『WCCF FOOTISTA』2021バージョンで稼働終了を発表。シリーズ開始から約20年、ACゲームの雄が歴史に幕
- 文
- レトロ
- 公開日時
セガのアーケードゲーム『WCCF FOOTISTA』が、現在稼働している2021バージョンをもって稼働を終了することを公式ツイッターで発表しました。
【プレイヤーの皆様に重要なお知らせ】
— FOOTISTA公式 @8/19 (木) 2021第6弾開幕! (@wccf_sega) September 29, 2021
この度『WCCF FOOTISTA』は、稼働中の2021ver.にて稼働を終了させていただくことになりました。
皆様に本情報をお伝えする結果となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。
詳細は下記をご確認いただけますと幸いです。https://t.co/9Ybz67mDHl#footista
『WCCF FOOTISTA』は『WORLD CLUB Champion Football(WCCF)』シリーズを継ぐかたちで登場したタイトルで、2019年3月に稼働を開始しました。しかし、新型コロナウィルス感染症を含めたさまざまな要因が重なり、稼働終了という結果になってしまったとのこと。このニュースにはさまざまな反響があり、稼働終了を伝えるツイートには多くのコメントが集まりました。
元となるタイトルである『WCCF』は、2002年の日韓W杯のあとにゲームセンターに登場しました。サッカー熱の高さはもちろん、リアルなトレーディングカードを使って遊べる斬新さなどがゲームファン&サッカーファンに受け、異例の大ヒットを記録。ゲームセンターでは順番待ちが発生し、気軽に遊ぶのが困難なほど人気を博しました。
その後も順調にシリーズがリリースされていき、2008年には筐体を一新した『WCCF 06-07』が登場。チームスタイルなどの新要素が追加され、盛り上がりはさらに加速していきます。オンライン対戦ができるようになったり、カードで日本代表選手が登場するなど、シリーズファンの期待に応えるアップデートが続きました。
また、全国大会なども定期的に開催され、その熱や雰囲気はほかのタイトルの大会とはひと味異なるものだったと、個人的には感じていました。きっと、ゲームファンだけではなく、サッカーファンも楽しんでいたゲームだからこその、独特な雰囲気があったんだと思います。
今は休刊となってしまいましたが、“電撃ARCADEゲーム”というアーケードゲーム専門誌では、この『WCCF』の特集を毎号掲載。シリーズファンのみなさんと一緒にゲームを楽しんでいた記憶は今でもしっかり覚えています。読者の方に誘われて大会の取材、参加したことも一度や二度ではありません。
そんな、思い出深いシリーズが終了してしまうというのは、やはり一抹のさみしさがあります。とはいえ、シリーズが20年近く継続していたこと自体、スゴイことだと僕は思います。ちなみに、まだ稼働終了までは半年ほどの時間が残されています。『WCCF』シリーズから離れてしまったプレイヤーの方もいるかと思いますが、あらためてゲームセンターに足を運んで、最新作をプレイしてみるのもよいかもしれません。きっと、当時の楽しかった記憶や思い出が鮮明によみがえるはずですよ!
©SEGA
©Panini S.p.A. All Rights Reserved.
The game is made by Sega in association with Panini.
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります