新型Switchで遊びたい良作10選1:SF系のループ物×人狼ゲームの傑作『グノーシア』【電撃インディー#98】

まさん
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 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は10月8日に発売となるNintendo Switch(有機ELモデル)を購入する人に向けた、ニンテンドーeショップで購入できるオススメのインディーゲームをピックアップしていきます。

 家庭のTVに繋いで大画面で遊ぶ。携帯ゲーム機として外に持ち運ぶ。自分のスタイルでゲームを遊べるNintendo Switch。大手のゲームはもちろん、インディーゲームも多種多様なライフスタイルに合わせた名作が数多くリリースされています。

 10月8日に有機ELモデルが発売されることもあり、これからニンテンドーeショップでインディーゲームを買おうと考えている人も多いはず。しかし、今のニンテンドーeショップは発売されているゲームの数が膨大で探すのも大変。うれしい悲鳴を上げつつも、何を買うべきか悩んでしまうかもしれません。

 そんな新規ユーザーのために、電撃インディ―の担当ライターとして万人に推せる名作をピックアップ! 1選目は、じっくり1人で遊べるアドベンチャーゲーム『グノーシア』を紹介。なお、初めの5選はアドベンチャーを中心に紹介していきます。

 また、電撃インディーでも過去にいくつか紹介しているので、記事を参考にして自分に合ったゲームを探してみてください!

1人プレイで遊べる革命的なSF人狼ゲーム『グノーシア』

 Switchを購入したら、確実に遊んでおきたい傑作が『グノーシア』。本作は、アパート経営とタワーディフェンスを組み合わせたインディーゲーム『メゾン・ド・魔王』で話題を呼び、今もなお注目を浴び続けている日本の独立系ゲーム開発集団・プチデポットが制作したSFアドベンチャーです。

 内容は、SF系のループ物×人狼ゲーム。プレイヤーは、自分を含めた15人の乗員たちと議論を繰り返しながら、人類の敵である“グノーシア”を見つけて勝利(または敗北)を繰り返して物語を進めていきます。

 実際の『人狼ゲーム』は複数のプレイヤーで遊ぶことを前提にしていますが、本作はなんと完全1人用! “疑う”や“かばう”といったコマンドを駆使して議論の方向を誘導し、疑わしい人物に票が集まるように投票して勝利を目指しましょう。

 もちろん、自分に投票されて負けることも多々あります。『人狼ゲーム』と聞くと難しい印象を抱く人もいそうですが、本作には成長要素があり、パラメータを上げることで疑われにくくなったり、仲良くなった乗員からもらった強力なコマンド(発言)で議論を誘導できたりと、遊べば遊ぶほど攻略しやすくなるので安心です。

 しかも、ただの人狼シミュレーターではありません。勝つことは目的じゃない。

 本作の大きな目的は、繰り返す時間のループから抜け出すことです。グノーシアを見つけ出すことも重要ですが、議論に勝っても負けても時間はループ。配役が変わり、再び1日目から議論が発生します。

 議論の部分は、RPGにおけるバトルのようなもの。議論という名のバトルを繰り返し、大きな謎に迫っていくのです。

 もちろん、議論のシステム自体も繰り返し遊べる奥深さ。大枠としては謎を解いてエンディングを目指すループ物のアドベンチャーですが、配役をランダムで設定して好きなだけ遊べます。遊ぶたびに配役も結果も変わる人狼ゲームを繰り返し、少しずつキャラクターを知っていくことで大きな謎が解けていく……。その過程も結末も独得の楽しさがあり、ループ物のSFアドベンチャーとして秀逸です。

 システムと密接に絡み合うストーリー。初見の印象からどんどん変わって愛着が湧いていくキャラクターたち。ガッツリ遊べて、クリアすると誰かにオススメしたくなってしまう。そんな作品です。すでに多くの人が遊び、口コミで広がり続けているので今さら私が推す必要がないほど有名かもしれませんが、Switchを購入したら一番に買っていいくらいの名作ですよ!

『グノーシア』
ジャンル
アドベンチャー
メーカー
プチデポット
価格
DL版:2,750円(税込)
パッケージ版:4,800円+税


©2020 Petit Depotto.

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