉を飾らないので誤解されやすいですが、動物からはかなり好かれるようです。城下町にある酒屋で働いていて、そこで情報収集を行っています。

・久賀源十郎(くがげんじゅうろう)
声:佐藤拓也

 冷静沈着で真面目な努力家。表向きは江戸の町を巡回して警護する番方として働く一方、御庭番として城下町を担当。同じく城下町担当の与市とは一見真逆の性格ですが、うまく付き合っていて意外と息の合ったコンビ。番方としてさまざまな事態を解決しているためか、住民から信頼されています。主人公の持つ力に興味を持っているよう。

●娯楽街

・錦次(きんじ)
声:浪川大輔


 情報収集をしながら、娯楽街にある芝居小屋で歌舞伎役者として活躍している美しい青年。人をからかうようなことを言って楽しんでいて、主人公も何度か翻弄されてしまいます。御庭番のなかでは最年長で、同じ娯楽街を担当する桜太郎にそのことをいじられることも……。見た目に反して力が強く、たまに物を壊してしまうことがあるよう。

・桜太郎(おうたろう)
声:斉藤壮馬

 人懐っこい青年。明るくて社交的でお調子者。普段は娯楽街で呼び込みなどの仕事をしています。御庭番としては情報収集をこなしています。器用で身のこなしが軽く、主人公がスリに遭った際には、犯人から財布を取り返してくれました。ノリが軽いので年上の仲間たちにたしなめられがち。

人と人ならざる者のあいだに生まれる感情は――

 また、この世界には人間以外の種族が存在しています。“形人(かたちびと)”と呼ばれる道具に魂が宿り形を成した種族と、陰陽師によって作り出された“奇虚(きこ)”と呼ばれる種族がいます。どちらも人と同じ姿をしていて、一見すると見わけがつきません。

 攻略対象の6人のキャラクターは、全員“奇虚”です。

 “奇虚”は“宵禍”に対抗するために作られた特別な存在です。笑ったり怒ったりすることもありますが、彼らは感情を作り出す“心”を持たずに生まれました。

 主人公は人の感情が糸となって見える特別な力を持っていますが、“奇虚”は心がないので糸も見えません。もちろん“奇虚”であっても、彼らは主人公を気にかけてくれるのですが……。

 物語を進めて行くと、彼らと思いがけず接近したり、手を繋がれたり……。ドキドキする主人公の姿が見られます。

 その一方で手を繋いできた方は、なぜ主人公がドキドキしているのかわからなくて不思議に思うことも。

 両者の噛み合わない感じは微笑ましいのですが、同時に“奇虚”との恋愛は難しいのではないかという気持ちに……。

 いったいどうやって2人が結ばれるかは、ぜひプレイして確かめてみてください。切ない物語に胸を打たれるはず。


 YouTubeの電撃ガルスタch“KENNと××の! Nintendo Switch体験隊!”では、KENNさんと篁智成役の小林裕介さんが『君雪』を紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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