「コムギ…?」その一言、その名前が、王の記憶と心のすべてを呼び覚ます【ハンター×ハンター再放送】
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日本テレビのアニメ枠“AnichU”にて、TVアニメ『HUNTER×HUNTER』が再放送されています。今回は、9月29日1:59より放送予定の第134話“ヒトコト×ハ×ソノヒト”のあらすじをお届けします。
TVアニメ『HUNTER×HUNTER』は、冨樫義博先生の漫画を原作としたTVアニメ作品の第2作です(本作が2回目のTVアニメ化)。プロのハンターを目指す少年・ゴンと、個性的な仲間たちの冒険を楽しむことができます。
今回放送される第134話“ヒトコト×ハ×ソノヒト”では、追い詰められたウェルフィンの放ったひと言=名前が、王の劇的な影響をもたらす様子が描かれます。
「数時間の内に王は死ぬ」
パームがそう告げた理由は、ネテロが炸裂させて王が食らった“薔薇”が持つ毒性にありました。その毒が王を介して王直属護衛軍を蝕み、王もまた死に至らしめるというのです。
しかし王の威はいささかも衰えず、恐ろしく精度を上げた“円”を放つことで、宮殿全体の状況を把握。新たに反応したウェルフィンの目前に一瞬で出現します。
王と一緒にいただけで“毒が移った”ユピーが死に、プフも血を吐いているのですから、爆発の直撃を受けた王にはもっと激しい影響が出ているはず。しかし、それを微塵も感じさせないあたりが、王の王たる所以なのでしょうか?
「ユピーを仕留めたのは貴様か?」
「と…どんでもございません!!」
王の質問に、必死で釈明するウェルフィン。しかし進化した王の“円”により感情=激しい敵意を読み取られており、追ってきたプフの進言もあって、喰い殺される絶体絶命の窮地に陥ります。
(始めの一言が勝負だ!! 生死を分かつ一世一代の一言!! 間違えたらその瞬間全部終わるかもしれねェ…!!)(助かるための…一言!!!)(オレは…オレは喰われて死ぬ)(死ぬ! 生きたい)(一言)(最初の)(最後の)
「コムギ…?」
その一言、その名前を聞いた瞬間、王は記憶をすべて取り戻し、プフは崩れ落ちて涙を流します。
まさかウェルフィンがクリティカルな一言を発し、自らの企みが潰えるとは……プフも完全に予想外だったのではないでしょうか?
(……これほどとは………!!)(これほどまでに、彼女を……)(畏れた以上に、彼女を…)(敵うはずなどない…)
まるで失恋したかのようなプフの反応……もともと王直属護衛軍は、三者三様ながら絶対的な忠誠心を王に対して抱いていましたが、特にプフのそれは異常なレベル。コムギを警戒するのも、王のためである以上に、王の心を過分に占める彼女への嫉妬が含まれている感じでした。
王の記憶が戻ったことを知り、それ以上に王の思いの深さを知ったプフは、もはや何も企まず、王の言葉に全面的に従います。そして“円”により宮殿全体を把握した王は、コムギのもとへ……彼女を連れて逃げたハンターのもとへ向かいます。
記憶を取り戻したことで、これまでとは一変して穏やかな雰囲気に変わった王=メルエム。その穏やかさは、まるで何か達観してしまったかのようで……!? はたしてこの先、どんな結末に向かっていくのか? 続きに期待しましょう!
第134話“ヒトコト×ハ×ソノヒト”あらすじ
ミニチュアローズにより瀕死の状態に陥りながらも復活した王・メルエムだが、コムギについての記憶を失い思い出せぬ事に苛立つ一方、シャウアプフが何かを隠している事には気づいていた。
王はより高い次元の能力へ昇華させた“円”を全身から放ち宮殿の隅々までを把握、そして新たにその“円”に反応したウェルフィンの目前に瞬時に降り立ち、問う。
「ユピーを仕留めたのは貴様か?」
王メルエムの鋭い目はウェルフィンを戦慄させる。
第134話“ヒトコト×ハ×ソノヒト”放送日時
9月29日(水)1:59~2:29
TVアニメ『HUNTER×HUNTER』
放送情報
日本テレビ(アニメ枠「AnichU」)にて毎週水曜午前1時59分(火曜深夜)より再放送中
(※放送時間は変更になる場合があります)
※画像はTVアニメ『HUNTER×HUNTER』公式Twitterのものです。
©POT(冨樫義博)1998年-2011年 ©VAP・日本テレビ・集英社・マッドハウス
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